愛知県名古屋市の夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
3月は卒業シーズンです
寒い冬の時期から脱出して卒業されていく方がたくさんいます。
嬉しいけど寂しい
継続会員の皆様は4週間ごとに来てくださることが多いので、毎週第3〇曜日は○○さん、のように決まってきて、私の中でもルーティーンのようになっています。
6か月から長い方は1年以上、最初のどん底状態からだんだん元気を取り戻し、最後は笑顔で「もう大丈夫!」と変化していく姿を見せていただけることは私にとってもありがたい限りです。
今回、最後の日は嬉しくて泣いてしまいました。
夫婦問題が解決して卒業って、決して新婚時代のような関係にもどるわけではありません。
よく夫たちが口にしますよね。
「昔のように戻りたい。」
って。
自分の今までの行いを悔い改めて生まれ変わった気持ちでやり直したい、って好意的に解釈するとそうなのかもしれませんが、「昔のように戻りたい。」と言う妻はあまりいません。
妻たちは今までの大変だった子育ての時期、夫が仕事だ仕事だと言って妻のことをないがしろにしてきた時期、夫から上から目線で圧をかけられた時期を繰り返すのはまっぴらごめんだと思っているのです。
昔に戻って同じ苦労をしたいはずがありません。
戻るのではなく新しく基礎から作り直すのです。
まさにReborn再生する気持ちで。
最近で一番印象的だった卒業は、妻からの離婚宣告から修復の向けて自分の今までの考え方を書き換えることに力を注いだ夫でした。
「そんなつもりではないのに。。。」
と言っても妻からは圧しか感じないと言われたモラハラ夫です。
夫婦の距離感からひとつひとつ改めていきました。
幸い妻からここが嫌、それは怖いと指摘してもらえたのでありがたかったです。
嫌だということはしない。これが大前提です。
そして、お願いされたことは喜んでやる!
強かったこだわりもひとつひとつ手放し、夫婦が暮らしやすくなることを意識します。
徐々に夫に変化が現れ、自分の不機嫌を相手のせいにすることがなくなり、自分の日常を楽しめるようになってくると、相談時も笑顔が出るようになってきました。
前のようになんでも一緒にをやめて、必要な時は一緒にへ。
一緒に出掛けられるようになり、妻の笑顔を見ることができたと教えてくれました。
自分と一緒に時間をすごし、頼ってくれる妻を愛おしいと思えるって少し前にはなかった感覚だと思います。
もう大丈夫だと私も相談者も感じることができ卒業です。
これからも修復だけにあせることなく、一歩ずつ進んで行って欲しいと願っています。
何十年か後のこんな姿をイメージしエールを送り続けます。
リボーン卒業おめでとうございます!