愛知県名古屋市の夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。

 

リボーンでは別居中や離婚後の面会交流の相談もお受けしています。

 

 

夫婦関係の修復に調停は有効なのでしょうか?

 

家庭裁判所で行われる夫婦関係の調停は夫婦関係調整調停。

(離婚)調停か(円満)調停かを選び申し立てます。

 

「最近夫婦の仲が悪く、夫婦だけで話し合おうにも無視されるかキレられるかのどっちかだ。

こんな時は第三者に間に入ってもらえる家庭裁判所に円満調停を申し込もう!」

と思ったとします。

 

しかし、夫婦で相談して「家庭裁判所に申し込もうよ!」なんてことができるなら二人で話し合っているはずです。

 

ですからほとんどの場合は、一方の思いで調停の申し込みをします。

突然自分宛てに家庭裁判所から呼び出し状が届いたらどう思いますか?

 

家庭裁判所は平日の昼間しかやっていませんし、初回は自分の予定を聞かれるわけではないので、決められた日にちに呼び出されます。

 

仕事がある人が多いので、絶対イラっと来ますよね。

 

そして申し立ての動機にチェックが入っています。

夫婦喧嘩はお互い様ってことが多いので、受け取った方は「自分はどうなんだ?!」とカチンと来ます。

 

最初からこんなスタートでは、うまく話し合いをすることはとても難しいです。

 

円満調停で離婚には至らなかったとしても、仲良くなれた話は耳に入ってきません。

 

 

 

ケンカが絶えない夫婦。

ある日仕事から帰ると家はがらんとし相手と子どもの荷物が無くなっている。しばらくすると家庭裁判所から離婚調停の呼び出し状が届く。

 

「こっちは離婚するつもりは無いから、家庭裁判所でそう言えばいい。話し合ういいチャンスだ。」

 

そう意気込んで、まずは経緯を聞いてもらうつもりで出かけてみると、調停委員から「離婚調停が申し立てられていますが離婚しますか?」と聞かれ愕然とする。

 

何しろ相手は離婚したいと申し立ててきたのですから、調停委員はお互いの意見を調整する立ち場だと考えるとそうなるのです。

 

嫌だというと婚姻費用の分担金額の話などになり、結局「ではまた次回。」で終了。別居継続。

 

離婚は成立しなくてもお子さんの体は一つ。会えない時間がどんどん長くなっていきます。

 

そうなると今度は子どもに会えない親が相手からの離婚調停にかぶせて面会交流調停を申し立てることになります。

 

離婚調停中で争っている夫婦が連絡を取り合い面会交流をすることは非常に難しいため、最終手段として支援団体の助けを借りて面会交流することとなります。

 

 

 

リボーンでは面会交流のご相談も受けています。

 

どうすればよかったのか全く思い浮かばずどんどん追い詰められていく方たちに、こうなってしまった原因や今後の言動などをお話しするのですが、皆さん口をそろえて言われます。

 

「修復したかったので、調停をする前に来れば良かったです。」

 

「こんな相談ができるところがあるなんて知りませんでした。」

「もっと早い段階で相談していれば何か変わった結果となったかもしれません。」

「言われてみないとわからなかったことばかりです。」

 

 

 

「まだ大丈夫。何とかなる。」

と思ってたかをくくっているあなた、気を付けてくださいね。

 

リボーンでお受けしている面会交流の相談についてははこちらをご覧ください。

 

 

 

 

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