自分の好きなことを仕事にする。
とても聞こえのいい言葉です。
だから、私がセミナーでこんなことを言うと、かなりの確率でこんな質問が返ってきます。
「でも、好きなことを仕事にしてしまうと、好きなことが純粋に楽しめなくなるとも、よく言われてますよね?」
この質問の真意を、私なりに推測すると、
仕事とはつらいものである。
だから、好きなことを仕事にすると、好きなことまでつらくなってしまう。
そんなニュアンスというか、前提が含まれているように思います。
仕事がつらくなる原因を大別すると、二つに分かれます。
1.仕事の内容そのものにやり甲斐を感じられない。
2.売上が思うように上がらない。
1の場合は、売上は上がるけど、仕事の内容的にやり甲斐を感じられない。
2の場合は、やり甲斐のある仕事だけれど、思うように売上があがらない。
やり甲斐もなく、売上も上がらない場合は、この際、論外としました。
仕事がつらくなる理由は、この両者のどちらかであって、好きなことを仕事にした場合に起こり得るのは2のケースでしょう。
そして、好きなことを仕事にして売上を伸ばせない人は、なにも努力を怠っているわけではありません。
むしろ勉強家の人が多く、いろいろ学ばれています。
しかし、勉強しても勉強しても売上が伸ばせない。
それはなぜか?
一言をでいうなら、仕事において、今、取り組むべきポイントを外してしまっているからです。
「これさえ実践すれば、カンタンに売上をあげられる」と謳ったお手軽な情報やノウハウが世の中に溢れすぎていて、それらの情報をあれこれインプットしすぎるあまり、自分の仕事において、今、何を最優先に行うべきかがわからなくなっているのです。
この状況に陥った時に怖いのは、売上があがらず、仕事が順調に回転していないにもかかわらず、「学ぶ」ことだけはちゃんとやり続けているので、「やるだけのことはやっている」というおかしな自己満足感が生まれ、ますます売上があがらない悪循環ループにはまってしまうことです。
売上が伸びない原因は、ビジネスの仕組みのどこかにただちに処置すべき欠陥があり、それが放置されたままであることです。
風呂の浴槽にお湯をはろうとしても、底の栓が抜けたままでは、どれだけお湯を注ぎこんでも、お湯がたまることはありません。
「売上」というお湯がいつまで経っても増えないのであれば、まず、取り組むべきことは、どこに穴があるのかを突き止め、その穴をただちに塞ぐことです。
それをやらないまま、あなたがどれだけ新しい情報やノウハウを仕入れてきても、売上が着実に伸びるようなことは起こりません。
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