過去に囚われないで、これから先のこと、未来のことを考えて、前向きに生きよう!
これ、物凄く建設的な主張に聞こえます。
私も、以前は、「そうだ、その通りだ。希望は未来にあるんだから、過去に囚われず、未来を夢みて生きよう!」と思っていました。
でも、今、思えば、完全に眠りこけていました。
まったく、今ここにいませんでした。
生きながら、死んでいるようなもんでした。
過去というものは、どこにも存在しません。
過ぎ去ったものだから、過去という。
それは、頭の中にある記憶に過ぎず、それは実際には、もうどこにも存在していない。
また、未来も、過去と同じく、どこにも存在していない。
未だ来ていないもの。
実際に今ここにないものだから、未来といっている。
そして、その未来は、何から生み出されているかと言うと、実は過去の記憶から生み出されている。
人は未来のことを考える時、過去の記憶のデータベースを参照しなければ、未来像を組み立てることができない。
過去にも、これと同じようなことが起こって、その時はこうして、こんな結果になったから、今度は、こんなふうにしてみようと、過去のデータベースを参照して、未来を予想し、判断を下しているに過ぎない。
つまり、未来を考えている時も、人は、過去のデータベース、記憶の中に埋没してしまっていて、今ここにいないということ。
過去に囚われず、未来に囚われず、今ここを生きる。
これこそ、囚われのない本当の生き方であり、これなくして、生きる歓びを真に味わうことはできない。
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