【駅からハイキングで浜松町駅から新橋駅まで】

 JR東日本の駅からハイキングで、浜松町駅から新橋駅 まで歩く。

 副題は「春の息吹、海辺の風と歴史を感じながら、都心の街並みを散策するコース」

 浜松町駅~新橋駅周辺は都会的な顔と歴史・自然が共存し、春を感じる落ち着いたスポットが数多くあります。あなただけの春を感じに出かけてみませんか。

 

浜松町駅浜離宮恩賜庭園ウォーターズ竹芝→妙定院→芝東照宮増上寺東京タワー愛宕神社→気象科学館→新橋駅 

 

 いくつかの場所をスキップしたけどそれでもかなり時間がかかった。このコースを4時間半で歩くのはかなり無理があるのではないだろうか。

 


(どこに行くか。)

 とは言え、今日このコースを歩くに先立ち、そもそもどこに行くかで悩む。

 「駅からハイキング」だとこのコースだけど、どうもいまいち気が乗らない。このあたりって、これまでもしょっちゅう歩いた場所で、いまさら、という思いがある。

 では京成がさわやかウォークを始めたようなのでそちらを見ると、千住大橋から歩くコースなのだがどうやら桜の季節に眺めの良い場所らしい。

 JRか京成か。

 悩んだけど、やはり京成は桜の時期に歩くことにして、今日はJRを選ぶ。

 

(浜松町駅)

 浜松町駅で受付け。ここには先日北海道日帰り出張の時にモノレールに乗り換えるために降りた場所。

 改札を出ると受付があった。

 浜松町駅といえば、モノレールと小便小僧。



 指定された場所から出ると世界貿易センタービルに出た。

 あれ?貿易センタービルって、確か建て直しをしているのではなかったっけ?どうやらビルは複数あって、建て直ししているもの以外にもビルがあったようだ。それは知らなかった。

 

 かなり高い階にいたようで、エスカレーターで地上に降りる。

 ここからぐぐっと回って駅の北側に行く。ここがまさに思っていた世界貿易センタービルの場所。まだ何も建っていない。どんなビルが建つのだろうか。それにしても都心ではあちこちで大規模開発が進んでいて、光景がどんどん変わっていく。こんなにオフィスを作ってちゃんと埋まるのだろうか?といつも思う。



(イタリアへ)

 通りを渡ってから線路沿いに歩く。

 今日は同じマップを持って歩いている人が結構いる。旗を持った人が先導するグループもある。みんなお年寄りばかりだが。お前が言うか。

 突き当たりの右側にトンネルがあるのでくぐる。線路の下のトンネルって、だいたいワクワクする。何か出てきそうだからね。



 トンネルをくぐった先にはゆりかもめの高架があり、さらにその先には「イタリア公園」がある。

 「イタリア」ですよ。大きく出たな。

 このあたりは何度か散歩したことがあり、この公園にも来た。何がイタリアなのかというと、おそらくなのだが、公園内に白い大理石っぽい(たぶん違うと思うが。)像がいくつか立っていて、これがローマっぽいのだと思う。「ローマ風呂」というイメージのやつです。本当にローマがこんな感じなのかは、何せ行ったことがないのでわからないのだが。でも、「ミロのビーナス」っぽいものもある。それ、ローマでしたっけ(笑)

 本当のイタリアの人がこの公園を見たらどう思うのだろうか、と思ったけれど、考えてみれば世界中にこんな感じの「ジャパン」があるのかもしれない。いや、きっとある。「はあ?」という点は多々あるにせよ、それがジャパンへの親近感につながるのであれば、それはそれで世界平和につながる話なので良いことなのではないでしょうか。



 

 イタリアを抜けると通りの反対側は浜離宮。歩行者信号が押しボタン式のところで通りを渡るのだが、この信号がすぐに赤になる。たくさんの人(おそらく駅からハイキング)がいるので渡るのに時間がかかり、2回の青信号でようやく渡った。

 浜離宮庭園の入り口は前とは違うところにあるように思う。前はもっと浜松町駅から近いところだったのではなかったか。

 本当は庭園内を散策したいところだけど、今日はまだまだ先が長いのでここはスルー。

 来た道を今度は南の方向に進む。汐留ポンプ場を左に見つつ、ゆりかもめにそって左折。

 

(ウォーターズ竹芝)

 すると景色が変わってくる。格好良いビルがあり、どうやらここがウォーターズ竹芝らしい。ここには劇団四季があるようで、その紹介動画が建物の入り口にある。

 それを通り過ぎるとアトレ竹芝の建物がある。劇団四季とアトレ竹芝に挟まれたところはのんびり休める広場、という感じ。目の前には海が広がり、左前方は浜離宮。なるほどこんな感じになっているのですか。ここから遊覧船が出るようだけど、今日は強風で休みとのこと。左右どちらの建物も外側を上に登れるようなので、劇団四季の方を登ってみる。当たり前だが上に登ると風景が変わり、浜離宮を見下ろした感じになる。これは気持ちよい。ここから建物に入ると劇場の入り口やいくつかのレストランがある。ちょっとお値段が高いのだが。

 この建物を出たところに「干潟」がある。といっても、本当にわずかのスペース。東京湾はかつては広大な干潟が広がり、生物多様性が維持されていたけど大半が埋め立てられてしまったということが書かれている。このわずかなスペースでどの程度の生物多様性が維お持されるのかはわからないけど、関係者のご尽力には期待したいところ。



 

(3rd Burger)

 アトレ竹芝にも食事処があるので入ってみるのだが、うううううむ。やはりちょっと高い。駅からハイキングの参加者特典で1割引というお店もあるのだけど、元のお値段がお値段なだけに、1割引かれてもちょっと・・・

 ハンバーガー店「the 3rd Burger」があって、ここなら比較的リーズナブルと思われるので入る。自販機で注文して

食券を買うのだが、私の前に並んでいた女性がPayPayで払おうとしたものの、スマホでの読み取りがうまく行かないらしく、これ、どうやるんだっけ?と聞いている。幸い、私はトラブルことなく注文できたけど、この手のやつって、毎回ハラハラドキドキなのです。おそらく看板メニューと思われる3rd Burger とサラダ・ドリンクのセット。690+550=1,240円 

 ハンバーガーができるのをカウンター前で待っていたら、今度は自販機にお札がひっかかったようだ。この手のものは便利には違いないものの何かあると店員が機械の専門家というわけでもないので結構大変になってしまう。

 

 バンズはもちもちしている。ハンバーガーでもサラダでも、小松菜(だろうか?)が主役の存在感を示している。タルタルソースがバーグによく合う。これはおいしい。

 

 

 

(竹芝桟橋)

 ゆりかもめに沿って少し歩くと、左手に竹芝桟橋がある。今回のハイキングでの立ち寄りスポットではないけれど、ここまで来たらやはり立ち寄らないといけないでしょう。

 ここからは右手にはレインボーブリッジとフジテレビ、左手にはスカイツリーが遠望できる。なかなか気持ちよろしいですね。

 伊豆諸島への航路が出る場所なので、売店では島の土産物を売っている。

 出航の時間帯ではないのかもしれないが待合室には少ししかいない。

 

 ゆりかもめに戻るとそこに竹芝駅がある。ここから少し歩いて右折して東京ガスの脇をまっすぐに進んでいくと、JRの線路の下をくぐる。またも怪しい空間。良いですねえ。

 

 歩いていると結構厚くなってきて上着を脱いで腰に巻く。そうすると少し肌寒いのでまた着る。そうするとまた暑くなって脱ぐ。これを頻繁に繰り返す。

 

(妙定院)

 この一帯は芝公園。左手にはテニスコートがある。右の向こうには東京タワーがそびえ立つ。後で立ち寄ることになる芝円山古墳が大きく削られて道路になっているのがよくわかる。

 さらに歩くと左に妙定院がある。山門をくぐって本堂にお参り。左手に関係者の休憩所みたいなのがあるのだけれど、単なる散歩の人が入って良いのかどうかがわからない。

 

(芝公園)

 道を渡って芝円山古墳に上る。道路でかなり削られてしまっがけど、本来はかなり大きな古墳だったのではなかろうか。せっかくなので上まで上る。高いけれど木が植わっているので見晴らしが良いわけではない。それでも下には東照宮、別の方向だが木々の間からは増上寺がよく見える。

 古墳を降りて東照宮へ。西洋の外国の方が来ている。

 

 公園の広場に来ると、早咲きの桜がとてもきれいに咲いていて、東京タワーととても良い感じになっている。



 

(増上寺)

 三門をくぐる。この三門の上の方が一般公開されて見に来たことを思い出した。

 三門をくぐってすぐ右手にはグラント松が植わっている。アメリカのグラント元大統領が大統領引退後に日本を訪れた際に植樹したもの。「青天を衝け」でも出てきたと思う。100年後にはどこかで「バイデン桜」「トランプ杉」のようなものが名所になっているのだろうか。

 

 どうやら今日は「京都のいけず」をテーマにした講演会があるらしい。講師は井上章一先生。「京都嫌い」がベストセラーになり、「京都のいけず」をテーマにしたNHKの番組にも出演された先生。これは面白そうとおもったけど、事前申し込みをしていなくても入れるのかがわからないし、今日のハイキングはまだ先がある。なので講演会場をのぞくのは断念。

 本堂でお参りしてからその右手にある安国殿にお参り。

 この周辺にはたくさんのお地蔵様と風車があり、なかなか不気味なのでした。

 熊野神社にお参りしてから増上寺境内と隣のプリンスホテルの間の道を歩いて東京タワーに向かう。

 

(東京タワー)

 タワーには久しぶりに来たけど、やはりでかい。

 東京観光の人気名所なのでしょう、内外からたくさんのお客様が来ている。ビルに入ってみると上に上るエレベーター前には長い行列ができている。せっかくなので2階、そして3階に上る。タワーの展望台まで歩いて上れる場所があるはずなのだがどこからなのだろう。

 

 何かお腹に入れようかと思ったのだが、クレープは行列ができているし、パフェは高い(笑)。たこ焼きもあるのだが、ちょっとその気分じゃない。

 タワーのゆるキャラとおぼしきものがいて、子どもたちに愛想を振りまいている。調べたら、ノッボンというらしい。



 

 坂を下りていくと菜の花が咲いている。

 

 菜の花で 異国の人らも 自分撮り

 

 右折して歩いていく。この道を歩くのは初めて。

 鳶の団体のビルがあり、火消しの纏の形をしている。

 

 さらに歩くと神社があった。幸稲荷神社。なかなか縁起の良い名前ではないですか。このようにまったくノーマークの神社があるとうれしい。せっかくなので御朱印をいただく。疱瘡神社も合祀されているのだが今回は幸稲荷神社のにだけにしておく。書き置き500円

 向かい側は芝給水場公園。その先にはいかにも大使館っぽい建物があり、見るとネーデルランドのアンバサダーと書いてある。つまりオランダ大使館か。

 

(愛宕神社)

 つきあたりは愛宕グリーンヒルズ。その角を曲がって北上すると隣接する青松寺が左に見える。こんなに大きな寺が、こんなに都心にあり、しかも観光寺院ではない。どういうお寺なのだろう。前から気になっているのです。

 さらに進むと左手に愛宕神社の出席の石段が見えてくる。気合いを入れて一気に上る。なにせここは踊り場がないので途中で休憩すること自体が怖く、一気に上る方が安心。



 

 上に上るとたくさんの人が行列を作っている。それに並んでお参り。

 境内はかなり感じが変わっていて、池や摂社がきれいになっているし、喫茶店の場所が移っている。まだ本格的にはオープンしていないらしい。女坂は閉鎖されている。

 この神社に来るといつも猫がいる。



 

 女坂が閉鎖されているので先ほどの出世の石段を降りていくことになるのだけれど、実は別にルートがあって、NHK放送博物館の前にシースルーなエレベーターがあるのです。せっかくなのでこちらで降りる。2階です、のアナウンスが面白い。確かにここは2階だ。しかし、通りの向かい側を見るとここは10階くらいに相当する高さ。つまり、先ほど石段を10階分くらい一気に上ったということか。

 ここでまたトンネルをくぐる。ここも都心にある怪しいトンネル。



 

(気象科学館)

 通りを渡ると気象科学館の入っているビルがある。港区の昆虫博物館のようなものでもあるらしく、入るといきなり巨大なカマキリがお出迎え。気象科学館やプラネタリウムは2階にあるのだが、だいぶ疲れてきたので立ち寄るのはやめておく。

 気象庁が隣接。

 

 本当はここから北上して日比谷公園に回り、さらに東に進んで旧新橋停車場に行くことになっているのだが、そのあたりは何度も歩いているし、結構疲れているので直接新橋駅に行くことにする。

 虎ノ門ヒルズタワーの前を通る。まだこのあたりは完成していないのだろうか。

 休日はお休みの店が多いが、中には昼飲みOKで営業しているお店もある。きっと休みの昼に飲むととてもおいしいのだろう。

 

 新橋駅に到着。何か甘いものでも食べようとニュー新橋ビルの地下に行き、「喫茶フジ」に行ってみたら、休みだった。なるほどサラリーマンのオアシスだから休日はやっていないのか。

 ならばと、東口にある新橋駅前ビルに行ってみたら、そもそも閉まっていた。

 

 というわけで、あきらめておとなしく新橋駅からJRに乗り、今日の散歩はおしまい。

 

 

【今日の天気】晴れ 日なたでは暑いくらい。でも上着を脱ぐと、日陰に入ると寒い。上着を着たり脱いだりで忙しい。夕方になって少し冷えてきたと感じる。

【今日の一日】5:40起床 23:40就寝  

【今日の体調】体重 73.0㎏ 体脂肪率 19.1% 内臓脂肪レベル 10 皮下脂肪15.5% 基礎代謝 1,569㎉ BMI 25.1 筋肉レベル 8 骨レベル 7 体組成年齢 50歳 バランス年齢 51歳

朝の血圧 134-87 夜の血圧 132-85

【今日の歩数】25,469歩 17.8㎞

【今日行った場所】浜松町(港区)

 

 

【朝ごはん】残り物

【昼ごはん】ウォーターズ竹芝アトレ竹芝タワー棟「the 3rd Burger」で、3rd Burger とサラダ・ドリンクのセット。690+550=1,240円 

 バンズはもちもち。ハンバーガーでもサラダでも小松菜(か?)が主役の存在感。タルタルソースがよく合う。

 

 

 
 
 

【おやつ】エクセルシオールカフェで、アメリカンとチーズケーキ(二層タイプ)900円

 

 
 

【夕ごはん】・血鯛の塩焼き ・えびといかとアスパラガスの炒め物 ・青唐辛子の炊き込みご飯(#富澤商店) ・大根のみそ汁

 

 

 

 

【今日見たテレビ】

・光る君へ 第11回 まどう心

 このドラマは、やはりある程度の予備知識がないとなかなか伝わらないと思う。「しょう」と聞いて「妾」(つまり側室ですね)とわかるか。「北の方」と聞いて「正妻」とわかるか。それがわからないとまひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)のやり取りがまったくわからないではないですか。

 とは言え、私も、まひろが広げていたり書写していた漢文が何のことなのか、さっぱりわかっていない。きっとネットで誰かが解説してくださることでしょう。(ネット情報によるとどうやら長恨歌だったらしい。)(それにしても、当時は紙はかなり高いものだったはず。豊かでないまひろがあんなに紙を使えるのはどうしてなのか、と突っ込みたくなる。反故紙の裏という設定なのだろうか?)

 

 あっ!そうか!

 この「北の方」をめぐるやりとりが、源氏物語の紫の上の話につながるんだ!

 源氏物語のヒロインである紫の上が光源氏の正室だと思い込んでいる人もいるとは思うが、正妻は葵の上と女三ノ宮の二人。紫の上は正妻っぽい扱いを受けているけれど、あくまでも妾にすぎない。婚姻の儀式っぽいことはやっている。でも、正妻ではない。当時の読者もそれはわかっていて、後ろ盾がないために正妻にはなれない立場の紫の上があたかも正妻であるかのように振る舞っていることに心をドキドキときめかせながらも、でも、本当の正妻として女三宮が登場することで紫の上の立場の弱さを再認識してハラハラする、そういうことで当時の読者は盛り上がっていたということらしい。まあ、これはある本の受け売りだけれど。

 それを踏まえて今回のまひろと道長の話を見ると、正妻になれる身分でないけど正妻にこだわるまひろの姿が、まさに紫の上に重なる。なるほど、自分の姿が紫の上の原点ということになるのか。

 

 それにしても、藤原兼家(段田安則)、やはり為時(岸谷五朗)を許していませんでしたか。去って行った者は許さない、自分の目が黒いうちは官職を与えることはない。実際、為時が再び官職に就くことができるのは道長の時代になってからのこと。それまでいったいどうやって暮らしていたのだろう?

 

 

【私の光る君へ紀行】

 いろいろあったけれど、とにかく一条天皇がめでたく御即位、のはずが、高御座で大事件。ドラマでは道長が機転を働かせたことになっていて、伝わる話とは違うけれど、どちらにしても、平安貴族が最も忌み嫌うはずの穢れが発生したのによくもまあ予定を変えなかったものです。穢れを嫌うというのはどこに行ったのか。

 天皇の即位の際に用いられる高御座は今も京都御所に備えられています。戦前は天皇の即位は京都で行われることに皇室典範で決まっていたけど、戦後はそれがなくなり高御座を東京に運んで御即位いただていて、今上陛下の御即位の際にもそうしたとのこと。現物をはっきり見ることができるというのはなかなかすごい。 2014年11月1日撮影

 

 

 

 

 

【今日の英語学習】

・NHKWORLDNEWS

Apparent anti-Putin protests reported at polling stations

Voting is under way in the Russian president election Vladimir Putin is seeking the fifth term. Russian media are reporting cases that      resume polling stations. They are apparently being carried by people against the election that almost     Putin in power. Three days voting began nationwide on Friday. Putin faces three opponents . But candidates critical to the invasion of Ukraine not allowed to run.