名古屋市の夫婦問題相談室リボーン カウンセラーの今枝朱美です。
私は親子交流(面会交流)支援活動もしているので、先週末は立命館大学二宮周平先生の第8回面会交流支援団体フォーラムに参加しました。
第1部 面会交流の当事者である子どもへの理解~心理学から
菅原ますみ先生には発達心理学の立場から、直原康光先生には元家庭調査官の立場からお話しいただきました。
第2部 保育所を活用した面会交流支援
3団体の発表があり、私はここで20分ほど団体の活動を紹介しました。
私の所属するふぁみちぇんではプレイランドや託児所を利用した拠点型を中心に親子交流を支援しています。
中でも託児所を利用する支援は理想的なのですが、託児所の理解なしには実施できないハードルの高いことです。
しかしそこを名古屋駅にある「一時お預かり託児所 はないと」さんの代表と職員さんのご協力により実現できています。
一時お預かり託児所「はないと」
安全面、衛生面でも安心でき、子どもが楽しめる場所であることはもちろんですが、保育士さんがいてくださることが一番の利点です。
赤ちゃんの頃から離れて暮らしているパパにとって、久しぶりの再会には不安があります。
泣かれたらどうしよう
おむつが上手く交換できるかな
ミルクや食事は…
なにして遊んだら喜ぶんだろう
ママもです。
ほとんど一緒に暮らしてないのに…
子どもの面倒なんて見たことないのに…
人見知りが激しいから泣くだろうな。
もちろん子どもも保育士さんがいてくれたら安心。
2番目の特徴は、親子で給食が食べられるところ。
離乳食でも、アレルギー対応食でも、すべて園内の調理場で作っているので対応していただけます。
写真はモデルを使ったイメージです
ミルクしか飲めなかった子が手づかみで一生懸命口に運んでいる姿。
スプーンを使ってモグモグ食べるところ。
成長を見られること、一緒に食べられることに感動、感激です。
もちろん禁止事項もたくさんあります。
服は指定のTシャツに着替える。
おもちゃや食べ物の持ち込み禁止。
保育室内では写真撮影禁止。
トイレに行くときは声をかける。
携帯電話の持ち込み禁止。
もちろん最も重要な子どもの受け渡しは父母それぞれに支援員が付き、会わないように姿を見ることも無いように注意を払いおこないます。
調停や裁判での争い後すぐの今、高葛藤で直接の受け渡しが難しいことはわかります。
今はまだ支援が必要ならばお手伝いします。
しかし、夫婦の関係は終わったのです。
一旦決着はついたのですから気持ちを切り替える努力をしてください。
子どもの父親と母親として、子どもが健やかに育つための協力をしてください。
ルールを決め、約束を守り合い、支援が入れば出来ないことはありません。
離れたときに子どもが小さかったため、育児に不安がある方の親子交流(面会交流)。
託児所利用の面会交流を検討してみませんか?
フォーラムでも、素晴らしい取り組みだと評価していただきました。
今は名古屋駅限定にはなりますが、どんどん増やしていけるよう、近隣市町村に働きかけていこうと思います。
もちろん親子交流(面会交流)の相談、アドバイスもお受けしています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
名古屋市の夫婦問題相談室リボーン
カウンセラー今枝朱美でした。