現地の診療所より。医療の届かなかった場所に、医療を届ける意味とは。 | 国際支援団体•認定NPO法人 Future Code

国際支援団体•認定NPO法人 Future Code

国際医療支援団体であり、医療の届かない場所に医療を届ける活動を基本として教育、貧困、公衆衛生など様々な途上国の問題に対し、日本人として何ができるのかを考え、行動を続けています。支援事業は農業/食糧支援、ソーシャルビジネスによる雇用創出等、多岐にわたります。

バングラデシュの首都ダッカから、車で2時間ほどにあるショラ地域では、医療を受けるために、車で片道60分もかかる病院まで通っている人が多くいます。


経済的に余裕のある人は私立病院へ、そうでない人は政府の病院へ向かうのが現状です。これまでショラには、地域の人々が安心してかかれる「身近な病院」がありませんでした。



先日、地域に住むある男性が、私たちのショラの診療所を訪れました。この方は生まれてからずっとショラに暮らし、この地域では農業分野のリーダーとして広く知られている方です。他院で診察を受けていましたが症状は改善せず、近所の人から「日本人たちが作ったあの病院には、海外で学んだ経験を持つなど、有名な医師がいる」と聞き、当院を訪れたそうです。他院でも症状から、心臓が悪い可能性を指摘されていたとのこと。超音波の検査を行い、今後の当院での治療について、丁寧な説明が行われました。診察後、この男性はこう話してくれました。「今までショラには、このような病院はありませんでした。このような病院がここにできることは私の夢でした。」さらに、こう続けました。「妻が病気になった時、近くに病院がなく、遠くの病院へ運ぶ途中で妻は亡くなりました。病院へ行くお金があっても、近くに病院がなかったのです。」そして最後に、「この病院の存在を、もっと多くの人に伝えたい」と話してくれました。日本の皆さまのご支援によって生まれたこのショラ診療所は、ショラの人々にとっての「身近な病院」となり、確かにこの地に根付き始めています。


 確かな医療を、医療の届かない場所に届けるというこの仕事の意味を改めて心に刻み、日本の皆様のご支援のお気持ちを、現場に還元して参ります。 

本年も大変お世話になりました。

 2026年もどうぞよろしくお願いいたします。


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