→道徳教育は必要です!(1)
家庭教育の崩壊が叫ばれて久しいですが、第二次安倍政権は道徳教育を復活させることを決定しました。いいですねぇ~大賛成です。しかし、復活とはどういうことでしょう?いつの間にか道徳教育は廃止されていたのでしょうか?
調べてみることにしました。
参考:Yahoo!ニュース2月27日記事(産経新聞)
私自身知らなかったのですが、道徳教育は今まで教科ではなかったようです。戦前の教育では「修身」という徳育が行われていたのですが、GHQはこれを軍国主義の一部と見なして廃止します。1950年代に復活の機運が高まったのですが、日教組の猛反対によって教科化には至りませんでした。現在は教科外活動のひとつに位置付けられ、運動会やクラブ活動、総合的学習の時間などと並ぶものです。学習指導要領には、教科ではないものの、義務教育課程での週1回実施が規定されています。
しかし自身の記憶を辿れば、授業は毎週どころか多くて月一回程度だったように思います。好きな授業だったのでよく覚えています。校長会や職員会議などと理由を付けては自習にしたり、運動会の予行練習などに置き換えられてしまった記憶が強いです。他方では、ホームルーム(学活)の中で行っているという学校も少なくないそうです。
私も含め、「ゆとり世代は道徳がない」と感じている方が多いと思いますが、ゆとり教育下でも道徳は同じように規定されていました。反面、それより前の世代から、既に道徳は形骸化していたと言うのが実態でしょう。
どうしてこうなったのか。そこが問題です。ネット上で調べた道徳教育への反対意見は、およそ次ようなものです。
・先生は万能じゃないので、答えが無いことなど簡単には教えられない。
・人間形成は家庭や社会の責任であって、学校教育で全てカバーなどできない。
・今の子供は理想と現実の違いを知ってしまっているから、教えとして成立しない。
どの理由も、だからこそ教科化が必要という論拠にもなってしまう気がして、イマイチ説得力に欠けますね。ということで、さらに日教組的な立場の反論もいくつかご紹介します。日教組は道徳教育に反対の立場で、次のような主張をしています。
・画一的な価値観の押し付けは思想統制に繋がる。
・教育機会の平等を侵すだけでなく、主義信条や宗教の自由を脅かし違憲。
・道徳は戦前軍国主義の精神を復活させるもの。
参考:教育再生機構シンポジウム「≪検証≫日教組と戦後教育」
しかし、信仰や思想の自由を奪う共産主義者がこれを言うと、説得力がありません。共産主義化するためには道徳思想が邪魔になるので、排除のための言い訳にどうしても聞こえてしまいます。
それでも、これが道徳が骨抜きになってしまった背景の真実です。民主党政権下に至っては、とうとう副教材の『心のノート』まで仕分けられWEB化されてしまいました。使っていないのですから事実上の廃止です。
さて、こうなってしまうと、さすがに道徳の復活を叫ぶ声が高まります。それどころか、急先鋒である田母神俊雄は、戦前教育の「修身」を復活すべきとまで述べています。修身とは、1890年に明治天皇が発布した「教育勅語(きょういくちょくご)」によって始まり、GHQに廃止される1945年まで行われてきた教育科目です。
教育勅語とはつまり、明治天皇が打ち立てた教育方針のことです。その内容は、主に次の12項目によって構成されています。
・親に孝養をつくしましょう
・兄弟・姉妹は仲良くしましょう
・夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
・友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
・自分の言動をつつしみましょう
・広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
・勉学に励み職業を身につけましょう
・知識を養い才能を伸ばしましょう
・人格の向上につとめましょう
・広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
・法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
・正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう
参考:国民道徳協会による口語訳文(明治神宮WEBサイト掲載)
お読みいただく通り、とても納得のいく素晴らしいものです。と言うか、ここには極めて当たり前の道徳しか語られていません。当時の学校ではこれを音読したそうです。しかし、GHQや日教組にとっては、明治天皇という神の存在によるものという点が問題になった訳です。
田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ/双葉社

¥1,365
Amazon.co.jp
さて、こうした経緯を踏まえ、教育改革を基本方針とする第二次安倍政権は、道徳を教科化することを決定しました。学校の先生方も苦労されることと思いますが、応援しています!
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
面白かったらランキング上げて下さい→