今回のご依頼頂いた擁壁セカンドオピニオンはこちらの擁壁でした。

 

 

先ずお客様からの質問は「この擁壁は2段擁壁か?」でした。

たしかに下段が大谷石擁壁、上段がコンクリートブロック4段です。

 

この2段擁壁かどうかを判定するのに私が確認するのは、

「上段コンクリートブロックの裏側に何段分の土が被っているか」です。

コンクリートブロックで重要なのは「何段積んでいるか」ではなく、「何段分に土が被っているか」です。

それによってこのコンクリートブロックの倒壊の危険性度が分かるんです。

 

また、この擁壁での説明ポイントは、大谷石とコンクリートブロックとの間にある、

大谷石風一段分の違う石の部分です。

これは笠石といって、ほとんどの大谷石にこの形の違う石が積んでいます。

 

実はこの笠石に不具合が起こることが多いんです。現場ではこの笠石に不具合が起きているかどうかチェックしました。

 

また大谷石自体の不具合発生状況をチェック。さらに先の笠石、大谷石そのものに対してアクションを起こせる対策提案を行いました。

 

この土地の上にある中古物件購入検討されているので、住み続ける間に想定される「将来的リスク」も漏れなくご説明しました。

 

 

 

今回は都内文京区の某所の擁壁セカンドオピニオンをご依頼いただきました。

 

この上にある中古戸建物件の購入検討です。

 

 

素材は大谷石で、積み方は間知石のように積んでいます。

見て分かるように相当程度の年数が経過している擁壁です。

 

このうち1.5m程度まで裏側に土が被っているわけですが、ここで重要なアドバイスとして、「擁壁はそもそもどうやって土圧を受け止めているか」その構造を知ることです。

正しい擁壁はどうやって土圧を受け止めているか、逆に言えばこのような石積擁壁で、土圧を受け止める構造とはどんな構造なのかです。

 

実はこの擁壁、土圧を受け止められる姿、構造になっていないんです。

そして土圧に負けて、ある兆候も画像から分かりました。

 

御依頼者に説明したのは、

・正しい様態をしていない擁壁であること

・発生している不具合があり、その原因が「正しくない様態」であること

・取れる対策

・この症状を放置した場合の将来的リスク

以上でした。

 

住宅の不具合は見てすぐわかります。

でも擁壁は、皆さまどうでしょう。すぐにここが危ない、そんなポイント分かりますか?

そこで私は擁壁セカンドオピニオンを行って、「買う前の安心」を提供しているわけです。

 

 

 

 

やはり古い擁壁のある土地購入を検討されている方からのセカンドオピニオン。

 

お客様は「できればやり替えずに建物を建てたい」希望で土地購入検討されています。

 

擁壁はこのようなもの。

 

 

いわゆる「2段擁壁」といえるものですが、下段が大谷石、上段がコンクリートブロックです。

 

ここで問題になるのは、これは2段擁壁といえるのか?

解釈はいろいろありますが、ここでアドバイスしたのは、

・これは一般ブロックなのかどうか

・表上は4段だが、その裏側(敷地側)に実際に土が何段分まで被っているか

です。

 

実際は「一般ブロック」で且つ「土は4弾分ギリギリまで土が被って」いる様態でした。

 

ここで重要なアドバイスとして「一般ブロックは何段まで積んでいいか」。

もちろん積んでいい段数は法律で決まっているわけではありませんが、土の圧力、「土圧」を受け止められる段数があります。

 

そこをアドバイス後、今後ハウスメーカーで建物建築する際、再度ブロックを積み替える場合のアドバイスも行いました。

 

また画像にもありますが、下段大谷石と上段ブロックとの間に、一段、形の違う大谷石風の石があります。

これを「笠石」といいますが、この石にある不具合が発生していたので、その原因の解説と対応策をお伝えしました。

 

【今回ご相談】

・やり取り:現地確認

・現地所要時間:2時間程度

 

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