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この国のタブー

素人がタブーに挑戦します。
素人だけに、それみんな知ってるよ?ってこともあるかもしれませんが。
コメント、質問、大歓迎です。お手やわらかにお願いします。

石原慎太郎氏の評価には賛否ありますが、インテリ層に限れば否定的な意見がやや強いように感じます。

私個人は石原氏に好意的ですが、特に、ひとつの政策実現に関して大きな期待をしています。
それは行政における会計制度改革です。


会計制度改革の議論は、一般にはあまり認知されていません。会計は専門知識ですから当然と言えば当然です。しかし、衆議院議員現職中に刺殺された石井紘基氏の主張を耳にすれば、単に難しいからというだけで片付ける問題ではないことがわかります。ご興味のある方は、TV放送されたドキュメンタリーをご覧いただければと思います。
 参考:『日本病の正体』

現行会計制度の問題の詳細は別の機会に述べるとして、最大の問題は、お金の流れがとてもわかり辛いことです。国政調査権を持つ国会議員であっても正確に把握するのは不可能と言われます。これはとてもおかしな話です。タブーの予感がします。意図的にわかり辛い制度にしているのではないかとさえ疑ってしまいます。

小泉構造改革の当時、郵便局の財政投融資制度と、道路公団など特殊法人の問題が大きく取り上げられました。簡単に言えば、次のような構図です。
まず天下り先を造る。そこに行政事業を委託し税金を投入する。財源が足らなければ巨大な郵貯財源から無尽蔵に借り入れる。結果として公的債務だけが膨らみ、役人には常にお金が回る。要するに、役人が役人のための行政を行っているという構造です。

当時これを糾弾したのが、国会の爆弾男こと石井紘基氏であり、それに追随したジャーナリストの猪瀬直樹氏でした。それを実践したのは、石原氏や橋下徹氏です。彼らは地方とは言え、東京都と大阪府の会計制度を改革しました。民主党政権当時に事業仕訳がもてはやされましたが、中止とされた事業がゾンビ化して蘇る実態も浮き彫りになりました。つまり、本当にやるべきはそんな一時のパフォーマンスではなく、制度そのものの改革です。

しかし、役人を敵に回すのは簡単ではないかもしれません。
石井紘基氏は殺し屋に刺殺されました。ブログ市長として有名になった竹原信一氏は、マスコミに奇人変人として報じられ、失職、落選に追い込まれました。勘繰ってしまいます。

石原氏は都知事辞任記者会見で、前半30分を費やして会計制度改革の必要性を訴えました。聞いていて正直、拍手したい気持ちになりました。しかし、衆院選挙中はそのことについてあまり報じられていません。残念であるとともに疑問を感じました。石原氏ご自身が、わかり辛い論点の主張を敢えて避けたのか、それともマスコミが報じなかったのか、本当のところはわかりません。
 参考:記者会見のニコニコ動画

好き嫌いはともかく、私個人としては石原氏も猪瀬氏も橋下氏も、マスコミや市民からの業績評価が低すぎるような気がします。

石原氏は80歳にしての国政復帰です。残る人生を懸けた会計制度改革に期待します。



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