ハイチ レオガン シグノ結核療養所にて、第二回目の結核検診を開始しました。
約2年前の日本での研修に参加したジェルタ・パスカル医師、代表 大類、吉田看護師らが共に、有症状患者の診療にあたります。
多くの患者が並ぶ中、初日は診療開始の予定時刻より大幅に遅れるトラブルがあり、当初の予定を変更せざるをえませんでしたが、なんとか無事に開始することができました。
開始は遅れたものの、いざ開始してみると、現地スタッフは前回に検診を行った経験が生きており、チームはすぐさま機能し、効率的に患者の診療にあたることができました。
もちろんシスター須藤先生がこの現場におられない影響は大きく、それを感じずにはいられませんが、それでもチームの皆がそれぞれの状況に真剣に取り組んだ結果なのだと感じます。
2012年に自衛隊から寄贈されたレントゲン装置の調子も良好で、レントゲンの画質も良好です。
検診も二日目以降、初日のようなトラブルもなく、とても順調に診療は進んでいます。
連日、多くの患者が朝からレントゲン検査と診察を待っており、現在もパスカル医師らと共に診療を続けています。(ジャッセン医師も後日合流予定)
肺炎や結核が疑われる患者以外でも、すぐさま治療が必要と考えられる重症の心不全患者を発見したり、また片側の完全気胸の患者を発見するということもありました。
このようにかろうじて動くことが出来るくらいのかなりの重症例でも現在まで病院受診をしておらず、やはり深刻な貧困が根底にある現実が伺えます。
これからもチームは多くの人々の様々な想いをのせて、ハイチでの診療を継続していきます。