語彙力って何で必要なの? | 頭も心も育つ「ママ塾」「IQ絵本講座」「FES」 by 山野 江里依

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心も頭も育てたい!子どもを最大限まで開花させたい!
子どもの未来はお母さんの手の中にあります。

こんばんはお月様

 

Futures English School/FES個別指導会講師

絵本アドバイザーの石崎 恵子です。

 

 

 

突然ですが、みなさんはこの世に誕生してご自身がどのように日本語を話せるようになったか

覚えていらっしゃますか?

 

私自身はというと、物心つく前のことなので全く覚えておりません。

 

 

 

 

先週、小学生対象の国語力を伸ばすことを目的とした「ことばの教室」の新5年生の授業がありました。

 

内弁慶という言葉の意味を教える際に「弁慶って人の名前なんだけどどんな人か知ってる?」と生徒に尋ねました。

 

そうすると一人の生徒が「おりゃ~どりゃ~とりゃ~って強い人!」と答えてくれました。

 

私はその表現に思わず笑顔になってしまいました。

 

子供らしくとても可愛いことば選びで弁慶のイメージを伝えてくれたからです。

 

 

 

 

それと同時にこんな事例も思い出しました。

 

先日外出した際に癇癪を起しベビーカーの上でのけぞり返った状態で泣く3歳ほどの男の子を見かけました。

 

その子はお母さんとお父さんと一緒でした。

 

その子はどうもその場に留まりたくない様子で、ベビーカーを必死に引っ張り「あっちへ行きたい」と言いたげな様子でした。

 

お母さんはその場に留まりたい様子でベビーカーを押さえるだけ。

 

その子はますます感情を露わにし大声で泣きながら最後には自分のベビーカーに唾を吐いていました。

 

唾を吐く行為にお母さんは激怒。手をあげていました。

 

最終的にはその子はその場から走り去り、その後をお父さんが後を追いかけ、落ち着いた頃に戻ってきましたが怒り疲れて男の子はぐったりでした。

 

 

 

この様子を見ていて私が感じたことは「語彙力の大切さ」でした。

 

なぜかと申しますと、この男の子は自分の気持ちを言葉にして伝えるという行為をしていないんですね。

 

怒り泣きベビーカーを引っ張り唾を吐き、行動で抗議しているものの言葉を発していないんです。

 

「あっちに行きたい」その言葉すら発していないんです。

 

お母さんも聴くという行為、また自分の気持ちを子供に伝える行為をしていません。

 

日ごろからその様な習慣がないように思いました。

 

こちらの夫婦の間も同じで男の子が癇癪を起し始めてから落ち着いた後も言葉を交わすという行為はありませんでした。

 

 

お父さんお母さん子供、語彙力をどう大切にしているかは普段の生活から出ています。

 

 

 

ではなぜ語彙力は大切なのでしょうか。

 

文部科学省のホームページにこのうなページがあります。

これからの時代に求められる国語力について

 

こちらにはこれからの時代を生きるには国語力は大変重要という旨が書かれています。

 

 

私は国語力とは、語彙力・表現力・読解力から成り立っていると思います。

 

これらが備わっていると、

 

・自身の感情を言葉にすることができ、また人の感情を読み取ることができる

 

・自らの状況を客観的・論理的にとらえることができる

 

・すべての学習の基盤となり知識を習得しやすくなる

 

 

 

そこで最初の日本語をどう覚えたかという話に戻りますが、客観的に考えると、きっと耳で聴き、発してみて、周囲の雰囲気から意味を考察して、

使ってみるという順序を踏んで日本語が話せるようになったかと思います。

 

国語力の取得もこれと同じなのです。

 

国語力は残念ながら自然と身につくものではありません。

 

みなさんもいきなり「大人なんだから今から英語で話しなさい」と言われても難しいですよね。

 

何事も年齢が進んだからと出来るようになるわけではありません。

 

自然とできるようになったと思っていてもそこに到達するまできちんとプロセスを踏んでいます。

 

 

最初に例に出した「ことばの教室」の生徒は武蔵坊弁慶のイメージを表現さえ知っていれば

「がっしりした男の人で、たくさんの戦いに勝てる強い人」と人に伝わりやすい言葉選びができたはずです。

 

 

次に例にあげた3歳の子は自分がそこに留まりたくないことをお母さんに伝え、お母さんも伝え合う習慣があればそこに留まらなければならない理由を通えたり、機嫌が悪くて子供が受け取れない場合もせめてお母さんがその気持ちを受け止めてあげることが出来たかもしれません。

 

 

 

国語力というのは大学生になっても社会人になっても必ず必要になります。

 

自分の考えや気持ちを言葉に出来る人

人の感性や情緒を理解できる人

論理的思考でやるべきことをきちんと組み立てられる人

 

こんな方が周りにいたら信頼できますよね。

 

しかしこれも先ほど申しました通り、きちんとプロセスを踏まないと年齢を重ねたから得られるという訳ではありません。

 

また年齢を重ねてから身に着けるには時間も労力もかかります。

ある程度の年齢に達すると人は結果を求められますから精神的負担も大きいと思います。

 

 

 

ではみなさんはお子さんの国語力を育てるにはどのようにしていきますか?

 

 

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