アンチエイジングに運動が効果的な理由
次なるキーワードは「テロメア」
次なるキーワードは「テロメア」
健康的でバランスのとれた食事や定期的にリラックスする時間を持 つことなどがアンチエイジングにつながるということはもうお分かりかと思いますが、定期的な運動もアンチエイジングに非常に効果的だということが分かっています。しかし、その理由がはっきりとわからな...いことには、なかなかモチベーションもあがりませんよね?
そこで積極的に運動をしようと思うきっかけになるようないくつか の研究論文をご紹介します。最初の研究論文は『テロメア』に関するものです。
まだ聞き慣れない言葉かもしれませんが、テロメアとはDNAの末端部分の構造で、靴紐の先のプラスチック部分に例えられることがよくあります。
靴紐の先の部分のプラスチックがひものほころびを防ぐように、テロメアもまたDNAのほころびを防ぐ役割を果たします。
現在ではほとんどの研究者が、このテロメアの長さが細胞の年齢を示す確かな指標であると認識しており、これが短くなると細胞の動きが鈍くなり、その結果老化を早めてしまうと言われています。
そして、見た目だけでなく、感覚としても老けたと感じるようになり、加齢に伴う病気にもかかりやすくなってしまうのです。
テロメアの長さを比較した研究の一つ(出典1)として、2,40 0組以上のイギリス人の双子を対象に、1人は定期的に運動し、もう1人は“カウチポテト族”(ソファーに座ってテレビばかり見ている人)となって調査を行いました 。
双子が研究の対象者として選ばれた理由は、彼らはDNAがほとんど同じで、子供の頃に同じよ
うな環境で育ったからです。
うな環境で育ったからです。
調査後、彼らのテロメアを比較した結果、定期的に運動をした人の方がテロメアが長く、細胞がより若かったということが判明しました。
また、最も多く運動をした人はテロメアの長さが最も長く、運動をしなかった人に比べなんと9~10歳相当も若かったということです。
この結果から、運動量が多ければ多いほど、テロメアの長さを維持できるということが分かりました。
また、イスラエルのテルアビブ大学の研究論文(出典2)によると 、ジョギングやサイクリングなどの持久力トレーニングは筋肉の幹細胞の数を増加し、筋肉を活性化する力があるため、見た目が若くなるということが分かりました。
この研究結果は、生涯ずっと運動を続けた人の方が美しく歳を重ねるということことの裏付けにもな
ります。テロメアの長さをキープし、筋肉の幹細胞を増やすことが、アンチエイジングには絶大な効果があるということです!
ります。テロメアの長さをキープし、筋肉の幹細胞を増やすことが
さらには、ウエイトトレーニングを追加することで、成長ホルモン などのアンチエイジング・ホルモンの分泌を促進することができます。
一般的には65歳になると、20代の頃に分泌していた成長ホルモンの量に比べ、15~20%しか分泌しなくなると言われています。
その対策としてのウエイトトレーニングは非常に効果的です。
しかし、過度の運動は逆効果になるので、適度な運動を心がけてください。
過度な運動はストレスホルモンであるコルチゾールの値を高め、フリーラジカルも増やしてしまいます。
それでもやっぱり運動はどうしても苦手という方が少しでもテロメ アをキープするためには、サーモン、さば、いわし、ぶりなどの魚に含まれるオメガ3脂肪酸をしっかり摂るということです。
この研究論文(出典3)によると、血中のオメガ3脂肪酸の値が低い人はテロメアが短くなるのが早いため、血中のオメガ3脂肪酸の値が高い人に比べて老化が早まっているということでした。
もちろん、これらの魚を摂りながら運動をすることがベストなので、できれば両方を組み合わせてみてくだい。
定期的に運動を続けられるコツは、自分のお気に入りの運動を見つ けることです!健康的でバランスのとれた食事、良質の睡眠、ハッピーでいること、そして、適度な運動が、美しく歳を重ねることに つながるということを覚えておいてくださいね!
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(出典1) Cherkas, L. F. et al, “The Association Between Physical Activity in Leisure Time and Leukocyte Telomere Length,” Archives Internal Medicine, 2008, vol. 168, no. 2. Pp: 154-158.
(出典2) Shefer, G. et al, “Reduced Satellite Cell Numbers and Myogenic Capacity in Aging Can Be Alleviated by Endurance Exercise,” PLoS ONE, 2010; 5 (10): e13307.
(出典3) Kiecolt-Glaser, J. K. et al, “Omega-3 supplementation lowers inflammation in healthy middle-aged and older adults: A randomized controlled trial, Brain, Behavior, and Immunity, 2012; vol. 26, no. 6 988 DOI: 10.1016/j.bbi.2012.05.011
Farzaneh-Far, R., et al, "Association of Marine Omega-3 Fatty Acid Levels with Telomeric Aging in Patients with Coronary Heart Disease,” Journal of American Medical Association, 2010, vol. 303, no. 3, pp: 250-257.
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(出典1) Cherkas, L. F. et al, “The Association Between Physical Activity in Leisure Time and Leukocyte Telomere Length,” Archives Internal Medicine, 2008, vol. 168, no. 2. Pp: 154-158.
(出典2) Shefer, G. et al, “Reduced Satellite Cell Numbers and Myogenic Capacity in Aging Can Be Alleviated by Endurance Exercise,” PLoS ONE, 2010; 5 (10): e13307.
(出典3) Kiecolt-Glaser, J. K. et al, “Omega-3 supplementation lowers inflammation in healthy middle-aged and older adults: A randomized controlled trial, Brain, Behavior, and Immunity, 2012; vol. 26, no. 6 988 DOI: 10.1016/j.bbi.2012.05.011
Farzaneh-Far, R., et al, "Association of Marine Omega-3 Fatty Acid Levels with Telomeric Aging in Patients with Coronary Heart Disease,” Journal of American Medical Association, 2010, vol. 303, no. 3, pp: 250-257.
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