法然と極楽浄土】 

 今日は、東京国立博物館の特別展「法然と極楽浄土」を見に上野へ。

 

 

(立ち食いそば) 

 上野駅に到着したら、まずは腹ごしらえ。昼ごはんには少し早いけど、立ち寄りたい場所があるのです。

 先日、BSフジ「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」で上野をやっていて、一軒は駅の東口にあるお店なのだがこちらは日曜定休。もう一軒は駅構内常磐線ホームにある店。

 探したら、 11・12番ホームの公園口近くに目指す「爽亭」はあった。番組でも食べていた豚肉生姜そば 560円

 しょうがの爽やかさと青のりの香りがポイント。豚肉は甘め。 麺は普通の駅そば。つゆは見た目より薄味で甘めか。

 東京都台東区上野7-1-1 JR上野駅11・12番ホーム

 爽亭 JR上野駅11・12番線ホーム (ソウテイ) - 上野/そば | 食べログ (tabelog.com)

 

 

 

 

 

 

 

(常設展)

 公園口から出て公園に入り、東京国立博物館を目指す。當麻曼荼羅の絵解きをセットにしたチケットをスマホで買ってあるのでそのQRコードを提示して敷地に入る。

 絵解きの講演は午後2時からで、まだ時間があるのでまずは常設展を見ることにする。今回は東洋館に入り、エレベーターでいちばん上の階に行き、そこから降りてくる。朝鮮の陶器に始まり、さまざまな東洋の作品が展示されている。正直言って特に好きというほどではないのだけれど、見ていて落ち着く気にはなる。

 

 

 本館に移動。国宝・重文に指定されたてのものが展示されている。東博はかなりの部分が写真撮影OKだけれどこの一角は不可。京都・大報恩寺(千本釈迦堂)の観音像など。

 特別展示として面が展示されている。法要で二十五菩薩を演じるときなどにつける面。兵庫県の浄土寺の面などが展示されている。浄土寺には関西に住んでいた頃に行きたかったのだが結局行っていない。

 

 テラスから庭に出て少し歩く。

 

 そして、法然展が行われている平成館へ。

 

(當麻曼荼羅の絵解き)

 午後2時の開会まであと20分以上あるのだけれど既にたくさんの人が並んでいるので私も並ぶ。チケットのQRコードを提示すると座席を指定する札を渡されるのでそれに従って着席。前の方から埋まっているところを見ると、やはり先着順に前から座らせているものと思われる。

 

 

 

 350名の会場がほぼ満員とのこと。

 定刻を過ぎてもまだ受付をやっていたが、10分少し遅れて講演が始まる。当たり前だが話はうまい。関西のノリで観客を笑わせながら説明。

 まずは當麻寺、そして當麻寺曼荼羅を織ったと伝わる中将姫の話。やはりそう来たかと思うのは、中将姫の紹介で中将湯に触れたこと。婦人薬なので私はわからないけど、名前だけは昔から知っている。

 そして、肝心の絵解きの話に入る。

 正直言って私自身が説明の内容を理解できたとは言いがたいのだが、この絵で当時の人たちがどの程度理解をできたのか。そこはどうもよくわからない。

 

 講演が終わったのは午後3時半。特別展は5時までなので意外に時間的余裕はない。

 急いで会場を回る。やはり目玉は国宝の當麻寺曼荼羅。この原本は期間限定の公開で、その後は後世の模写を展示。それでも重要文化財だけれど。とにかくでかい。その大きさに圧倒される。残念ながら図柄はほとんどわからず、ただ焦げ茶色の物体が置かれているようにしか見えない。 もう一つの目玉は早来迎と呼ばれる阿弥陀二十五菩薩来迎図。この作品については、ちょうど昨日放送のNHKの番組で紹介していて、その録画を今朝家を出る前に見てきた。ポイントは、それまでの仏画では拝む人と正面で対面する図ばかり描かれてきたところ、この作品では阿弥陀如来が一刻も早くやってこようとしているさまを描くため、敢えて斜めからの姿を描いていること。この画期的な手法により「早い」という感じが出てくる。

 その他、法然の直筆の文字がいくつか残っている選択本願念仏集も。最後のところでは写真撮影OKなコーナーもある。

 

 

 

【今日の天気】晴れ 今日も行楽日和 昼は暑いのだが夜は意外に肌寒い

【今日の一日】4:50起床 24:00就寝 

【今日の体調】 朝の血圧 136-87 夜の血圧 133-84

【今日の歩数】14,159歩 9.9㎞

【今日行った場所】東京国立博物館(台東区)

 

【朝ごはん】菓子パン

 

 

【昼ごはん】そば

【夕ごはん】・八幡浜ちゃんぽん

 

 

【今日見たテレビ】

・光る君へ 18話 岐路

 今話で一番の見どころは、やはり東三条院の詮子(吉田羊)のえげつないまでの一条天皇(塩野瑛久)への迫り方でしょう。

円融帝(坂東巳之助)が関白に操られていたと言うけど、その関白って、あんたの親父じゃないか!と突っ込んだ人は多かったのでは。

 伊周(三浦翔平)が公卿の歓心を集めようと飲み会を開いてもさすが実資(秋山竜次)は出てこない。この頑固者はこの先もこういう場面が多いのでしょう。

 それにしても、最後のあばら家(あれって、夕顔が生霊に取り殺される家ですよね。)では何も起こらないのか。期待をした視聴者はうっちゃられたということか(笑)。

 そして、第一話でとんでもないことをやらかし(これはフィクション)、その後も花山天皇(本多奏多)を全力で下ろし奉る陰謀の実行犯となった(これは大鏡に書かれていること。現代でも古文の教科書で取り上げられている場面。)藤原道兼(玉置玲央)がとうとう念願の関白になれたものの、すぐに死んてしまいました。まさに「七日関白」。ちやは(国仲涼子)殺害の件をまひろ(吉高由里子)に詫びるとか、「悔いておる」くらいのことを道長(柄本佑)に言うシーンがあるのかと思ったら、それはなかった。ちやはは殺され損ということか。

 次回はどうやらその花山院がまた登場するようで、例の大事件が起こるらしい。

 でもなあ、5月でそこまでやってしまうと、これから先はどういうエピソードでつなぐのだろう?と余計な心配をしてしまう。

 

 

 

(私の光る君へ紀行)

 道兼が別荘を構えた粟田口では毎年粟田祭が開かれて、でっかい灯籠(大燈炉)が現れるのでした。

2018年10月7日撮影