どれだけ文明が進化しても、人間が抱く思い込みは、古代から全く変わっていない。
それを指摘する経済学者、ハワード・クンルーサーの言葉。
「災害対策は、個人であれ政府であれ、実際に体験した最悪の事態を想定して設計される。エジプトのファラオ時代にも、毎年のように起きる河川の氾濫の最高水位が記録され、それに対する予防策が講じられていた。
過去の最高水位を上回る洪水は起きない、と前提されていることを意味する」
リスクの専門家であるクンルーサーのこの言葉を、ぜひ、原発問題に活かしてもらいたいと切に願う。
矢沢大輔
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