冷え性や女性特有のむくみがあります。
むくみは、原因のはっきりしている浮腫(うっ血性心不全、肝疾患、ネフローゼ症候群などによるもの)については、それぞれの専門医に診てもらうが良いでしょう。
それより、日常生活でよく問題になるなは、原因のはっきりしない「特発性浮腫」ではないでしょうか。
特発性浮腫は女性特有の病態であり、男性ではまず見られません。
ただし、男性でもスキンケアと称して女性ホルモンを注射したり、前立腺ガンで除睾術を受けたり、女性ホルモンをしようしている人達の中に、むくみがみられるケースもありますが、この場合は薬剤性、または内分泌性浮腫に分類されるので特発性浮腫とはいえません。
この特発性浮腫をきたす人の特徴は、年齢的には20~40歳代、ほかに病気を持たず、性格は神経質で情緒不安定気味、さらにストレスを多く抱えている女性というのが、一般的な傾向です。
特に夕方になるとむくみがひどくなり、体重差は一日で1,5kg以上、また、月経周期にもほとんど影響されないという特徴があります。
そして、この特発性浮腫の患者さんに、水を体重(㎏)あたり20ml服用してもらい、30分ごとに4時間採尿する「水負荷テスト」を実施すると、立っている時には40~50%ほど尿排泄が低下することが判明。しかし、この理由については解かっていません。
対処方法としては、心身相関の治療で、ストレスを取り除くと、改善しやすくなることが知られています。このことからも、ストレスと密接な関係のある病気と言ってよいでしょう。
最後に、最近良く話題になるリンパ浮腫について触れておきましょう。
リンパ浮腫は子宮ガン、乳ガン、前立腺ガンなどの術後、リンパ節廓清や放射線照射の影響でリンパの流れがうっ滞して浮腫をきたす病態です。
日本では約5万人の患者さんがいると推定されています。
治療方法は、リンパの流れに沿ったリンパマッサージや、その後の圧迫包帯の併用も有効です。
また、筋肉を良く使っている方ではリンパ浮腫になりにくいため、適度な運動を続けることが非常に重要になってきます。
肥満予防協会より




