子ども未来プロデュース実践講座 主宰 山野江里依です。
休日の夕方、電車の中の会話です。
母:「宿題やったの?」
子:「まだ、、、」
母:「出かける前にやりなさいって言ったでしょ?」
子:「だって、朝は眠かったし、出かける用意で忙しかったんだもん」
母:「だから、昨日やればよかったでしょ?
昨日もやりなさいって言ったでしょ?
いつもそうなんだから、、、帰ったらごはんの前にやりなさいよ」
子:「分かってるってば!」
けんか腰の会話でした。
きっと家に帰ってからも怒られて、
気分悪く宿題はじめるんだろうなぁと聴いていました。
ちょっと会話を変えてみませんか?
「宿題やったの?」 → 「宿題どう?」
この問いかけだと、自分の状態を素直に考えて口にすることができますよね。
あぁ、まだやていなかった。やらなくちゃ!という前向きな気持ちを引き出します。
「ごはんの前にやりなさいよ」 → 「今夜の予定を教えて。ごはんの時間を考えたいから」
自分でこれからの行動を考え、時間を決めます。自分で決めたことは行動しやすいです。
それになにより、親子がけんか腰で話さずに
穏やかに前向きな話ができます。
命令よりも未来に意識を向ける質問ができると
子どもは自分で考え、自分で行動するようになります。
小さな自立ですね。
小さな自立ができていなければ、本当の自立ができるはずがありません。
カッとなるお母さんの気持ちは十分わかりますが、
ここは、大人として子どもと同じ土俵に立たず、
ぐっと怒りを飲み込んで
前向きな質問をしたいものですね!