震災後の今こそ訊いてほしい、岡本太郎の声。 | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

近代合理主義を誇り、進歩などと得意になって突っ走った馬鹿馬鹿しさ、今になって、不吉なゴールを予感して悲鳴をあげている。人間はまことに矛盾した生きものだ。
(中略)
地球は死につつある。だが、今日の機構、体制、考え方、すべてが、進歩・生産・合理主義の方向に統一されてしまっているから、この時点に至って手の打ちようがない、呆然としている感じだ。
とりわけ日本人の場合は傷ましい。文明開花以来、西欧近代文明を手本として、なりふり構わず、あくせくと頑張り続けてきた。追いつき、追い越せ。ひたすら走り続け、驚異的な成功をおさめた。ところが、とたんに逆目が出てしまったのだ。

公害の実験室となり、エコノミックアニマルのレッテルをはられ、貿易不均衡、国際通貨不安のもとと世界中で白い目を向けられ・・・悩みは深刻である。
われわれはいったいどこへ行くのか。

ぼくがここで問題にしたいのは、人類全体が残るか滅びるかという漠とした遠い想定よりも、いま現時点で、人間の一人一人はいったい本当に生きているだろうかということだ。
本当に生きがいを持って、瞬間瞬間に自分をひらいて生きているかどうか。
システムのベルトコンベヤーに乗せられ、己を失って、ただ惰性的に生活を続けているというのなら、本質的に生きているとはいえない。ならば人類滅亡論をいうことも意味がないじゃないか。一人一人が強烈な生きがいにみちあふれ、輝いて生きない限り。


もう20年以上も前から、岡本太郎は、こんな警告を発しつづけていた。

しかし、我々は、この20年、その教訓を活かせないまま、同じ路線上を歩み続けている。

駄目だと、うすうす気づきながら、歩み続けてきた。

横断歩道、みんなで渡れば怖くない。

そんなメンタリティーから、今こそ、抜け出す時だと強く感じた。