全然持ちこたえていない日本の感染者数 | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

確かオックスフォード大学の資料だったと思うんだけど、人口100万人あたりのPCR検査を受けた人の数が一番多かったのはアメリカ。その次に多かったのがオーストラリア。
そして、日本でPCR検査を受けた人の数は、なんとアメリカの35分の1。

これから日本でも他国並みにPCRの検査数をガンガン増やしたら、いくら私たち国民が外出を控え続けても、感染者の数が、今後、桁違いに跳ね上がることはわかり切っている。
(数字を跳ね上げたくなければ、今後も積極的に検査しない方針を貫くしかない)

国民一人一人の行動を今変えれば、2週間後には、その行動変容の結果が数字になって現れると専門家たちは言っているけど、PCRの検査数をこれから増やせば、それに応じて陽性が判明する人の数も増えるので、行動を変えたからと言って、その効果が数字になって現れることなんてあり得ない。
だから、急激に増え始めた数字を見て、小池知事のように驚き、あわてふためく必要はない。

そして、話は変わるが、私は渋谷区と世田谷区(都内で感染者数が一番多い区)の境目あたりにある商店街に面したマンションで暮らしている。

商店街には、何軒もの飲み屋さんがあるのだが、今、その大半の店が閉店状態にある。
しかし、今日、スーパーでの買い物帰りに、ある飲み屋さんの前を通りがかると、今夜もその店は開始帰りの背広姿のおっちゃん達のグループでごった返していた。

なぜ、こうなるのか?

理由は簡単で、多くの飲食店が閉まるほど、飲みたい人たちは、開いている数少ない店にたむろするしかなくなる。
しかも、開いている店の営業時間はいつもより短縮されているので、余計、限られた営業時間内に人々が集まり、ごった返すことになる。

こうして、外出自粛の要請が出ても、新たなクラスター発生源は、場所を変えて次々に生み出されていく。

誰がどうコントロールしようとしたところで、感染者の数は、今後しばらく、小さな上下動を繰り返しながら確実に増え続ける。
そして、ある時、ピークに達すると、今度は、自然に減り始める。

しかし、感染者の数ではなく、自分が感染しないようにするためなら、やれることはある。

飛沫感染を防ぐために、至近距離での人との会話を避ける。
「咳エチケット」という言葉に惑わされないこと。
(そもそも、人に向かって咳やクシャミを浴びせかける人なんて滅多にいないのだから)
注意すべきは、人と話している時に、声とともに飛び散る飛沫。
(どこかの大学の研修医たちでさえ、これを守れず大失態。飲み屋でたむろするおじさんたちも然り)

そして、こまめな「手洗い」。

この二つが国民に周知させなければ、ゴールデンウィークどころか、夏休みが過ぎても、この騒動は収まらないだろう。

お知らせ
このままではいつまで経っても、講座を再開できそうもないので、4月19日(日)開催の「非二元ファシリテーター養成講座の実習コース」を新たな試みとしてオンラインでやってみることにしました。