日本人に適した効果的な英単語記憶法 | 非二元|目覚めを生きる

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英単語を覚えるとき、通常、私たちは「英単語」と「日本語の意味(訳語)」をセットで覚えようとする。


たとえば、「apply(アプライ)」の意味を英和辞典で引くと、他動詞としての意味だけでも、これだけの意味が載っている。

 

当てる 塗る つける 用いる 適用する 応用する 注ぐ 傾ける

 

「apply」には、こんなにたくさんの意味があるのかと思うと、正直、覚えるのがおっくうになる。

そうなると、英文を読んでいて、「apply」が出てくるたびに、辞書を引くことになる。

 

しかし、辞書を引いても、その意味がたくさん出てくると、文章の意味としてふさわしいのはどれなのかがわからない時もある。

こうなると、「apply」の意味が、いつまでもつかめないままになる。

 

ここで先に、重要なポイントをお伝えしておくと、英和辞典や単語帳に乗っている複数の訳語を完全に丸暗記したところで、あまり役に立たない。

 

なぜなら、動詞の意味は、一単語によって決まるものではなく、文脈(文全体の意味)によって決まるからだ。

 

意味が文脈で決まるのだから、applyがどのような動きを現している動詞なのか、そのイメージを理解しておいたほうが、複数の訳語を覚えるよりも、圧倒的に文章としての意味をとらえやすくなる。

 

実は、私自身も、英単語と訳語を対応させて覚えようとしていた頃は、「apply」の意味を何年経ってもつかめずにいた。

 

ところが、「apply」の意味をイメージでつかむようになってから、まったく辞書を引かずに、文中のapplyの意味を把握できるようになった。

 

そして、「apply」は、私たちが普段使っているスマホの「アプリ(アプリケーション)」の動詞形であることに気づいてから、さらに意味の理解が深まった。

 

アプリとは、スマホのOS(オペレーションシステム)に合わせて作動しているソフトウェアのこと。

ここから、applyとは、「何か(対象)に合わせて作動している」動きを現す動詞であることがわかり、いちいち日本語に変換しなくても、その動きのイメージで私はapplyの意味をつかめるようになったのだ。

 

これによって、たとえば、「apply a bandage to a cut」という英文を見ただけで、「切り傷に合わせて、包帯を巻いている」動作が目に浮かんでくるので、いちいち「当てる」や「つける」という訳語を覚える必要がなくなった。

 

また、「Apply this rule to the case.」を見た瞬間、「そのケース(事例)に合わせて、このルールを適用させている」イメージが浮かぶようになり、いちいち「適用する」という訳語を覚える必要なく、文章の意味を英語のままとらえられるようになった。

 

このように、動詞は本来、何らかの動きを表現している言葉なのだから、日本語を介さずにダイレクトに、その動きのイメージとつなげた方が、意味をとらえやすく、複数の訳語を覚える必要性がなくなるのだ。

 

これに加えて、私たち日本人は、既に数多くの外来語(カタカナ語)を知っているのだから、その知識をできるだけ利用するようにすれば(私がapplyの意味を「アプリ」からつかめるようになったように)、さらにラクに英単語の語彙数を増やせるようになる。


何年、英語を学んでも、日本人が英語をマスターできない理由の一つは、いまだに学校教育で、「英単語をたくさん覚えれば、いつか英語がわかるようになる」と信じ込まれていて、

「英単語=日本語の意味1、日本語の意味2、日本語の意味3・・・」を丸暗記させるような教材が多いから。

 

これを、ネイティブと同じように、
「英単語=その単語が現しているイメージ」を結びつけるように変えるだけで、日本人である私たちにとっても、英単語はラクに意味をつかめるものになる。

 

なぜなら、英語であれ、日本語であれ、その言葉が指し示しているのはイメージであり、そのイメージは日米共通だからだ。


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