5月12日(土)は、神戸市の須磨区中心に散策してから、太山寺の二十五菩薩お練りを見て温泉に入って、それから港へ。

大阪天満宮駅→(JR東西線・山陽本線)→須磨駅→敦盛塚→安徳宮→須磨駅前のコペンハーゲンでクリスチャンドッグ食べる。→現光寺(源氏寺)→須磨寺(源平の庭)→月見山駅前のノンノンでピラフ食べる。→(山陽電鉄・地下鉄)→伊川谷駅→太山寺→なでしこの湯→(シャトルバス)→学園都市駅→(地下鉄)→板宿駅→證誠神社→板宿駅→(山陽電鉄・阪神)→元町駅→メリケンパーク→三ノ宮駅→(山陽本線・東西線)→大阪天満宮駅

42481歩。今の歩数計にしてから第二位の歩数。

神戸の郊外にある太山寺(本堂は神戸市内唯一の国宝建築物)で、二十五菩薩の行事があるようなので出かけることとし、せっかくなので近くにある須磨寺などを回ろうという作戦。

 

6時半に宿舎を出てJRに乗って須磨駅へ。ホームに降りて「おおおっ!」。すぐ前に海が拡がっている。こんなに海に近い駅が神戸という大都会にあるというのは驚き。

駅の造りも、何だか「海辺!」という感じで、なかなか良い。駅の南口から出ると、もうそこは浜辺。潮干狩りをやっているらしい。いいなあ、こんなに街の近くで潮干狩りができるなんて。

いやあ、それにしても、天気がいいせいでもあるけど、とっても気持ち良い。解放感全開!もう、今日の散策なんてやめてしまって、このまま砂浜で一日中寝転んでいてもいいなあ、と思った。

西に向かって少し歩くと漁協の船溜まりがあって、釣りをしている人もたくさんいるんだけど、ここから先には道がなさそうなので浜辺を戻り、JRの線路の下を行く地下道を見つけてそこを通って通り(国道2号線)に出て西に進む。左手にはJR山陽本線、右手には山陽電鉄が走っているんだが、山陽電鉄から先は一気に高くなっていて、平地は本当に狭い。

しばらく歩くと、右に須磨浦公園になる。そして、左の海の中には大きな海釣り施設がある。

須磨浦公園の入り口から入ると山陽電鉄の駅とロープウエイの駅が隣り合っている。ロープウエイ駅はまだ

シャッターが開いていない。10時から営業のようです。

目指す敦盛塚は公園の外にあるようなのでいったん出てそちらへ。ちょっとわかりにくいのだがとにかくたどり着く。おお、思ったよりも大きい。説明によると、京都府の石清水八幡宮近くの五輪塔(航海記念塔)に次ぐ大きさとのことで、あれも大きいけどこれも大きい。

公園に戻ると、ロープウエイが動いているではないか。でも、駅のシャッターは下りているままなので、点検のための運行なのかもしれない。

公園をならたら歩く。みどりの塔というのがあるのだが、その脇にあるでっかくて丸い石は阪神淡路大震災の時に落ちたものとのこと。地震の記録をこのような形で残すというのはとても大事なことだと思う。

「一の谷 戦の浜」の碑が立っている。そうです。ここはまさに源平合戦の「一の谷の合戦」の舞台。

山陽電鉄の線路の下をくぐり、細い道を進むと一気に急な階段になる。ここ、むちゃくちゃ急ですよ。

なるほど、これが鵯越として義経軍がかけ降りた坂か。

はあはあ言って階段を上りきると小さな神社がある。安徳宮です。隣になぜか和宮の像があったりしてなかなか不思議な空間。

あまりに急な階段を下りて国道2号線を東に向かう。

山陽電鉄の須磨駅のところで右に曲がるとJRの須磨駅。そろそろ朝ごはんを食べたいところ。

ネットで調べると、目の前にある派手な感じのハンバーガー店がおいしいようなので、その「コペンハーゲン」に入ってみる。おすすめのクリスチャンバーガーというのを注文。店内ではB'zの映像が流されている。ラブファントムですね。

それはともかく店内を見渡すと・・・・えっ?B'zだらけ。メニューにはイナババーガーというのもあるぞ。ここ、B'zと何か特別な関係があるのだろうか?

そして、カウンターには、写真のクリスチャンさんとおぼしき方が登場。

須磨寺に向かう。途中には現光寺があり、源氏物語で光源氏が住んだ場所とされているところとのことで「源氏寺」との碑がある。

この須磨は、平家物語と源氏物語の舞台だったのですね。

そのまま進んでいくと、須磨霊泉というのがある。なんだろう?と思ったら、泉が涌いていて、洗い物とかをする場所みたい。こういうのって、例えば福井県大野市で見たことがあるのだけど、こういう大都市にあるというのはすごい。

そのまま進むと須磨寺なんだけと、右手に「?」なものがある。ネパールのお寺のような仏像が並んでいて、その前で女性たちがヨガをやってる。その写真を撮ったら面倒なことになるので、それはしません(笑)。

進んでいくと左右にお寺があり真正面には仁王門がある。案内のおっちゃんによると、この仁王は運慶快慶が作ったという話もある、という、とってもあいまいなお話。この門が焼けて再建した時に、京都で買ったものとのこと。でもなあ。素人目にみても、そんなに古そうには見えないなあ。本当に運慶快慶の作だったらすごいんでしょうけど。

門を抜けて境内へ。少し進むと、おおおっ!これか!

白と青のさわやかな地面の上に二人の鎧武者が馬に乗っている。須磨寺の名物の源平の庭です。一の谷の合戦で、熊谷直実が、海中の平敦盛を呼び止めた場面。

なるほどこれは格好いいね。

それにしても、このお寺は見所が多い。宝物館に無料で入れて、平敦盛の笛が展示されている。平家物語を描いた、石の人形の展示もあり、動くのもある。なかなか面白い。

石段を上って本堂に行き、お参り。本堂の脇には巨大な数珠があり、それを肩に載せてお参りするようにとのことなのでやってみるんだが、重いっ!

義経腰掛けの松が展示されているのを横目に進むと、何やらボタンの着いた装置が置いてある。ボタンを押すと音が出る。順番に鳴らすと、平敦盛の曲になるとのこと。面白いんだけど、すぐ近くで、何やら喬木を納めてお坊さんがお経を唱えることをしているので、曲を鳴らすのは邪魔になりそう。

いろいろなお地蔵さまとかが並んでいる中を進むと、シベリア抑留の碑があり、そこに手をかざすと曲が流れる。異国の丘ですね。

私が去った後にも、同じ曲が聞こえてくる。手をかざしている人が次々といるのでしょう。

これをはじめとして、とにかくいろいろあるんだけど、全部に解説が書かれているわけではないので、よくはわからない。

せっかくなので上り坂を上って奥の院に向かう。きつい坂を上ると奥の院があるのでお参り。

せっかくなので近くの神社にもお参りしましょう、ということで綱敷天満宮に向かう。大きな通りに面した正面から参道を進むと、おっ!なんだ、これ?

本殿の前にでっかいなすがある。インスタ映えを狙っているとしか思えない。どうやらこのなすに座ってお願いをするらしい。

そして、本殿前の天神さまの像を見ると、おおおお!すごい!サーファー天神さまだ!「波乗り天神」ですって。これはすごい。

びっくりしたまま少し歩くと浜辺に出る。須磨海浜公園です。

いやあ、須磨駅周辺でも浜辺に出たけど、やはり天気が良いときの浜辺はいいなあ。すっかり夏ですね。

気持ちのよい浜辺を歩いていくと、赤い灯台が見えてくる。もともと和田岬にあった灯台をここに移してきたものとのこと。明治時代に作られた、現存する日本最古の鉄製灯台だそうです。

このままずっと浜辺にいてもハッピーなんだけど、今日の目的はそれではないので、浜辺を離れて月見山駅に向かう。結構多くの人とすれ違うんだが、おそらくこの人たちは須磨離宮公園に行くのではないか。ばらがとてもきれいだとニュースで言ってた。

月見山駅の脇にある喫茶店で昼ごはんを食べてから山陽電鉄に乗る。ひょっとしたら、山陽電鉄に乗るのはこれが初めてかもしれない。

板宿で地下鉄に乗り換える。乗換え途中にあったローソンが、電車の形をしていた。

地下鉄はすぐに地上に出るので車窓を楽しめる。えらく山の中を行く。神戸という大都市のイメージとはだきぶ違う。

目指す伊川谷駅で降りるんだが、道案内が何もない。お店も駅のそばに少しあるだけであとは普通のいなか道。たぶんこっちだろうと歩くんだけど、スマホでかくにんしたら真逆でした。これで10分以上ロス。川沿いの道を30分近くとぼとぼ歩く。

太山寺温泉というのが見えてくる。その先を右に曲がると仁王門がある。

さらに少し歩くとお寺に着く。今日は拝観料は要りませんとのこと。普通は300円の拝観料。

正面に国宝の本堂があるのだけど先ずは。左側の阿弥陀堂へ。たくさんの人が阿弥陀堂に上っている。お坊さんのお話が始まっている。堂内には菩薩さまの服装をした大人や、派手に着飾った子どもたちが座っている。来迎会の趣旨の説明が終わって読経が始まる。

本堂にお参り。建築関係の知識がないのだけど、ちょっと変わった造りなのでは。古い様式なのだろうという印象。

阿弥陀堂に戻ると、いよいよ二十五菩薩のお練りが始まる。お坊さんが先導して散華をまく。そのあとを男女のお稚児さんがかわいらしく歩き、当然のことながらカメラを持った人たちが追いかける。その後から二十五菩薩がしずしずと歩いてくる。

このようなものは、京都の即成院でも見たことがあるのだけどそちらでは先頭の菩薩さまがゆっくりと躍りをしていたのです。こちらではそのようなことはなく、単にしずしずと歩くだけ。

何周か回ってお練りは終わり。

境内を改めて歩くと、奥の方に進める道があるので進むと、小場ちゃんから「この先には何かあるのか」の聞いてくる。わからないと答える。本当にわからないんです。でも、わからないからこそ行くのです。

結局、赤い橋を渡るとすぐに奥の院があるのだけど、危険なので立入り禁止とのこと。

お寺の前の道をさらに行くと磨崖仏があるようなので行ってみるが、通行止めになっているらしく、断念。

だいぶ疲れたので太山寺温泉に入ろう。ここから近くの駅までのシャトルバスもあるようなのでそれに乗ろう。

温泉はラドン温泉。色は透明で臭いはなし。

なかなか気持ちのよいお湯です。たっぷり浸かって気持ちよくなってからシャトルバスで学園都市駅へ。バスは満席。

今回は太山寺へ伊川谷駅から歩いたんだけと、地図を見ると学園都市駅もほぼ同じ距離。

学園都市駅の近くにはいくつもの大学があるらしい。

地下鉄でこのまま港の方に行ってもよいのだけど、せっかくなので近くにある神社にも立ち寄りましょう、ということで板宿駅で降り、須磨区役所を脇を通って證誠神社にお参り。

神社の前の妙法寺川沿いを歩く。桜が多い。ベンチに座ろうとしたら毛虫がいた(笑)。

板宿駅から地下鉄で元町駅に出て、そこから港に向かう。

ポートタワーからオリエンタルホテルへ。私のような、利用者でない人がどこまで立ち入ってよいのかがいまいちよくわからないのだけど、まあ、ずんずん入りましょう。ここは船の待合室らしい。せっかくなので(何が?)、缶ビールを買って一杯。

近くをあちこち歩くと、ものすごい噴水ショーをやってる。いやあ、これはすごい。ただで見せてくれるなんて。

だいぶ暗くなってきたと思ったら、オリエンタルホテルの脇から船が出港。いやあ、いいですねえ。

町中に戻る。途中には魚の形の建物もある。

中華街に出るんだが、まだ午後7時半なのにお店がかなり閉まっている。この街はこんなに早いのか。ちょっと驚きですね。

ここで夕御飯を食べようと思っていたんだけどなんたかさびしい感じなので、やめて、三ノ宮駅へ。ここで中華でも食べようと思ったんだけど、適当なお店が見当たらない。飲み屋はたくさんあるけど。

結局、断念しておとなしくJR山陽本線で大阪に帰るのでした。

いただいた御朱印

須磨寺、綱敷天満宮、太山寺、證誠神社

 

 

5月12日(土)の朝ごはんは、

神戸市須磨区のJR須磨駅前にある「コペンハーゲン」で、クリスチャンドッグ+アイスコーヒー。700円

 

5月12日(土)のお昼は、

山陽電鉄月見山駅前の喫茶店「ノンノン」で日替わりランチ。ビラフにアイスコーヒーつけて750円

バターの香りがとても良い香り。

 

 

5月12日(土)の夕ごはんは、

南森町の「餃子の王将」で、麻婆豆腐、餃子、ライス。874円