私は約10年前にコピーライターを辞めた。
23歳の時にコピーライターになり、40歳になる頃まで、その仕事をやっていた。
クライアント企業の商品やサービスを売るためのキャッチフレーズを書く仕事は、すごく面白かった。
でも、ひとつだけ物足りないことがあった。
それは、自分の書いた文章を読んでくれている人の顔を、直接見れないことだった。
だから、40代になった頃から、人の顔を直接見ながらできる仕事がしたいと思い、研修講師になることに決め、企業研修の仕事をやりはじめた。
そして、47歳のときに、会社を辞めて起業した。
起業してから今日までの4年半、セミナー講師としてビジネスを続けてこれた理由は、過去の仕事で身に付けたスキルを新しい仕事に活かせたからだと私は思っている。
起業してから5年以上、ビジネスを続けられる人は、全体の約2割だといわれているが、私がその2割に入れたのも、16年間、コピーライターの仕事をやっていて、「売れる文章を書く」そのスキルを、今の仕事にも活かしてきたからだ。
つまり、私は10年前にコピーライターを辞めたけれど、いまなおその技術を使い、今の仕事の集客に役立てている。
そして、今や、Webコピーライティング講座 というセミナーまで開き、受講者の方々の顔を直接見ながら、好きなコピーライティングの技術を人に教える仕事ができるようになった。
コピーライターの仕事は好きだったけど、人の顔が見れないことが不満で辞めたのに、今、私は、人の顔を直接見ながら、コピーライティングの仕事に携われている。
10年前にコピーライターを辞めようと決めた時には、まさか、こんなふうな形でコピーライティングの仕事にかかわれるなんて、私は思いもしなかった。
そういう意味で、私にとって、16年間かけて身に付けたコピーライティングのスキルは、今も私のポケットにキャッシュをもたらしつづけてくれる、かけがえのない「資産」になっている。
今日、なぜ、私がこのことを伝えたかったのかというと、私と同じように、ある仕事を通じて身に付けた能力やスキルを持っているのに、それを活かそうともせず、「これから新しい能力やスキルを身につければ、お金を稼げるようになる」と思い込んでいる人が多いからだ。
「この能力やスキルを身につければ、あなたもこんなに稼げるようになりますよ。
だから、あなたもうちのスクールに通って、新しい技術を身につけませんか」
そんな誘い文句が、世の中にはあふれている。
それを見た多くの人は、思わずその言葉に引き込まれ、夢をふくらませる。
なぜ、夢がふくらむかというと、それが未知の世界の話だからだ。
未知なものに、人は期待を抱き、夢をふくらませる。
しかし、未知なものも、実際にやりはじめれば、それは既知なものとなる。
その仕事で、それなりにお金を安定的に稼げるようになるには、時間や授業料もそれ相応にかかることがわかりだす。
どんな仕事をするにしても、一人前に稼げるようになるには、最低でも1,000時間はかかるといわれている。(職種によっては10,000時間かかるものもある)
どんな仕事を選んでも、月々、安定的な利益を生み出せるようになるには、それなりに時間がかかるもの。
だから、私はこう考えている。
もし、あなたが、20代、30代で、この先、新しいスキルや知識を身につけるだけの金銭的、時間的余裕が十分にあるなら、未知のことに挑戦してもまったくOK。
しかし、その余裕がない人、または、40代、50代から起業を考えているなら、既知のものに目を向け、それをキャッシュに変えることを考えた方が現実的だし、実際、お金になりやすい。
あなたがもし、40代、50代であるなら、長年の仕事の経験の中で、あなたはキャッシュに変えられるだけの能力やスキルを既に身につけている。
少なくとも、現場で1年や2年働いたレベルでは身につけられない専門知識やスキルを、あなたは持っている。
でも、会社員を長年やっていると、賃金としてしかお金をもらったことがないので、そのスキルや知識が、外部の人に対して、それほど金銭的価値のあるものとは思えなかったりする
だから、多くの人が、自分が既にもっている価値あるスキルや知識を見過ごし、自分にはないスキルや知識を求めて、外にそれを買いにいこうとしてしまう。
既知なものの可能性よりも、未知なものの可能性を、人は追い求めたがる。
「灯台もと暗し」になってはいないだろうか?
あなたが今、起業を考えているなら、この機会に、過去に身に付けた専門知識やスキルを見直し、それをお金に変える方法を考えてみてはどうだろう。
矢沢大輔
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