私たちは映画が大好きだ。
映画を観ている間、私たちは、我を忘れて映像の世界にのめり込んでいる。
次にどんなシーンが現れ、どんな展開になるかは、私たちにはわからない。
もし、映画の筋書きや結末を事前に知っていたら、映画を楽しめなくなってしまう。
次に何が起こるのかがわからないからこそ、私たちは映画を楽しむことができる。
そして、映画を見ている間、私たちは、映画の筋書きにケチをつけたりはしない。
「ここはこうではなく、こう展開させた方がよりドラマチックになるんじゃないか」と脚本家のような目で映画を見ていたら、映画を楽しめなくなる。
どんな俳優がどんな役柄で現れようが、私たちは、登場人物にケチをつけたりしない。
「この役柄なら、この役者よりあの役者に演じさせた方がもっと面白くなるのに」と評論家のような目で映画を見ていたら、映画を楽しめなくなってしまう。
でも、私たちは、人生においては、まるで映画監督か脚本家のように、人生の展開を自分で調整しようとしている。
だから、人生という映画を楽しめない。
この先の計画ばかり立てて、予測のつく範囲に人生の展開を押し込めようとしてばかりいるから、先の見えない映画を楽しむように、人生を楽しめない。
「ユニバーサル(宇宙)スタジオ」がクリエイトしている「人生」と呼ばれる映画は、毎日、映画館に行かなくても無料で上映されている。
なのに、人は、この映画をありのままに楽しもうとはせず、筋書きや登場人物を変えようと、日夜、人生と戦い続け、クタクタになっている。
そこには、人生という映画を楽しむ余裕などまったくなく、つかの間、映画館に行った時だけ、ありのままに映画を見て、泣いたり、笑ったりして、一息ついている。
お知らせ
今年最後の「ノンデュアリティ・エクスペリエンス」のテーマは、映画を楽しむように人生を楽しんでいる「意識」です。
遠方の方は、電話かスカイプでのセッションをご活用ください。