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この国のタブー

素人がタブーに挑戦します。
素人だけに、それみんな知ってるよ?ってこともあるかもしれませんが。
コメント、質問、大歓迎です。お手やわらかにお願いします。

医者と教師のいない世界の実現。

病気の100%予防、または専門的な知識や技能に頼らずとも怪我や病気を完治できるようになる。教えなくても自らで学び相互成長できる学校教育の実現。

そんな世界があったら良いなぁというのはあくまで夢の世界ですよね。
でもそれを理想に掲げる歯科医師に出会ったことがあります。


出会いは10年以上前に遡ります。当時は、大手企業でPCが全従業員にほぼ行き渡り、個人宅へのネット環境はまだ普及し始めたばかりの頃です。彼は開業医ではまだ珍しかったHPを開設し、水道水へのフッ素添加を訴えていました。フッ素を添加すれば虫歯が激減する、しかもそれを日本歯科医師会が阻んでいるのだと言うのです。

歯科医師の主な仕事は虫歯治療ですが、フッ素添加が実現すれば仕事は激減します。強烈にタブーな予感を感じた私は、彼へメールで何度も質問し、彼は何度でも丁寧に回答してくれたことを覚えています。

水道水にフッ素を添加すると虫歯予防に確実な効果があることは、WHOを始め世界中の研究によって明らかにされています。北米やオーストラリアでは現在も多くの自治体が導入している反面、日本で実施されたケースは過去に僅かです。しかも、その実施されたケースで添加量を誤るトラブルから健康被害まで生じた事故が起き、そのことが現在でも導入への障壁になっているということでした。

10年経ってネットで調べてみましたが、今では日本歯科医師会は、少なくとも公式にはフッ素添加に肯定的です。彼の活動が功を奏したのかも知れません。でも、実現までにはまだ時間がかかりそうですね。


彼はいつもこう言っていました。

「医師の仕事とは、究極的には自分の仕事を無くすことである」

日本医師会は、医者が増えれば医療品質が低下するということを言い続けて、大学医学部の新設を阻んでいるそうですね。先生と呼ばれる仕事は聖職であるとよく言われますが、聖職と呼ぶに相応しい医師とは誰のことか。とても考えさせられた経験でした。



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