【さわやかウォークで千住大橋駅から四ツ木駅まで】

 ひさびさに京成電鉄の「さわやかウォーク」に参加。千住大橋駅から四ツ木駅まで歩く。

 

 久しぶりの参加だけれど、ここのパンフレットってこんな感じだったっけ?という印象。歩く途中の「見どころ」が全然わからないのです。どこで曲がるのかといったあたりも書かれていない。最近はもっぱらJR東の「駅からハイキング」を歩いているのでそちらと比べてしまうのだが、もうちょっと工夫していただけないものかなとは思う。地図に見どころとかを書き加えてもらえばそれで良いのだけれど。

 

 結局、自分で「見どころ」を探して立ち寄ることになる。

 

千住大橋駅→千住大橋→素盞雄神社さくら堤通り→石浜神社→隅田川テラス→今戸神社→桜橋→長命寺→弘福禅寺→志満ん草餅→白鬚神社→東白鬚公園→四ツ木橋→四ツ木駅 

 

 基本的には何度も歩いたことがある地域。特に桜の季節に。それでも初めての場所はいくつかあり、特に最後の四ツ木駅には初めて行ったけど、ものすごい空間だった。京成電鉄、吹っ切れたんでしょうか?

 

 

  とても良い天気で、ジャケットは要らない。

 染井吉野はまだわずかしか咲いていないがが、種類によっては見頃のがある。特に、さくら堤通りの後半ではピンクの桜(種類は知らない)が満開。たくさんの人が花見でくつろぐ。外国の方とおぼしきキモノの方々もいてしきりに写真を撮っている。

 

 それぞれの 花見の宴に 匂いあり

 

 

 

 

(千住大橋駅からスタート)

 まずは千住大橋駅。この駅で降りるのはこれが初めて。千住にはたまに来ていて、そのときには大きな表示があるので「ああ、ここに駅があるのだな」という程度の認識。でも、駅前にロータリーがあるほど大きい駅とは知らなかった。


 まずは駅名にもなった千住大橋へ。この橋は足立区の北千住と荒川区の南千住を結んでいて、足立区側には奥の細道の矢立の場所との表示が出ている。芭蕉は深川を出発してまずこの地に来て、そしてみちのくを目指して旅立ったわけです。

  行く春や鳥啼き魚の目は涙

 

 そこでふと右側を見ると向こうの方に鳥居が見える。こんなところに神社があったのか。せっかくなので立ち寄っていきましょう。橋戸稲荷神社。

 なんだか賑やか。境内では宴会(花見?)をやっていた。この近くには桜は咲いていないと思われるけど、まあ、それはともかく。

 

 そして千住大橋を渡って荒川区に入る。

 

(素戔嗚神社)

 そのまま歩いていくと右手に素戔嗚神社がある。ここにはお祭のときにも来たことがあるのだが、このお祭は神輿の動かし方がかなり独特。左右にものすごい傾け方をするのです。

 それはともかく境内に入ると、お雛さまがずらり!えっ!こんなことになっているの?

 雛祭りはとうに過ぎ、まもなく4月になるというのにこんなにたくさん飾られている。しかも、社殿の横側に飾られているだけではなく境内には別に飾られている場所もある。いったい何体の人形があるのだろう?これほどたくさん並べられていると、かわいらしいというより怖い感じ。

 これって、処分しようとした人形をここに集めているということなのだろうか?だとすると、それなりに怨念っぽいものもあるのかも・・・などと考えてしまう。



 

(さくら堤通り)

 ここから東に向かい、さくら堤通りへ。そんな名前がついているように、桜の木がずらっと植わっている。でも、まだほとんど咲いていない。ううううむ。これはちょっと厳しいか。

 しばらく歩いていると、右側に大きな工場みたいなノの敷地がある。しばらく歩いて気づいたけど、これはJRの施設だ。確か、ここにJR貨物の駅があるはず。

 さらに歩くと右手に胡録神社があるので立ち寄ってお参り。



 

 ここから堤防に上がってみる。いやあ、気持ちよい景色ですね。左には先ほど渡ってきた千住大橋が見える。



 ぼぉーっとしながら堤防の上の道をたらたら歩く。このあたりにずっと桜が植わっていて、たぶんそれだからさくら堤通りというのだけれど、肝心の花はほとんどまだ。あと1週間後ですかねえ。

 桜はまだでもこういう開けたところで歩いているだけでも気持ちよい。

 橋を越えたところからいきなり木の種類というか桜の種類が変わった。濃いピンク色の花がまさに満開。これはすごい。

 思い思いに敷物を敷いてそれぞれにくつろいでいる。

 

 それぞれの 花見の宴に 匂いあり

 

 春のうららというのはこういうことなのだろうか。そして、春の隅田川といえば、上り下りの舟人、ということになるけれど、実際に上り下りの舟があって、この点は昔も今も変わらないのだろう。今時だから舟に乗っている人の多くは外国からの客かもしれない。

 この上り下りの舟のバックにスカイツリーがどんと建っているのが今の光景。

 

(石浜神社)

 右手に石浜神社が見えてきた。この神社には何度かお参りしたことがあるけれど、大抵浅草の方からやって来て荒川区にちょこっとだけ入ってお参りしてまた台東区に戻るという感じか。神社があるのは荒川区なのだけれどなぜか「浅草名所七福神」に入っているのです。

 とにかくお参り。そんなに広い境内とは思わないけど、結構見どころがある。

 

 正面の参道を進んで鳥居を出て行くと右手に茶屋「石浜茶寮 楽」がある。ここは割合最近整備されたところで、何かの本でも紹介されていた。せっかくなのでお昼はここにしましょうか。名前を書き込んで待つタイプだが3組目くらいなのでそんなには待たなくて済みそう。神社はそんなに混んでいないと思うけど茶店はなかなかの混み具合。

 JPOPのカバーが流れている。レイニーブルーとか。神社の門前でこういうのを聞いているというのもシュールか。

 順番が回ってきたのだけれど、店内ではなくテラス席になる。テラス席というイメージとはちょっと違うのだけれど、店の前にテーブルが出ていて、上にはよしずがかかっていて、日差しに少し照らされる。この場所はまだ良いところで、別の席は日を遮る者がない。あれはきつい。

 

 面白そうな名前なので泪橋定食を注文。 880円

 もつ煮に食べるラー油が載っているという感じで、それなりに辛い。激辛→泪ということだと思うけど、この場所から少し歩くと泪橋に着く。明日のジョーの舞台ですね。そうか、ジョーと段平は先ほど歩いてきた土手を走り込んでいたのか。

 東京都荒川区南千住3-28-58 石濱神社

 石濱茶寮 楽 - 南千住/甘味処 | 食べログ (tabelog.com)




 

(今戸神社)

 「さわやかウォーク」では、この場所が岐路になっていて、ここから白鬚橋を渡って墨田区に行くショートコースと、このまま隅田川に沿って浅草方面に進んで行くコースがある。ちょっと悩むけどせっかくなのでちゃんと行ってみよう、とそのまま進むことにする。隅田川沿いに降りて進む。このあたりには桜はない。上から見下ろせるルートもあるので上って進む。

 

 そうしたら、「今戸」という文字が目に入る。そうか、ここは今戸か。

 せっかくなので今戸神社に立ち寄ることにしましょう。

 今戸神社と言えば、沖田総司が死んだ場所としても有名だけれど、何と言っても招き猫。境内に入るとねこねこねこ。

 参拝者もみんな招き猫の写真を撮る。感じとしては半分以上がアジア系の外国人だろうか。キモノ姿の人も多く、それで招き猫と一緒に映るわけ。



 

 神社を出て桜橋公園に向かうとかなり賑やかな音楽が聞こえてくる。さくらまつりをやっていて、ステージで曲に合せてパフォーマンス。格好から察するに人力車の車夫だろうか。なかなか激しい動きをしているのです。

 こういうのを見ると、ああ、春だなあ、と思うのです。

 

 公園を突っ切って桜橋へ。どうしてこういう造りにしたのかは知らないけど、Xの形をした歩行者専用橋。墨田区側にたくさんの屋台が出ている。

 

(向島)

 桜橋を渡るとそこは向島。高速道路の高架下に出店ができていて、芸者みたいな格好をして給仕している。

 ここから少し北に進むと、・・・ありました!この季節に大人気の桜餅には東西二つのタイプがあり、最近もその地域別の分布状況の調査が発表されていたけど、(桜餅(長命寺、道明寺)の都道府県別分布について(第一回全国桜餅一斉調査より) | 日本あんこ協会 (anko.love))、それの関東側の「長命寺」の発祥のお店「山本や」が長命寺の裏手にあるのです。ものすごい大行列になっているだろうと思っていたら、それほどでもなく数人が並んでいるだけ。



 ここでお土産を買っても良いのだけれど、まだ先の方にも別の人気店(草餅)があるので今日はそちらで買うことにする。

 

 そして、山本やの脇から長命寺の境内に降りていく。長命寺参拝のお土産屋である山本やには人がたくさん来ているのに、肝心のお寺に人がいないというのも興味深い。



 

 正面から出て右折すると弘福禅寺があるので立ち寄ってお参り。こちらは黄檗宗のお寺で、いかにもそれっぽく中国風の建物になっている。

 

 さわやかウォークではこの先は隅田川沿いにある東白鬚公園に行くことになっているのだけれど、せっかくなので墨堤通りにある草餅屋に行くことにしようと適当に進んで行くのだがだいぶ道を間違えて別の方向に行くところだった。スマホで位置を確認して修正。やっぱりスマホって便利。

 

 墨堤通りに出て北に向かって歩いていくと目指す「志"満草餅」の店が見えてきた。本当は「志」に濁点が振ってあって「じ」と読むわけで、すなわち「志"満草餅」は「じまんくさもち」と読む。江戸時代にはいろいろな仮名があったということか。

 ここも2人ほど並んでいるだけなのですぐに帰る。どら焼きは既に売り切れと書いてある。草餅にはあん入りとあんなしがあり、あんなしにはきなこをかけて食べるらしい(ともに1個175円)。あん入りを買う。


 

 墨堤通りの東側に移ると白鬚神社への参道に出るのでずんずん進み、お参り。

 

(東白鬚公園)

 ここから墨堤通りの西側に移り、北に向かう。先ほど石浜神社のところで分岐点があったわけだがあそこでショートコースにしていたらここに来たわけ。

 東白鬚公園に入ってずんずん進む。

 左手に隅田川神社があるのでお参り。ここは狛犬ではなく狛亀がいる。面白いと思うのは、今は閉鎖されているけど隅田川から入るための入り口があって鳥居が建っていること。昔の人たちが舟で参拝に来ていたことがわかる。



 

 この北側に公園の管理センターがあって、そこにさわやかウォークのスタンプが置いてある。京成パンダのスタンプ。とにかくこれで今日の散歩のヤマは越えた。



 

 墨堤通りに戻っていくのだが、ここにある団地がなかなか興味深い。団地の建物の間のところが閉められる造りになっている。洪水のおそれがあるときにここを閉めて水の流れを止める構造になっているらしい。

 でも、素人閑雅だけれど、相手は水なので、そういう防ぎをするならばずっっと同じ高さの守りを上流から下流まで作っておかないと、しつこいようだけど水なのでどこか一カ所から流れたら意味がないことになるはず。見たところ、この団地はとても大きいのだけれどそうはいっても川の流れ全体から見ればほんのわずか。ここだけこういう鉄壁の守りを作ってもあんまり意味がないのではないかと思うのだけれど、どうなのでしょう。

 団地を越えたところに隅田川神社の鳥居が建っている。なかなか興味深い光景。

 

(四ツ木駅へ)

 あとはたらたらと歩いていき、ゴールの四ツ木駅を目指すだけ。このあたりも見どころがありそうなのだけれど結構つかれているのですたすた歩く。

 荒川を越える。隅田川とは違って河辺に芦が生い茂っている感じ。歩いていて、なぜか大阪の淀川の光景を思い出した。

 

 渡りきって右折するとすぐに四ツ木駅への表示が見える。いよいよゴールが近い。

 ・・・と思って歩いていたら、おっ!翼くんが見えてきた。ここが四ツ木駅というのを猛烈にアピールしている感じ。


 駅の入り口の向かい側にファミマがあってそこがさわやかウォークのゴール地点。先ほどスタンプを押した紙とファミマブランドのペットボトル麦茶をレジに示してバッジを受け取る。



 

 四ツ木駅に入るのだが、なんじゃ、これは!

 翼くんだらけ!

 実は翼くんのマンガを読んでいないのでわからないのだけれどおそらく翼くんがキャプテンになってそのチームが勝っていくという話なのでしょう(ざっくりすぎ)。その仲間やライバルと思われるのが駅の中に大量に出没。



 駅の中がサッカー場みたいな感じになっているし。京成さん、相当吹っ切りましたね。

 駅のホームに上がってみると、発車音がおそらくアニメの声と曲。わからないのだが。

 

 とにかくゴールの駅がすごかったということで今日の散歩はおしまい。

 

(草餅)

 家に帰って「志満ん草餅」の草餅(あん入り)を食べる。 

 すごくよもぎ臭が強くてインパクトあり!ガツンときた! こしあんは滑らかでおいしい。


【今日の天気】晴れのち曇り 今日も暑い。昼は上着は要らない。夜になると少し冷えてくる。それでも、暖房は要らないし、風呂もシャワーで済ませた。

【今日の一日】6:00起床 24:00就寝  

【今日の体調】体重 72.4㎏ 体脂肪率 20.8% 内臓脂肪レベル 10 皮下脂肪 17.1% 基礎代謝 1,528㎉ BMI 24.9 筋肉レベル 7 骨レベル 7 体組成年齢 51歳 バランス年齢 54歳

 朝の血圧 132-86 夜の血圧 131-90 

【今日の歩数】28,284歩 19.8㎞

【今日行った場所】南千住、向島

 

【朝ごはん】・目玉焼き ・キャベツのサラダ ・キャベツのみそ汁

【昼ごはん】もつ煮

【夕ごはん】・筍の炊き込みご飯 ・豚肉の西京味噌漬け焼き 海老とアスパラガスのサラダ ・ガレットの出来損ない ・海老だしの麩のみそ汁


【おやつ】草餅

 

【今日見たテレビ】

・光る君へ 第13回 進むべき道

 あああっ!

 遂に、定子(やっぱり「ていし」と読んだ方がしっくりする。)さまの高畑充希が登場!

 前回から伊周(三浦翔太)も登場しているし、今回は子役だけど隆家も登場!

 まさに、中関白家がそろったという感じ。あとは、ここに清少納言(ファーストサマーウイカ)が出てくれば、まさに枕草子の世界。

 そのまま中関白家が栄え続け、一条帝と定子様がいつまでお幸せに暮らせたら、それはそれですばらしい世界になっていたのかもしれない。

 一方、今回は彰子(これも「しょうし」だよね。)も登場してまひろ(吉高由里子)と対面。枕草子の世界を打ち砕くコンビになるわけで、うううむ。これはこれでなんとも・・・

 倫子(黒木華)がまひろから道長(柄本佑)に贈った漢詩を見つける話になったけど、紫式部は倫子の女房だったという説もあるわけで、今回道長がまひろに出くわしたことがきっかけで「やっぱりうちにおいでなさいよ」ということになるのかも。それはそれでまひろには辛い話になりそうだが。

 今回は兼家(段田安則)が一気に衰えてしまい、後継者争いが浮上しているわけだが、そんなことは気にせずに復讐に邁進する明子(瀧内公美)がなかなか怖い。きれいな方なのでなお怖い。その明子に向かって、よりによって父親は元気かと聞くとは。見ていたこっちまで「ひい!」と口走ってしまったではありませんか。

 藤原宣孝(佐々木蔵之介)が御嶽詣でにド派手な格好をしたという話が出てきたけど、それ、枕草子ではないですか。ここで清少納言は宣孝を小馬鹿にし、それが原因なのか紫式部が清少納言をくそみそ書くわけで、その宣孝のエピソードが出てきただけでもうれしい。ド派手が好きな宣孝は息子はダメならわしなら、という話をするのだろうか。

 

 

(私の光る君へ紀行)

 この御嶽詣では、奈良県吉野の金峯山への参拝。近鉄吉野駅から(ロープウエイもあるけど観光シーズンには混んでいる。)ひいひい言いながら登った先に金峯山寺のどでかい蔵王堂があり、中にはどでかい秘仏の青い蔵王権現がおられます。桜の季節に公開され、多くの方がやって来ます。御利益を狙ってド派手な服装をしている人もいるかも。

 

  

【今日の英語学習】

・NHKWORLDNEWS

"Beni-Koji" ingredient concerned 

Osaka factory inspected over health scare

Japanese health authorities have inspected a pharmcutical's factory after they expanded pro-dietry supplement links to five deaths . The factory operated Kobayashi Pharmutical in western city Osaka to produce supplement that contained "beni-koji", red yeast, until last December. It was laid shut down due to its age. Health Ministry and city inspected four and half hours inspecting factory in Osaka's Yodogawa Ward.