GDPとは国内総生産ですから、日本の成長度を表す指標としてはとても一般的なものです。
GDP=民間消費+民間投資+政府支出+純輸出
この中で政府支出というのが出てきます。うっかり見落としてしまいますが、他の3つの指標と比べるとこの指標はあまり耳にしたことがありません。少し調べてみると、政府支出とは、国や地方自治体が拠出する金額であるとわかりました。つまり、財源のほとんどは税金と公債なんですが、その統計資料がネット上を探してもなかなか見つかりません。
これって変ですよね。GDPも民間消費も民間投資も純輸出も、しょっちゅうマスコミで報じらている指標です。でも、政府支出はほとんど報じられていません。何かタブーな予感がしたので、自力で計算してみました。ちなみに私が使った計算式は次の通りです。
政府支出=国家支出+地方支出
ただし注意として、借金の返済は生産ではありませんので、歳出総額から公債の元利償還分は除く必要があります。また、地方交付税なども国と地方で二重計上しないよう除く必要がありました。
政府支出=(一般会計+特別会計-重複額-国債償還額)+(地方自治体歳出合計-地方交付税-国庫負担金-地方債償還額)
平成23年度の数字を寄せ集めたら次のような結果でした。
=(110+397-150-109)+(82-17-11-13)
=289(単位:兆円)
ちなみに、GDPの507兆円に占める割合は・・・なんと57%!!!
驚きました。経済の半分が政府支出だったんですね。
もちろん、これら数値はネット上からの寄せ集めです。信頼できる政府機関の資料をできるだけ用いましたが、細かな間違いがあるかも知れません。それを踏まえても驚愕の数字でした。
この数字を見ると、この国は本当に市場経済なのかと疑問に感じます。
私は経済の素人ですが、GDP成長率を目標に政策論議をするのは本当に正しいのでしょうか。
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