【駅からハイキングで鶴見散歩】

 今日はとても良い天気なのでどこかに出かけようと思った。

 JR東の「駅からハイキング」を見ると、東京都内では大森駅、神奈川県内では鶴見駅、千葉県内では佐原駅が候補になる。大森と鶴見は私にとっては方向的に一緒で京浜東北線のほとんど同じような場所(実際は東京都大田区と神奈川県横浜市鶴見区なのでだいぶ違うが。)。このうち、大森は何度か歩いたことがあり、今回のコースとは外れるようだけど正月に近くの東海七福神を歩いたばかり。佐原はお祭の時に行った。鶴見は、かなり昔おそらく学生時代ではないかと思うけど總持寺に行った記憶がかすかにある。とてもでっかい伽藍があったという印象。やはりあまり行ったことのない場所が良いだろうと、今日は鶴見に行くことにする。

 

 副題「桜の名所・三ツ池公園や總持寺をめぐる!早春の鶴見を歩き尽くそう!」

 見晴らしの良い鶴見花月園公園から始まり、木々に囲まれた總持寺、赤門が華やかな成願寺、県立三ツ池公園をめぐるコース!時期によっては桜も楽しむことができます。

 

鶴見駅→鶴見花月園公園→總持寺→成願寺→三ツ池公園

 

 

 

(鶴見駅)

 品川駅で京浜東北線に乗り換える。途中、大森駅を通る。ここで降りるというのも「あり」だけど、今日はその先まで行く。

 鶴見駅で降りて改札を出るのだが、・・・あれ?受付が見当たらない。

 戸惑ってうろうろしていると、駅からハイキングのマップがラックに置かれているのに気づいた。なるほど、駅員さんがマップを渡してくれる「受付け」がここにはないんだ。

 これまで参加した駅ハイでは、都内の駅では受付が設けられていた。千葉県内の佐倉駅では駅内の観光案内所にマップが置かれていた。神奈川県内でも確か川崎駅だったか、受付が設けられていたことがあった。今回のように何気なくラックに置かれているだけ、というのはあまり記憶がない。でも、今回のイベントは1ヶ月間の長きにわたって行うもの。それに駅員のエフォートを割く余裕はないし、それをやる意味もあまりない、ということなのでしょうか。

 

 考えてみれば、参加の手続きって、スマホをいじるだけで、人を配置する必要性って、本当はないように思う。

 

 ・・・などと考えつつ、とにかくウォーキングを始める。

 

(鶴見花月園公園)

 まずは、高架の線路の脇の道をたんたんと歩いていく。道はそんなに広くない。大きなお寺への参道がこんな道で良いのか?と思いながら歩いていくと、石材店がある。次々に石材店が現れる。いろいろな像が飾られている。これ、みんな、墓石のお店なのか?さすがに總持寺の近くだけのことはある。

 

 そして、右手に總持寺への入り口がある。ここにはあとで戻ることになるのでまずはその先へ。右手に大学の建物があるのを眺めつつ引き続き線路に沿って歩いて行く。鉄橋が見えてくるのだが、どうやら左の方に線路が分かれていくらしく、その先には駅があるようで、これは国道駅。そこから先は鶴見線になっているようだ。

 コンビニの角を右に曲がるとずっと坂になっている。ずんずん上っていくと、鶴見花月園公園に出た。かなり広い。一番上の高台が丸い広場になっていて、かなたにはなんと富士山が見える。富士は真っ白。よく見るとベイブリッジも見える。ここは昔花月園遊園地だったとのことで、東洋一の賑わいだったそうな。ほんまかいな。戦争で廃れて戦後は競輪場にもなったとのこと。丸い広場が競輪場のコースだったのだろうか。競輪場って行ったことがないのだけれど、この程度の広さで良いのだろうか、公園としては広くてもコースとしては狭いような気がする。

 

 元の坂場を降りていき、先ほどのコンビニのところからまた線路沿いに戻っていく。

 

(總持寺)

 總持寺の入り口に着く。太祖榮山禅師700回忌大遠忌とでっかく書いてあり、参道ののぼりもそうなっている。この方のことは全然知らないのだけれどネットで調べたところでは、越前で生まれ、永平寺で修行を重ね北陸中心に活躍した方らしい。

 参道を歩いて行くと大きな山門があり、くぐって進むと榮山禅師などの像がある。さらに進んで行くとどうやら墓場の入り口になるようなので引き返し、左手に曲がるとどうやらこちらが正しい参拝者のコースだったらしい。僧侶(雲水と呼ぶということで良いのでしょう。)が掃き掃除をしている。風を出して葉っぱを吹き飛ばす装置を使っていたりもする。

 そして、桜があちこちで咲いている。もちろんこれはソメイヨシノではなく、早咲きのもの。それが寺院の固い空気感を柔らげている。

 廊下がずらっと続いている中を突っ切るのだが、廊下のところには毎日の水拭きにまさるワックスはないと書いてある。

 太祖殿は工事中で囲われている。本堂でお参り。本堂の前には木蓮の花が咲いている。

 

 禅寺に 木蓮咲いて 僧笑う

 

 三傘閣の中のカフェでパフェを食べて休憩。

 御朱印をいただく。直書き500円

 高台に上り、鐘を鳴らしたりする。

 

(お昼を求めて)

 さて、お昼をどうするか。

 せっかく横浜に来たのだから、中華が良いな、と思い、「町中華で飲ろうぜ」で検索すると、京急鶴見駅の東側に餃子のお店があるらしい。というわけでそちらに向かう。今日はJR鶴見駅の西口改札口を出たのだけれど、駅ビルは東口にあり、こちらの出口の方がはるかににぎわっている。さらに東には京急の駅がある。

 さて、餃子屋はどこだ?と探すと、あった。でも、休みだった。その近くにワンタン屋があるのでそこに入る。

 

(成願寺)

 再びハイキングに戻り、JRの西口に出るとすぐに成願寺に着いた。でも、ここの赤い門が見どころらしいのだけど、修復作業中のようで囲われている。これは残念。

 

(三ツ池公園)

 西口から北の方に向かい、キッチンオリジンの角を左に曲がり、そのままずうううっと歩いていく。坂がだんだんきつくなる。というかこの坂、ものすごくきつい。と思ったら今度は下り坂。でも国道を越えたらまたすごい上り坂。

 はあはあ行ってなんとか坂を上りきり右折すると鶴見高校があり、その先を左に曲がると三ツ池公園の入り口に着く。

 ここもあちこちに早咲きの桜が咲いている。既に夕方になっていて陽がかげっているので鮮やかさはあまり感じない。

 韓国の農村光景のようなオブジェがある。三ツ池というのは文字通り三つの溜池のこと。桜の木がたくさん植わっている。きっとまもなくここはすごい光景になるのでしょう。

 ぐるぐるっと回る。

 

 ここから鶴見駅に歩いて帰るのは、行きの道を思い起こすとさすがにちょっとしんどい。臨港バスに乗っておとなしく鶴見駅に戻り、これで今日の散歩はおしまい。

 

 

【今日見たテレビ】

・光る君へ 第10回 月夜の陰謀

 引き込まれました。

 ただただ好きな人と一緒に暮らしたい、そのためにはすべてを捨てる、と言う道長(柄本佑)。

 小さいときから好きだった道長からそう言われてうれしいけど、道長には偉くなって世を正す使命がある、だから一緒には行かない、と言うまひろ(吉高由里子)。

 自分の想いをぶつける道長は和歌。志を伝えるまひろは漢詩。なるほど。

 そして二人は・・・

 このやりとりを見ていて、あまりの迫力に息を呑み、ドキドキしてしまう。

 紫式部が道長の妾だったという後世の記録があり、一方では、(内裏に仕えてからの話だけど)道長の誘いを式部が必死に拒んだとの話もある。どちらなんだい、ということだけど、このドラマではそういう関係にしましたか。

 それはともかく、今回は、藤原兼家(段田安則)の一族が花山天皇(本郷奏多)を引き下ろし奉る話。そうなるとは知っていても、道兼(玉置玲央)の変わり身には「おいおい。」と言ってしまう。

 こう見ると、花山帝こそ、登場人物の中で一番まともなのでは。

 兼家が道長で保険をかけたところは「なるほど!」と思った。どちらに転んでも、関白・頼忠(橋爪淳)への報告役なのですね。これはよくできている。

 ちなみに、兼家とその兄の権力争いのおかげで関白のお鉢が回ってきた頼忠は天皇の外戚でないので円融朝、花山朝のどちらでも実権はなかったわけだけど、一条帝の即位で関白の地位をも失い、名誉職の太政大臣だけになります。

詮子さま(吉田羊)が源高明の遺児の明子(瀧内公美)を保護していたのはそうらしいのだけど、それが源氏との連携で後ろ盾になるというのは、さすがにちょっと。高明の失脚で明子には何の力もなくなっていたはず。

 

 

 

【私の光る君へ紀行】

 花山天皇が出家されたのは、山科の元慶寺。洛中から山科へは峠を越えなくては行けず、当時の御所からだと牛車で何時間かかったのだろう?

 でも、花山院になってからがこの方の本当の活躍。三十三箇所は今でも多くの人が巡礼して、院のご功績に触れているのです。

 

 

【今日の英語学習】

・NHKWORLDNEWS

A program is curried for people in Japan Noto Peninsula which is suffering the devastde earthquake on New Year's Day. Efforts are drawing lessons learned from Great  Eastern-Japan Earthquake thirteen years ago in 2011. It is estimated more than forty-seven hundred quake-effective evacuees in Ishikawa Prefecture continuing to live in damaged homes since that take shelters . But the true figure is much higher.