愛知県名古屋市の夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。

 

近年DVやモラハラが一般的に知られるようになり、相談者にも相手がそうだというだけではなく、自分がそうだがどうしたらよいかというご相談もたくさんあります。

 

リボーンの夫婦問題相談にいらっしゃる人たちは、DVやモラハラを本人が望んで好んでしているわけではないのです。

 

しかし、本人が毎日のように不機嫌なことは事実です。

 

「いや、毎日ではありません。」と言っても、一般的に見て明らかにイラついたり切れたりする回数は多く不機嫌はいつもです。

 

なぜ不機嫌なのでしょう?

 

 

ひとつには頭の中に自分の世界しかないから。

 

自分の思ったことを思った通りに行動してもそれがかなわない時に不機嫌になるのですが、世の中そうそう思い通りになるわけがありません。

 

これは誰もが、「あたりまえだよね」と思うでしょう。

 

でもここでDVやモラハラの人とそうでない人は全く違うことを頭の中に思い浮かべていたのではないでしょうか?

 

そうでないひとは、「自分の思い通りにならないよね」と思い、DVやモラハラの人は「おまえが言うことを聞かないからだ!」「おまえの思い通りにはさせないぞ!」って思う。

これくらい思考が違うのです。

 

自分は何も間違ってないのに相手に拒否された、否定されたと思うと満たされていない心がすぐに反応して、悲しさから不機嫌になってしまうんですね。

 

「困ったことをする人が本当は一番困っている」とはよく言われることです。

 

だから身近にいる人にいつも自分の不満をぶつけてくるのであって、DVやモラハラを本人が望んでいるわけでもなければ、相手をいじめてやろうと好んでしているわけでもないと私は思っています。

 

 

そしてふたつめは、相手の気持ちを思いやることができないから。

 

DVやモラハラの人は「思いやりのない人」というより、思いやるというねじが一つとれているといった感じでしょうか。

 

ひとつ目にあげたように自分の世界しかないから、思いやりが無いというより相手のことなど思わないのです。

 

ですから相手はそれを前提に話さなければいけませんが、ついつい思いやる気持ちがあることを前提に判断するからかみ合わないのです。

 

好きで結婚した人だからそう思いたいこともわかりますが。

 

 

そして最後に何も考えていないことを聞かれても困るから。

 

自分の世界しかなく、相手のことを思わないから、自分が正しいと思う事がすべてで、「なぜ?どうして?」と聞かれても「そう思うから」しか答えようがない。

 

「なんでダメなの?」と聞かれても、「いつも一生懸命頑張ってくれてありがとう。あなたが子育てで自分の時間も取れなくて大変なことはよくわかるよ。。。確かにそれも一理あるね。でも……はどうだろう?」みたいなことはまず言ってくれません。

 

頭の中ではノープランなことをしつこく追及されると、攻撃されていると感じ、逃げるか反撃するしかありませんから。

 

そこで「うるさい!だまれ!!」とか「バカなおまえにはわからないだろうな。」みたいにDVやモラハラになってしまいます。

 

通常、女性相談や心療内科では「DVやモラハラをする人が100%悪いし直らないからすぐにでも離れなさい。」とアドバイスします。

 

でも、DVやモラハラをしている人でも離婚したくない、喧嘩したくない、仲良く暮らしたい、と思うなら最後に一度「自分を変えよう。」と頑張ってもらいましょうか。

 

「もうこれ以上我慢はできない。」とよく言われますが、相手はそれ以上に我慢しています。

 

それを嫌な我慢と思うかチャンスをくれてありがとうと思うかはそのひと次第。

 

夫婦で一緒に相談に来ることができるような関係性なら希望はもてます。

 

 

DVやモラハラをしている人もされている人も、代理人を付けて調停で争う前に一度相談に来てください。

 

お話を聞いてそれは危険だという場合はそれはそれでちゃんとお伝えしますからね。

 

 

 

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