愛知県名古屋市の夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。

 

新年度が始まりお子さまをお持ちの家庭では順調なスタートが切れましたか?

 

「小学校ってどんなところだろう?」

「先生は優しいといいなぁ」

「お友だちできるかな?」

 

子どもさんは不安をいっぱい抱えていることでしょう。

 

そんな時にお父さんとお母さんが毎日険悪な雰囲気だったら。

離婚や別居に伴う親権争いでもめていたら。

子どもは毎日の不安なことだけではなく、楽しい出来事も表現することがためらわれ、全部抱え込まなければいけなくなってしまいます。

 

子どもは子どもらしく喜怒哀楽を表現できる環境にいてほしいと思います。

 

 

夫婦はケンカしていたとしても、子どもにとってはどちらも大好きなパパやママです。

しかし、子どもがいる夫婦の場合、夫婦げんかのきっかけが育児分担とか子どものしつけに関してとか習い事についてなど子どもがらみになることが多くみられます。

 

それは相手への不満を目の前の子どもに対する意見の違いで表現しているだけです。

 

そんな時子どもはどう思うでしょうか?

「ぼくが悪い子だからパパとママがケンカするんだ。」

「パパもママもぼくのことがキライなんだ。」

「ぼくがいないほうがいいのかな?」

 

子どもにこんな思いをさせていませんか?

 

「あなたが悪いんじゃないのよ、パパが自分勝手なことばっかりしてるからいけないの。」

「おまえのせいじゃないよ、ママがだらしないからパパが怒ってるんだ。」

 

このようにあなたが悪いんじゃないと言い聞かせても、子どもはちっとも嬉しくありません。

 

だって子どもはパパもママも両方が好きなんですから。

 

子どもを自分の方に取り込んで、相手を一人に孤立させる手段を取りたい気持ちはよくわかります。

そして子どもも取り込まれたふりをしてあなたに同調するでしょう。

 

しかしそれは子どもが生きていくためのすべなのです。

どちらかにつかなければご飯も食べられないことは子どもでもわかるのです。

 

子どもにとってはどちらを選んでも悲しいことです。

 

親が子どもに対して嘘をついたり相手を一方的に悪者にして遠ざけると、その時はそれで過ぎるかもしれませんが、子どもの成長とともに親に対する不信感へと変化します。

 

 

相手のことを好きで幸せになりたくて結婚し子どもを儲けたことだと思います。

しかし、夫婦関係の悪化がどうしても修復不可能なものとなり、現在はこの先を考え幸せになりたくて離婚を考えることもあるでしょう。

 

 

離婚しないに越したことはありませんが、離婚の決断が正しいこともあります。

 

しかし両親の離婚により間違った罪悪感を持ってしまう子どもたちがいることも確かです。

 

そんな時、子どもたちには

「あなたのせいじゃない」

「あなたは悪くない」

「パパとママが仲良くできなくてごめん」

「パパもママもあなたのことはこの先も変わらず愛している」

と伝えてあげてください。

自分たちは話し合いお互いに努力したが夫婦の仲を修復することは難しかった、現時点での最善の結果が離婚なんだ、と納得して前を向くことが大切です。

 

勘違いしている人がいますが、離婚するからって仲良くなることは無理でも喧嘩を継続しなければいけない訳では無いのですよ。

離婚で一旦区切りをつけてください。

 

パパとママの前を向く姿が子どもたちを安心させる結果となることでしょう!

離婚を決める前にやれることはまだまだあります。

子どもに前を向いている姿を見せられるようになるために。

 

 

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