6月16日(日)は、おそらく関西で最大のあじさいの名所である矢田寺(大和郡山市)へ。(職場の同僚に出くわした。)

その後は、雨が断続的に降ってきたりして、大和郡山と久宝寺を少し歩いた程度。

南森町駅→(大阪メトロ堺筋線)→日本橋駅→(近鉄奈良線)→大和西大寺駅→(近鉄橿原線)→郡山駅→(奈良交通バス)→矢田バス停→矢田寺(拝観料500円、本堂拝観料500円(バス乗車で100円割引あり))(精進料理食べる。)→(奈良交通バス)→郡山駅バス停→源九郎稲荷神社→薬園(やくおん)八幡神社→JR郡山駅(大和郡山市のマンホールカードもらう。)→(大和路線)→久宝寺駅→寺内町→念佛寺→久宝寺駅→天王寺駅→近鉄百貨店(パン買う。)→天王寺駅→(大阪メトロ谷町線)→天満橋駅

22361歩

いただいた御朱印

矢田寺、薬園八幡神社、念佛寺(いただいたというか、箱にお金を入れて書き置きを箱から取り出したというのが正しい。)

久宝寺駅で降りたのは初めて。

 

【矢田寺へ】

まずは近鉄で大和郡山へ。大和西大寺で乗り換えていく。

このあじさいシーズンには大和郡山駅前から臨時バスが出ている。

バスはお城の脇をぐるりと回ってから坂をぐいぐい上る。途中、高専の脇を通るのだけど、ここには飛行機が展示されていて、車内でも「おおっ!」との歓声。

さらにバスは進んで、終点に到着。といっても矢田寺にはさらに坂をしばらく上らないといけない。通常はバス停はもっと寺に近い所にあるのだけどこの時期にはもっと手前で降りるのです。

寺への坂道をたらたら上っていくと、お地蔵様がお迎え。

はあはあして石段を上っていくとようやくお寺につく。左右に塔中がある中、進んでいくと本堂が見えるけど道の左右にはあじさいがてんこ盛り。

【矢田寺の本堂】

まずは本堂にお参り。バスで本堂拝観の割引券をもらっていた。本堂に上がり、ご本尊のお地蔵様にお参り。元々は観音様がご本尊だったのだけど、地蔵信仰が広まって後から地蔵が本尊になったとのこと。

矢田寺縁起図(複製)が展示されている。閻魔様が(信じられないことだが)、裁きのストレスなのか、悩んでしまったらしい。そしてこのお寺の住職に助けを求めたので住職が地獄まで出かけて閻魔の悩み(笑)を解決し、そのお礼として地獄見物をしたそうな。なんとシュールな内容。

そして、地獄で出会ったお地蔵様を彫ろうとしたもののなかなかうまくできない。結構いいところまでは行くのだけど、なんか違う。そうしたら謎の仏師が現れて一晩で彫り上げて、それが今の御本尊。仏師たちは空を飛んで春日の山に帰りました。つまり、実は春日大社の神様なのでした。まさに神仏習合。

直前に作ったもの、つまり、ちょっと違うというものも堂内に安置されています。

【本堂のまわりには】

本堂の左には閻魔堂があり、迫力ある閻魔様がおられます。ちょっと暗くてよく見えないのだけど。

本堂の裏手にはたくさんのあじさいが咲いています。狭い道を上っていけば八十八ヶ所めぐりができるようだけど、今日は先を急ぐのでそれはスルー。

あじさいがもこもこ咲いている中を進む場所もあり、そちらを一周。

せっかくなのでお寺でご飯を食べようと思うのだけど、「あじさい御膳」を出す塔中が二つあり、値段が違う。中身はどう違うのだろう?私はもちろん安い方へ(笑)

【大和郡山】

食事を済ませて、ではそろそろ失礼しましょう。

バス乗り場まで戻り、郡山行きの臨時バスに乗る。

さて、これからどうするか。この町はこれまでも何度か歩いたことがあるし、雛人形展示の時には結構あちこち歩いたので、今回はささっと通ることにしましょう。

まずは駅の前の通りをてくてくあるいて源九郎稲荷へ。「日本三大稲荷」と書いてあるのだけど、ここは少なくとも境内はそんなに大きくないし、サンパイシャモそんなにはいない。「三大」というのは本当だろうか?

ネットで調べると、伏見(京都)は当然として、あとは祐徳(佐賀)、笠間(茨城)、最上(岡山)が有力らしい。源九郎という声はあまりなさそう。

でも、歌舞伎役者もたびたび訪れる、由緒のある神社であるのはまちがいない。

【薬園八幡神社】

JRの郡山の方向に進んでいくと、薬園(やくおん)八幡神社がある。

大和郡山の町中で雛人形の展示をするイベントがあって、そのときにあちこちを回ったのだけど、この神社にも来たのでした。年配のご婦人が丁寧に解説をしていたなあ。と思いながら、御朱印をお願いしようと呼び鈴を鳴らしたら出てこられたのはそのときのご婦人。御朱印をいただいただけではなく、この神社がいかに皇室とゆかりがあるのかについて熱く語られたのでした。前の時には鉄製の灯籠が戦時中に供出になりそうになって、そこに菊の御紋がついているので皇室ゆかりということで何とか免れた、という話もあったけど今回はそこまではいかなかった。

境内にはいろいろな薬草が植えられていて、まさに「薬園」の名に恥じぬおもむき。

【大和郡山市のマンホールカード】

少し歩くと昔の堀を再現した公園があり、ここをてくてくしてからJRの駅へ。駅の反対側に出ると観光協会があり、ここでマンホールカードをいただく。金魚鉢が描かれた、いかにも大和郡山という感じのもの。

最近、マンホールカード集めがちょっとしたブームになっているらしく、それはそれで地域興しとして良いと思うけれど、あまり知られていないゆるキャラをむりやりにデザインしたようなものもあって、それはちょっと違うのではないかと興醒めしてしまう。

【久宝寺の寺内町へ】

この、駅の東側をさらに行くと神社があるようなんだけれど、ちょっと疲れたので今日はそこまでは行かないことにして、大和路線で大阪府内に戻り、久宝寺で降りてみる。

「久宝寺」というけどそういう名前の寺があるようではないのだけど、でも、札所になっているお寺があるらしい。

駅を降りて、ちょっと戸惑う。案内図のようなものがないではないか。

何とか目印らしきものを見つけてそちらに進む。

しばらく進むと、久宝寺の寺内町に着く。ここの念佛寺が札所になっているのだけど、御朱印は本堂前の箱に入っているだけ。これはちょっと不用心ではあるまいか。

寺内町なのは浄土真宗のお寺があるからなのだけど、既に門は閉まっている。

大阪のガイドブックを見ても、その久宝寺の寺内町は出てこないのだけれど、こういうところをもっと売り出せばよいのではないだろうか。

というわけで、この日の散策はおしまい。

 

 

6月16日(日)に朝ごはんは、

近鉄の大和西大寺駅の駅ナカ「二条庵」の肉うどん。420円

麺はもちもち。汁はコクがあって、結構、うまい。

奈良県奈良市西大寺国見町1 近鉄大和西大寺駅構内

 

6月16日(日)のお昼は、

大和郡山の矢田寺南僧坊で精進料理「あじさい御膳」。2000円

具がなんだかよくわからないけど(笑)炊き込みご飯、そうめんの吸い物、天ぷら、たけのことがんもどきの煮物、しろあえ、ごま豆腐、生麩(?)の揚げたもの。食後にくずまんじゅうと抹茶がつく。

味付けは意外に濃い。

特に、しろあえ(だと思う。)はかなりしょっぱい。

天ぷらは茶塩でいただく。揚げたてでおいしい。この中に、ネタがあるのかどうかすらわからない謎のものあり。ゆばだったのかもしれない。

吸い物にそうめんが入っているのは、奈良(三輪素麺)を意識しているのだろうか。違うかもしれないけど。

食べ終えたら、意外にお腹がふくれた。

私は一人だから黙々と食べるけど、他の人たちはわいわい。ごま豆腐を初めて食べた、などと言う高齢のおっちゃんがいるんだけど、そんなものだろうか。

南僧坊と北僧坊があり、両方で「あじさい御膳」をやっているのだけど、南は二千円、北は三千円。何が違うのだろう?

 

6月16日(日)の夕ごはんは、

近鉄百貨店本店(阿倍野)でパン・スイーツフェアをやっていたので、Buonoのツナサラダと照焼チキンを買う。

 

 

 

私のいだてん紀行

今回の「いだてん」は、見るのがつらい内容。

番組でも紹介していたけど、関東大震災では吉原でたくさんの遊女が池で死んだとのこと。その冥福を祈って、吉原弁財天(吉原神社の奥宮の位置付け)の境内には、観音像がたてられています。2016年4月9日撮影