今回読み終えた本は大倉財閥創始者・大倉喜八郎氏の終生を描いた小説「怪物商人」です。
大倉喜八郎は江戸でひと旗上げるべく、越後国から上京し、鰹節などの乾物を売っていたが、こんなところで終わってたまるか!と常々思っている時にあの黒船騒動があり、必ず戦争が起こる、だから鉄砲を売ると決意し乾物商人から鉄砲商人へと転身するところから物語が始まります。
ここからの詳細内容に関しては本書に譲りますが、この小説を読み、感じたことは、次の時代に何が来るのか?何が売れると予想するのか?どんな風が吹くのか?といった仮説を立て、そこに向かって行動を起こすことの重要性は時代を超えて生きているということでした。
また、安田善次郎や益田孝、渋沢栄一など、この時代の成功者達は皆、お互いに若い頃から繋がっており、この部分に関しても現在と不変だと思います。
やはりこの仮説力と行動力、そしてネットワーク創りの重要性を今更ながら本書で再確認出来ました!
よし!時代の風に乗るべく今日からまた頑張らなきゃ!