愛知県名古屋市の夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
「『あなたは発達障害だ』といわれます。」
「妻は発達障害ではないでしょうか?」
「夫が発達障害なのでつらいです。」
自分とは違う発想と行動のパートナーを見ていると、「発達障害?」という考えがよぎります。
研究が進んでいる子どもの場合、通常の学級に在籍する小中学生の8.8%に学習や行動に困難のある発達障害の可能性があることが、2022年文部科学省の調査で分かっています。
※医療法人和楽会のHPより画像をお借りしました
もしそうだとしても、相談に見える方たちで発達障害を心配される方はほとんどがグレーゾーンで、発達障害だと診断される方は少ないです。
なぜなら、ドストライクなら結婚するときに気づくと思うから。
よくあるのが、「夫はアスペルガーではないでしょうか?」との妻からのご相談。
ちょっとした愚痴やら思っていることを話してもとんちんかんで会話にならない。
しかし、多くの男性は女心がわからない傾向にあり、察するというのは至難の業。そして、なかでも人ではなくIT系など物と向かい合う職業を選ぶ方はもともとコミュニケーションが苦手な方が多い。
そして夫から多いのが、「妻はADHDではないでしょうか?」とのご相談。
なぜそう思うかというと、部屋の片づけができないからとか、毎回出かける時間に準備が間に合わないから。
しかし、片付けても片付けても次から次に散らかしてくる子どもと一緒にいる時間が多いのは妻だし、そもそも女性は化粧やら髪型やら服装やら準備に時間がかかる。
わかりますよ、わかりますよ。
それとはちょっと違うというご意見は。
私は医者ではないので診断はできませんが、そのようなお悩みのご夫婦を何百組も見ているので。
だからこそお伝えしたいことは、嫌だとなげくより
夫婦で知って認めて受け入れることが大切
ということ
それは変えられないその方の特徴です。
知らないと「どうしてだろう?」と悩んでしまいますが、「発達障害にはグレーゾーンやグラデーションがあり、多くの人に可能性があり珍しいことではない」と知り、「確かに自分やパートナーはその傾向にあるなぁ」と認め、「変えられないことならお互いにありのままを受け入れて、できることをしていこう」と受け入れましょう。
対策や伝わりやすい言葉はその方によって変わりますので、相談しましょう。
また、自分の気の持ち方や考え方が変わるとすっと気持ちが軽くなることもよくあります。
むなしい、イライラする、辛い、自分がおかしくなる、と一人で悩んでいないでリボーンに相談に来てくださいね。