【祭を見る】
東京の祭は東上野の下谷神社で始まるらしい。知らなかったが。
そして、今年の下谷神社の祭礼は10日(金)~12日(日)なのだが、最終日の12日には6年ぶりの神輿が出るらしい。
下谷神社のみこしが6年ぶりに巡行する コロナ禍を経てようやく 東上野、大祭はじまる:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
というわけなので、その神輿を見に出かけた。神田駿河台の太田姫稲荷神社も祭礼らしいので、そちらにも立ち寄ることにした。
上野駅→下谷神社→(神輿について歩く)→上野広小路(うさぎやカフェであんみつ食べる)→神田明神→太田姫稲荷神社→御茶ノ水駅で神輿を見る→御茶ノ水駅
いただいた御朱印 下谷神社(祭礼限定)500円
(上野駅から下谷神社へ)
下谷神社の最寄り駅は上野駅。上野には最近も何度か来ているのだけれどいつも公園に用事があるので西側の公園口から出ている。今回の下谷神社は東側なので正面口から出る。考えてみれば、上野駅の正面口って、ほとんど使ったことがないように思う。しみじみみると、なかなか風格のある建物のような気がしてきた。皇族用の貴賓室の入り口というのもあって、なるほど昔は上野が東北や新潟方面への出発地点だったことを改めて感じさせる。
それはともかく正面口から下野神社に向かおうとしたら、どうやら地上からは簡単には行けないようだ。結局、上に上ってデッキを渡ることになる。渡った先にはエスカレーターで降りられる。
通りに出ると仏壇屋が多い。この界隈を「仏壇通り」と呼ぶらしい。仏壇って、どのくらいの需要があるものなのだろう?そんなに頻繁に買う物ではないと思うのだが。
と思いつつ歩いていたら、右手に赤い大きな鳥居が見えた。
(下谷神社)
鳥居の先には左右に屋台が広がる。やっぱりお祭はこういう雰囲気が良い。結構高いと思うので自分で屋台の食べ物を買うことはほとんどないのだけど。焼きそばは500円、たこ焼きは600円。
さらに鳥居をくぐって神社の境内に入る。参拝者の列は思ったほど長くはない。拝殿前の狛犬がなかなか格好良い。
祭りの期間中は通常の御朱印ではなく、祭礼限定御朱印がいただけるようで、下谷神社と摂社の隆栄稲荷神社それぞれ500円。それとは別に豪華な見開きのが1,000円。実はあまりこういう限定御朱印というのは好きではなく、普通の、単に「下谷神社」と書いてあるので十分なのだけれど、たまにはこういうのをいただくのも良いかもしれない。という気になって下谷神社の限定御朱印をいただく。
こちらの境内には亀を飼っている水槽があったのだが、今日も亀はいた。たぶん昔に見たものと同じ物なのだと思う。
神輿の順路を書いた図面が貼ってあるのでそれをスマホで撮影。この図面を100円で売っているらしいのだが、さすがに買う気にはならなかった。
この時間帯はどうやら神社の南の方の公園あたりにいるらしいのでそちらに向かう。
(神輿を見る)
町のあちこちに、何と呼ぶのだろう、各町内会の拠点みたいな場所がある。京都だったら会所と呼ぶのだと思うが、そこでは下谷神社と書かれた掛け軸と餅などの供え物が飾られている。神輿や太鼓も置かれている。そして、宴会の準備が進められている。
歩いていくと、神輿の声が聞こえてきた。公園の入り口のところで、桃太郎を飾った山車があってそこで太鼓や笛を鳴らしている。公園の中には馬がいる。
そして、公園の向こうの方には猿田彦に先導された神輿の一行がいた。神輿は思っていたよりスリムな感じ。
神輿を担ぐときにはワッショイワッショイと言うイメージがあるけど、京都では「ホイットー」だったし、今回は「ソイヤー」と言っているように聞こえる。ワッショイというのもどこかで聞いたことがあるようには思うけど、意外に少ないのかもしれない。とにかくソイヤーと叫びながら神輿は前に行ったり後ろに下がったり、あるいは右に左にゆらゆらしてなかなか前には進まない。そもそも神輿というのは神様の乗り物のわけで、神様が氏子地域をふらふらと巡視しておられるわけで、まあどう動くのかは本来は神様の気の向くままのはず。なのでなかなか前に進まないのも仕方ない。
神輿がふらふらしている間、先を歩いていた猿田彦は椅子に座って待っている。一緒に写真撮影するのにも応じている。猿田彦は一本歯の下駄を履いているわけだが、あれって、なかなか大変なのではなかろうか。
そして、神輿の後ろからは馬に乗った日傘つきの女性がついて行く。馬がいるとその後ろに何やら袋や道具を持った人もついて行くわけで、その人が馬の尻尾を持って様子をうかがっている場面も目撃した。おつかれさまです。
神輿が通るとみんなが写真を撮ったり、動画を撮ったりする。気がつくとマンションの上の方のベランダから撮っている人もいる。これはネット中継だろうか、かなり本格的な感じの大きなカメラとマイクで撮影している人もいる。
(そばを食べる)
さて、そろそろお昼。このあたりに立ち食いそば店でもないかなと検索したら、2軒ある。でも片方は今日は休みのようだ。もう1軒はやっているようだからそちらに行ってみる。行ったら、席があるので「立ち食い」ではなかった。でも、そんな感じのお店。
「笠丸そば」で、天ぷら(かき揚げ)そば 590円
そばは少し柔らかい。この手のそば店ではこんなものだろうと思ったけど、天ぷら(たまねぎのかき揚げ)が揚げたてジュウジュウしていて、これがなかなかうまい。つゆもだしが効いてて、おいしい。
笠丸そば - 仲御徒町/そば | 食べログ (tabelog.com)
(神社に戻る)
先ほどの下谷神社に戻ってみる。お参りの行列がだいぶ長くなっている。でも、摂社の隆栄稲荷神社の方には誰も居ないので落ち着いてお参り。
舞台では太鼓と笛を鳴らしてお祭気分を盛り上げている。
その前では、血管の健康診断をするという人たちが声をかけていたりする。なんだか「下町のお祭」という感じがする。
(佐竹商店街)
だいたい見るべき物は見たと思うが、ここまで来たのだからこの近くにある、「日本で2番目に古い商店街」とされる佐竹商店街に行ってみる。
立派なアーケード。でも、薄暗い。そして、人があまり歩いていない。祭の服装をした人たちしか歩いていない。店もあまり開いていない。
せっかくのブランドある商店街だけれど、現状はかなり厳しいのではないか。平日がどうなっているのか、ということもあるとは思うが。
秋葉神社という小さい神社があって、境内には祭関係者とおぼしき人たちがたくさんいる感じ。秋葉原の語源になった秋葉神社は確かもっと別の場所に合ったと思うけど。
商店街を出てしばらく歩くとまた神輿の一行に遭遇。
(上野広小路へ)
今日は神田駿河台の太田姫神社の祭礼も見ようと思うので東上野はこのくらいにして西に進む。
御徒町駅を越えて上野広小路へ行く。このあたりに来るといつも「うさぎや」でどら焼きを買うのだが、今日は行列はできていない。うさぎまんじゅうは売り切れになっている。
せっかくなので、まだ入ったことがないうさぎやのカフェに行ってみることにする。
「うさぎやCAFE」は幸い席が空いていた。あんみつ 900円を注文。
おお、これは黒蜜がかかっていない。あんことたっぷりの寒天と赤えんどう。白蜜がかかっているのだろうか。素朴さを感じさせるすっきりした味。
あんこは豆の味。 寒天は海藻の香り。このように素材の味がわかるので、あんみつは黒蜜がかかってなくて良いように思うのだが。水は ハワイの水とのこと。先客に店員さんが説明をしていた。
(神田駿河台へ)
ここからたらたらと歩いていき、まずは神田明神へ。男坂を上って行く。こちらから入るのは初めてかもしれない。今日も多くの参拝者が来ているけれど、行列は割合短い気がする。社殿内ではちょうど結婚式が行われていた。こういう有名神社で挙式すると参拝客に見られてしまうのが恥ずかしいようにも思うが、どうなのだろう。
聖橋を渡って駿河台へ行き、太田姫稲荷神社への坂を下りていく。ここにある人気町中華は今日は休み。
坂を下りきると右手に神社がある。
屋台は出てなくて参拝者も少ししかいない。神社前の広場に椅子がたくさん並べられているので行事は行われているのだと思われる。この神社は御朱印を社殿前に置いていて参拝者が自分で押印する方式なのだが、祭礼の時くらいひょっとしたら社務所で受付をするのかと思ったらそうではなく平常通りだった。
神輿の巡行ルートを見ると今頃は御茶ノ水駅の西側あたりにいるらしいので、坂を上ってそちらに向かう。
駅の西口に行ったら、ちょうど神輿がこっちに向かってくるところ。
駅の方でも囲いを作っていて受け入れの準備らしいことをしている。
そして、神輿一行は駅前へ。駅長さんだろうか、白い制服を着た人が一行を出迎えて挨拶をしている。
そして、担ぎ手が入れ替わり、どうやらおんな神輿になったようだ。一回転してまた担ぎ手が変わり、出発していった。
なかなか迫力があった。
これで今日の散歩は終わり。
【今日の天気】曇り 一日中どんより。おかげで昼もそれほど暑くならず、祭には良かったのでは。
【今日の一日】4:50起床 23:10就寝
【今日の体調】体重 72.9㎏ 体脂肪率 18.5% 内臓脂肪レベル 10 皮下脂肪 14.9% 基礎代謝 1,577㎉ BMI 25.1 筋肉レベル 8 骨レベル 7 体組成年齢 49歳 バランス年齢 51歳
朝の血圧 142-87 夜の血圧 127-78
【今日の歩数】21,863歩 15.3㎞
【今日行った場所】下谷神社(台東区)、太田姫稲荷神社(千代田区)
【朝ごはん】
【昼ごはん】かき揚げそば
【夕ごはん】・鮭とじゃがいものムニエル ・海老とモッツァレラチーズのマリネ ・そら豆 ・豆腐の汁 ・牛肉の炊き込みご飯
【今日見たテレビ】
・光る君へ 19話 放たれた矢
五位に上がったことで10年ぶりに官職に就くめどが立って為時(岸谷五朗)は本当に良かった。位が上がると服装も変えなくてはいけないということを忘れていた、というのがなんとも言えない。本当に心よりお慶びを申し上げたい。それにしても、この10年、この一家はどうやって生活をしてきたのだろう?多少の所領を持っていたということなのだろうか?
希望調書に淡路国司と書いていたとなると、この後の展開をどう描くのだろうか?
史実では紫式部(このドラマでは「まひろ」(吉高由里子))が清少納言(このドラマでは「ききょう」(ファーストサマーウイカ)と面識があったのかすら怪しいわけで、ましてやまひろが定子(高畑充希)やこの時期の一条帝(塩野瑛久)にお目通りかなったということはたぶんないのだけれど、でも、一条帝は極めて賢い帝だったとされているので、実際に会ったらこういう話になっていたかもしれない、と思わせられた。
それにしても、内裏での嫌がらせって、源氏物語の桐壷がにつながっていくのか?
そして、隆家(竜星涼)、とうとうやっちゃいました。大事件の始まりです。次回予告を見ても中関白家の急速な失墜が描かれるようです。
(私の光る君へ紀行)
そんなこんなの中、いと(信川清順)がまひろに清水寺へのお参りを誘っていたけど、このお寺は昔から多くの老若男女の信仰を集めてきたお寺。今では外国の方も加わりさらに広がっている感じなのです。
2017年12月2日撮影