英語と非二元を教えている理由を聞かれて | 非二元|目覚めを生きる

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先週末は「スマホで英語を話せる脳をつくれる科学的学習法」を開催した。

 
英語指導を仕事にしている男性をはじめ、日本酒の魅力を海外の人たちに伝えたくて英会話を学んできた女性、外国人観光客が多い京都の百貨店に勤めている女性、矢沢永吉の熱狂的ファンの男性などが参加してくれた。
(この日は矢沢の日(8月30日)の翌日だったので、休憩時間に永ちゃんの曲を流して過ごした)
 
冒頭、日本人が6年英語を学んでも話せるようにならない日本の英語教育の問題点(英単語の意味をバラバラで記憶する/英文を和訳する/カタカナ発音など)を指摘し、どのように学習の仕方を変えると、大人になってからでも数ヶ月の訓練で英語を話せるようになるかを伝えた。
 
また、京都から来てくれた女性は、私のことをはじめは「非二元」を検索していて知り、非二元を伝えている人が、なぜ英会話の学習法を教えているのかを不思議に思い、参加してくれた。
 
英語は「言語」なので、マインドが言語をどう処理して意味を理解しているのか、その機能を知っていれば、日本語を先に覚えた日本人が、英語を学ぶ際に、先に覚えた日本語をどう活かして学習を進めれば、スムーズに英語を話せるようになるかがわかる。
 
その一方、非二元(ノンデュアリティ )は、言語を処理しているマインドの機能によってつかめるものではないので、頭を使って非二元を理解しようとガンバるほど、非二元性を直接体験できなくなる。
 
でも、世の中には、非二元とは何か?を言葉で伝えようとしている人たち(概念的に非二元を理解している人たち)が少なからずいて、その人たちがYouTubeを使って自論を披露すると、それを観た人たちまで、非二元を概念的に理解できるものだと思い込んでしまう。
 
でも、非二元を頭で理解しようとしても、概念的な知識がどんどん増えるだけで(思考がとめどなく回り続けるようになるだけで)、日常生活や人間関係、仕事において感じていた問題や重苦しさが、消えることはない。
つまり、まったく機能しない(役に立たない)。
 
多くの日本人は、英語を6年学んでも、英語を話せるようにならない。
「非二元」を知っても、それをマインドで理解しようとして、いつまでも核心に至れない。
 
英語においても、非二元においても、的外れなことをやり続けている限り、そのガンバリが機能する(役に立つ)ことはない。
 
だから私にとって、英語はマインドを使って理解できるもの、非二元は直接体験(ダイレクトパス)によって理解できるもの、という違いはあるけれど、どちらにおいても「機能しない」アプローチには興味がない。
 
やってもやっても話せるようにならない日本の英語教育と、修行、苦行をどれだけ重ねても非二元性に気づけない日本の宗教的アプローチは、どちらも機能しない点において、同じトラップにはまり込んでいる。
 
仕事とは、英語で言うと「workする(機能する)」ことなので、やっても機能しないことをやり続けているなら、それは「仕事をしている」とも「学んでいる」とも言えない。
 
だから、私にとっての仕事(機能)は、機能しないことを機能するように、その方法やアプローチを教えることで、この機能(働き)はひとりでに起きている。
 
お知らせ
次回の英語講座は、12月か1月に開催する予定です。