ハイチでの無料結核検診は順調に進み、無事に今回も終えることができました。
時には現場では、このハイチでは治療ができない疾患が見つかり、本来は急いで治療をすべき疾患ですが、できる医療は限られており、ここではこれ以上の検査をすることも叶わず、医療者としては悔しい想いをすることもあります。
しかしながらある人は、結核などの病気を心配して訪れ、今のところ検査では問題は認めないことを伝えると、とても喜んで帰っていく姿を見ると、私たちもとても勇気づけられます。
こういった効果は、決してデータにはあらわれることはありませんが、現場ではやはりこのような体験から、検診の必要性を感じつつ、活動しております。
今回もリスクの高い住民を中心に93名をスクリーニングし、うち15名には症状とレントゲン所見から結核を強く疑う患者を含め、異常を認めており、精査しています。
また現地でも、シスターたちがこの活動を支えてくれており、スタッフの健康管理などに気をつかっていただきました。
最終日の検診の終わりには、病院を運営するシスターたちからも感謝のお言葉と、再会を願うように、歌とプレゼントもいただき、私たちもまた、この活動を支えていただいたこと、そして続けることができることに、深く感謝を覚えます。
そして今回の検診にも、日本の多くの皆さまからのご声援、ご支援を頂き実現いたしました。
本当にありがとうございました。
NGO Future Codeは、このハイチでの結核検診はハイチ友の会とこれからも協力し、これからも定期的な検診を続け、現地への貢献が少しでもできるように努力を続けて参ります。
今後ともどうか暖かなご声援、ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。