こんにちは!彩の国会議(埼玉県災害ボランティア団体ネットワーク)事務局です。
2026年11月1日(日)、「専門分野別リーダーズ研修 第1回」を開催いたしました!

被災地の最前線で支援活動を続ける多くのボランティアやリーダーが集まり、熱気に包まれた時間となりました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

■ リーダーの最大の任務は「全員を無事に帰宅させること」

今回の第1回研修では、全国の被災現場で物資支援や家屋復旧の最前線に立つ一般社団法人 四番隊 代表の伊藤ヨン氏を講師にお迎えしました。

テーマは、「災害支援現場の安全衛生管理とリスクアセスメント」。

伊藤氏から投げかけられたのは、現場に立つすべての支援者が胸に刻むべき強烈なメッセージでした。

「リーダーは作業の先頭に立つ人ではなく、全員を無事に帰宅させる管理者である」

 

被災地に入ると、目の前の惨状を前に「少しでも早く、多くを何とかしたい」と焦りが生まれがちです。しかし、リーダー自らがスコップを握り泥出しに没頭してしまうと、手元しか見えなくなり、現場に潜む危険に気づけなくなってしまいます。

「安全と効率は決して対立しない」。

全体を冷静に観察し、作業手順や環境を整え、無理のない休憩を設計してこそ、結果として活動の継続と高い成果が生まれます。

■ 精神論ではなく「仕組み」で命を守る

研修では、労働安全衛生の考え方をベースに、災害支援現場で求められる安全配慮や指揮監督の基本について学びました。

  • ヒューマンエラーを前提とした現場設計(人は疲労や思い込みで必ずミスをする)

  • 危険予知(KY)を通じた現場リスクの洗い出し

  • 個人保護具(PPE)を正しく選定・運用する規律の重要性

単に「気をつける」「無理をしない」という声かけだけでは、現場の事故は防げません。危険を感じた際に作業を止める勇気や、お互いの安全を客観的に確認し合える「仕組みと共通言語」を持つことの大切さを、グループワークや実例を交えながら共有しました。

また、当ネットワーク代表幹事のとよしまからも、埼玉県内における災害支援体制の強化方針や、各団体の専門性・機材・人材を平時から可視化して結びつける広域連携の取り組みについて共有を行いました。

誰一人取り残さない支援を実現するためには、まず支援者自身が怪我なく安全に活動を続けられる土台が不可欠です。今回の学びを、各団体の現場規律としてしっかりと根づかせてまいります。

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■ 【次回以降のご案内】リーダーズ研修 第2回・第3回

彩の国会議では、災害時に機能する地域受援体制「埼玉版FEMA」の構築に向け、分野別の実践的な研修を順次開催してまいります。次回以降のプログラムも受付中です!

【第2回 リーダーズ研修】

  • 日時:2026年11月22日(日)13:00〜17:00(受付 12:30〜)

  • 会場:埼玉県危機管理防災センター 1階 記者会見室(対面 & Zoomオンライン)

  • テーマ:多文化共生・災害福祉・要配慮者支援

  • 講師:菊池 教授・瀬山 准教授・齋藤 教諭

  • 外国人住民や高齢者、障がい児・者など、多様な生活課題を抱える要配慮者へのアセスメントと多分野連携を学びます。

【第3回 リーダーズ研修】

  • 日時:2026年12月12日(土)13:00〜17:00(受付 12:30〜)

  • 会場:埼玉県危機管理防災センター 1階 記者会見室(対面 & Zoomオンライン)

  • テーマ:米軍消防式ICS・受援トリアージ演習

  • 講師:熊丸 由布治 氏・竹田 元生 氏

  • 米国式インシデント・コマンド・システム(ICS)に基づく現場指揮命令系統と、受援調整・トリアージの実践演習を行います。

▼ 各研修の詳細・参加お申し込みはこちら(Peatix)https://saitamabousai27.peatix.com/view

埼玉の減災と地域共助の輪を広げるため、皆さまのご参加を心よりお待ちしております!