先日、新丸ピルのパーティで、
「震災後のこの時期に、
私の研修を受けたマネジャーのお店がどうして業績を上げているのか」を、訊ねられました。
そこでお答えしたことを、今日はご紹介します。
毎日、職場で作業をしている人は、たくさんいますが、
仕事をしている人は、ほとんどいません。
作業と仕事の違いがわかれば、意識が変わって、
みんな物凄く熱心に仕事に打ち込むようになります。
仕事を熱心にやりたがらないのは、
その人がやる気がないからではなく、
自分の仕事の意味がわからないだけです。
だから、私の研修では、モチベーションという言葉はほとんど使いません。
仕事とはこういうものだと教えることもしません。
ただ、対話をしているだけです。
その対話の中から 仕事の意味を自分でつかんだとき、
人はモチベーションではなく、インスピレーションで動きはじめます。
そこから、素晴らしいサービスが生まれ、素晴らしい場が出来上がっていきます。
でも、未だに多くの経営者が、マネジャーや社員のこの可能性を眠らせたままにしています。
なぜなら、経営者自身が、こういう時こそ、有効な打ち手を考えださなければ、
「経営者失格」の烙印を押されてしまうという恐れを持っているからです。
経営者が自己保身のために孤軍奮闘している企業ほど、この状態をいつまでも脱しきれないでいます。
そんな経営者の方に、私からお伝えしたいこと。
もう少し、自分の会社の社員とその可能性を信じてみたら、どうですか?
そのための組織なんじゃないんですか?
一人の脳みそで考えても、あまりたいした答えは出てきません。
教科書の問題を解くのとは、まったく違います。
今この社会で起こっている問題の難易度は。
こんな状況は、かつて誰も体験したことがなく、誰一人、絶対的な答えなんて持っていないわけですから。
だから、ひとりで閉じこもって考えこまないでください。
こういう時こそ、全社員が結束できる絶好の機会なんです。
今こそ、みんなで力を合わせて、この困難を乗り越え、素晴らしい未来を創っていきましょう。
このブログを読まれて、少しでもあなたのお役に立てたのであれば、幸いです。
もし、あなたの周りに独り相撲をとって困っている方がいらっしゃるようなら、ぜひ、この記事をシェアしてあげてください。