5月16日(土)は堺を散策。

どこに行くかと考え、まだ行ったことがない大阪府の堺市に出かけることにする。仁徳天皇陵、堺市博物館、そして街中から港まで歩くが、見どころがとても多くて、一日ではとても回れないと実感。なかなかすばらしい町です。

39,553歩。

今の歩数計にしてから第2位の歩数。これまで2位だった3月15日(京都東山散策)の39,522歩、3位だった4月18日(奈良室生•長谷散策)の39,295歩を抜いたことに。

 

まずは、JR京都線(東海道本線)で大阪駅に出て、ここから環状線で天王寺へ。さらに阪和線に乗るが、和歌山駅行きと関西空港駅行きとが連結されていて、途中で切り離されるとのこと。乗ったのは和歌山駅行きなんだが、そうか、車両を移ってこのまま終点まで乗っていれば、関空に着いてしまうのか、それもいいな、などと!遠ざかっていくハルカスをながめながら感じたのです。

そんなこんなしながら、三国ヶ丘駅に到着し、ここで降りて各駅停車に乗り換えてその隣の百舌鳥駅で降りる。さあ、いよいよ本格的に散策開始!と思ったんだが、目指す仁徳天皇陵は西の方向なんだけど、東の方向にも、百舌鳥八幡宮の看板がある。これは気になる。なので、事前リサーチでは全くのノーマークだった百舌鳥八幡宮を目指す。それにしても、ここはすごい。自動販売機に「60円から」と書いてある。見ると、確かに、サンガリアの缶コーヒーが60円だ。

百舌鳥八幡宮の境内には、とても立派な樟があって、これはすごい!

来た道を戻って、仁徳天皇陵に向かう。

どうやら明日サイクリングのイベントがあるらしく、その準備を沿道で行っている

大仙公園の中に、堺市博物館があるので、まずそちらに立ち寄る。仁徳天皇陵と自由都市の二つが「売り」らしい。なるほどなかなか展示内容は充実しているように思われる。明治のころに見つかった石室の模型が展示されているんだが、これがなかなかすごい。こういう

とてもスタイリッシュな棺があったとは。いやあおしゃれなんです。

当時の兜や鎧のレプリカも置いてあって、着用できます。おお、これは重い!こんなに重いものを着けて走り回ったりしたのだろうか。

ところで、この地域の古墳群を世界遺産に登録しようという動きが最近も記事になっていたけど、天皇陵は学術調査が行われていないわけで、それでもユネスコは認めてくれるのだろうか、というのが率直な疑問ではあるのだが。

自由都市の方の展示もなかなか。堺が大坂の陣で大坂方に火をつけられて壊滅したというのは知らなかった。

仁徳天皇陵の拝所からながめる。う~む、でかすぎる(笑)。

近くにミニチュアがあるので、これで全貌を知る。ミニはにわが並べられていて、これがなかなか楽しい。ボランティアの方なのだろうか、堺市の観光パンフを配っています。

お腹が空いたので、喫茶店「IROHA」に立ち寄り、IROHAセットを食べる。1,000円。ハンバーガーがメインで、バンズに前方後円墳の焼き跡がついていて、なかなかおしゃれ。

天皇陵の脇をずっと歩いていく。やはり、とんでもなくでっかい。このあたりには数多くの古墳がある。すごいなあ。

旧天王貯水池をながめながらさらに進むと、三国ヶ丘高校に出る。これは行き過ぎなので戻って方違(ほうちがい)神社へ。ここは、摂津、河内、和泉の三国の境にあるということで、三国のいずれにも属さない、つまり方位のない神社として、家移り関係の神様とされているとのこと。三国ヶ丘というのも、そういう意味なんだそうです。へえ。

南海高野線を歩道橋で越えて西側に向かい、堺市役所へ。

ここの21階の展望室は自由に入れるとのことで、登ってみる。映画「寄生獣」のポスターがあちこちに貼られている。この市役所で撮影したんだそうです。上からの眺めはなかなか良い。曇っているので遠くの方はよく見えないんだが、目の下に仁徳天皇陵をはじめとする古墳群が広がるこれはすばらしいですよ。

フェニックス通りをてくてく歩いて進み、大安寺を目指すが、道に迷う。結局、南宗寺にたどり着くが、間もなく拝観時間が終わりそうで慌ただしく見るのもいかがと思うのでそこで引き返す。かき氷が人気のお店「かん袋」をのぞくとえらく混んでいるので断念。

チンチン電車の阪堺線沿いを進む。

千利休の生誕地に行ってみたら、できたばかりの施設がある。利休と与謝野晶子の記念館。与謝野晶子の方の展示は、かなり充実していると思うんだが、利休の方は、レプリカが多いように思う。さきほど見た市の博物館の方が良かったのでは。

利休が作った茶室を再現したものもあるらしい。

近くに与謝野晶子の生誕地があり、確かに二人がとても近所で生まれたことがわかる。もちろん、時代はまったく異なるが。

せっかくなので、このあたりの神社を回る。

まずは、開け口(あぐち)神社。面白いんだが、神仏混こうのなごりで「大寺さん」と呼ばれているらしい。三国ヶ丘高校発祥の地の碑もある。

続いて、菅原神社。正門と本殿の位置がずれていて、とても迷った。

ザビエル公園へ。あの、フランシスコ•ザビエルを記念した名前。

ここからてくてく歩くと、港湾地区に出る。どこまで道が続くのか心配になって、途中で引き返し、旧港の方に進む。しばらく歩くと、広場があって!像が立っている。これは、呂宗助左衛門。おお、昔、「黄金の日々」で見たぞ。松本幸四郎、じゃなかった、市川染五郎(当時)ですね。

さらに進むと、昔の灯台がある。ちょうど夕日が沈んでいくところ。ああ、これは絵になる。向かい側の倉庫(?)には、南蛮人の絵が描かれている。

南海の堺市駅へ。駅前の神明神社にお参りしてから電車に乗り、新今宮駅へ。南海そばでこんぶうどんを食べてからJRに乗り換えて帰る。

ああ。足が痛い。

いただいた御朱印

百舌鳥八幡宮

方違神社

開口神社

64件以上

5

シェア