このところ最近、相も変わらずありがたいことにFuture Codeの仕事やらなんやらでばたばたと飛び回る毎日ではあるのだが、もう30代後半と言われる年齢になってからは、あまりこの数年日本にいなかったこともあり、初めての日本の夏を迎える。
この最近は実はいろいろな事情も重なり仕事も昔のように自由にできているわけではない。しかしながら挑戦は今の自分に出来る限り、していくつもりに変わりはなく…。
もちろんまだまだ走り続けるため、今までは「焦る」事も歓迎してきた。しかしながら、なかなか結果に結びつかない長い時間を過ごしていると、この焦りは自分を苦しめ始めた。
正直少し結果を求めすぎたのかもしれないし、または自分自身を過信していたのかもしれない。
日本は梅雨の時期で、これから夏を迎える。そう言えば、小学生の頃に見た夏の空は、今よりも青く、山は今よりも緑に見えたように思えた。
そんな変わらない毎日の中で、後輩と雑談する中で、人生の若いときの時間、をあらわす「青春」に続く3つの言葉を教えてもらう機会があった。
「朱夏」「白秋」「玄冬」
これはお察しのように青龍、朱雀、白虎、玄武と季節からくる言葉だとはお分かりと思うが、中でも「朱夏」は30代後半から始まり、人生の一番長い時間を示すと言う。「白秋」や「玄冬」は人生の経験や結果を元に集大成を示す時であり、また後進に道を譲りながら支える時間であるわけだが、今自分が入った人生の時間、「朱夏」とは何か。
恐らく私にとっては、青春期に得た経験や、先人たちの御指導を元に、あがき、行動する時間なのだろうと思う。
目標を達するための行動を起こしていく事そのものにも価値はきっとあり、行動なくしては語れない時間ではないだろうか。
なぜなら例え幾度かの失敗があれども、その経験なくしてきっと「白秋」を迎える事は出来ないだろうから。
まさにまだ私の「朱夏」は始まったばかり。多少の失敗の連続も行動すればこその結果。まだまだこの夏は続くわけだ。いやー何事も勉強。こんな話を教わる日常は大切だ。
恐れずに。自分に真っ直ぐに。進んだ先に、きっといつか何か見えるならそれでいいんじゃないか。これは長期戦の始まり。
正直、様々な困難の中では、今はこの道が本当に正しい道かはわからない。しかし行動を続けていくなかで次の進むべき道は見えてくるはずだ。
そう思えた今は、少し以前よりも空は青く、山も緑に、そんなふうに見える気がした。