やわらかく見守るあなたの瞳に
フタをして
さよならを
胸の奥から差し出した
いつになく声が震えてるのは
息がちゃんと吸えてないからだよ
いつもより言葉が声にならないのは
息がちゃんと吐き出せてないからだよ
鼓動を合わせること
瞳を合わせること
言葉が合わないこと
心が合わないこと
すべて
そのすべてを確かめ合うたびに
ふたりは生きてた
呼ぶ声はもうない
あるのは
なんだろう
悲しみ?
悔しさ?
怒り?
憎しみ?
わからない
どこへ?
ねぇこの広い宇宙から消えて
どこへ行ったの?
明日が来るよ
ねぇ 明日が来るよ
ひとりにひとつ
与えられた命
時間を誰も止められない平等
最初からすべて私のための
あなたのための一生
そんな割り切り方で
あなたから解放されるなら
あなたの思い出すべて
目の前から消したりしない
人生で一番の難題を私にのこして
時間は記憶を曖昧に
まるで最初から
存在していないかのような
錯覚を植え付けていく
分け合って
分け与えて
繋ぎ続けた心
血もなく
ふたり通っていたかもわからない
見えないモノ
見えるモノで遺せないふたりに
未来は微笑み続けてた
今は私にだけ微笑んで
地の熱
陽の光さえ届かない
ヒカゲにのこった
季節はずれの雪の塊
右目と左目
両目で見ている景色
交わらない片目だけの
不安定さ
手にしたい逆説
信じたい不条理
強くそして弱くなる対極した想い
目の前に映し出されるのは
あなたの言葉と私の今の感情
その時の私はもういない
2013.11.04 5:40