3月3日(土)は、京都府京田辺市の一休寺(酬恩庵)と奈良県大和郡山市の「大和な雛まつり」を見た後、奈良市の東大寺二月堂のお水取り(修二会)を見る。

京橋駅(モーニング食べる)→(JR学研都市線)→京田辺駅→一休寺→新田辺駅→(近鉄)→近鉄郡山駅→市内散策(大和な雛まつり、パスタ食べる)→郡山駅→(JR)→奈良駅→東大寺二月堂(お水取り)→近鉄奈良駅(ラーメン食べる)→(近鉄)→鶴橋駅→(大阪環状線・東西線)→大阪天満宮駅

33713歩

まず、京橋駅近くでモーニング食べてから学研都市線で京田辺駅へ。駅前の一休さんはスタジャン着て(笑)ほうき掃いてます。

ここから少し歩いた突き当たりを右に曲がって一休寺に向かうんだが、この道は歩道が狭いのに車の通りが結構激しく、ちょっと怖いのです。もっと安心して歩ける道はないものか。

棚倉孫(たなくらひこ)神社にお参り。ここは野菜で作ったずいき神輿が有名らしく、境内に展示されています。

少し進むと、一休さんの生涯の解説が電柱に書かれているとんちロード。ここを進んでいくと一休寺(酬恩庵)に着く。

JR西日本が「関西ちょこっと旅」のキャンペーンをやっているので混んでいるかなと思ったら、全然参拝者がいなくて拍子抜け。拝観料500円。

一休さんの墓があって、こそは宮内庁の管理。門には菊の御紋の透かしが彫られています。

庫裏から入り、方丈へ。真ん中に一休さんの像が祀られています。遠いからわからないけど、本物の毛髪が植えられているとのこと。ふすま絵は狩野派。庭は枯山水。少し参拝者がやって来た。でも、まだ静かで、ぼんやりと座っていると気持ちのよい庭。そんなに広くないのもいい。

一休寺納豆を売っていて、試食。かなり味付けは濃い。

少し離れたところにある本堂へ。小ぶりで落ち着いた感じ。

脇の方に宝物館があり、ちょこっと旅記念で一休さんゆかりの品として袈裟や靴を展示。有名な一休さんの絵の掛け軸も展示されています。こう眺めると、やはりかなり食えない人物という印象ですね。後小松天皇皇子といっても母親が南朝系のためかなり過酷な人生を送らざるを得なかったわけで、それを思うと、相当いろいろなことを考えていたのだろうと思わせる風貌。

境内の奥の方にはお約束の「このはし渡るべからず」の表示。私も真ん中を渡りました。

さらにいろいろな顔の像が並んでいて、これはこれで興味深い。

墓地には六角承禎の墓もある。織田信長の上洛時に抵抗した武将ですね。

寺を出て左手に進むと薪神社があり、能楽発祥の地の碑がたっている。

さて、これからどうするか。

もとのつもりでは、大和郡山でひな人形の展示をしているとのことなのでそちらに行くはずなんだが、地図を見ていると、観音寺が意外に近そうな気がしてきた。この観音寺のご本尊の観音像は国宝で、前に一度拝見したことがあり、なかなかみごとなのです。

でも、地図をよくよく眺めると、一時間以上はかかるなあ。やはりよそう。

・・・ってなことを考えながら京田辺駅に戻り、さらに通りすぎて近鉄の新田辺駅に向かい、郡山駅へ。

駅前では「大和な雛まつり」のパンフレットを配っている。「どこから来ましたか」と聞かれ、「大阪から」と答えるのだが、確かにそうなんだけど、私が大阪から来たと話すのは、ちょっと不思議な感覚。

近くのビルのエレベーターで上るよう勧められ、えっ?と思いつつその通りにする。診療所があって、その待合室にひな人形が飾られているのです。ドアを開けて中に入るんだが、考えれば診療所に単なる見物人がやたらと入るというのもよろしくないのですぐに退出。エレベーターの中で聞こえた話では、この雛まつりがテレビのローカルニュースで紹介されたので来たとのこと。そういう人が多いのでしょうか。

それから町をぷらぷら。なるほどこういうイベントか。あちこちのお店(なかには普通のおうちも)の店頭又は中の方に、そのおうちのひな人形が飾られているんですね。それが町中でやっているのです。こらはなかなかすごい。市街地はそんなには広くないので落ち着いて回れる。

この町は金魚の養殖で有名だけど、町のあちこちに金魚がらみのものがあり、興味深い。

パンフレットの地図を見て、まずは郡山八幡神社を目指す。境内にはお祓い済みのひな人形がどっさり飾られている。こんなにあると、ちょっと怖いね。

神社にはたくさんのグローブが奉納されている。何かあるんでしょうね。境内では紅白の梅が満開で、とても良い香り。春ですねえ。

源九郎稲荷神社へ。日本三大稲荷だと書いてあるんだが、本当か?知らないぞ。と思ってネット情報を見ると、伏見、祐徳、豊川と書いてある(笑)。まあ、この手の話は「言った者勝ち」ではある。境内は「日本三大」とは思えない狭さ。

でも、歌舞伎役者がお参りに来ているのは本当らしい。源義経の従者の佐藤忠信が狐の化身との話があって、それが歌舞伎になっているらしい。

この神社でもひな人形が飾られています。白い狐のお面も置いてあって、記念撮影にどうそわと書いてあるんだが、まあ、遠慮しておきます(笑)。

この近くに昔遊郭だった旧川本家があり、ここがひな人形飾りのメイン会場。2階に上がると小さな部屋がいくつもある。そして、おおっ、これはすごい。2階さら3階に上る階段に人形がみっしりと飾られている。これはかなり怖い。

他の人たちの会話によると、2階に上る階段は狭く、2階から3階に上る階段は広い、これは2階へは客と女郎が別々に上り、2階からは二人一緒に上がっていくという趣向とのこと。ひな人形が並べられているのはその広い階段。

考えれば、日本の歴史のまさにダークサイドな場所。その「負の歴史」を隠しだてすることなくこういう形で観光施設としてリノベーションするというのは大変すばらしいことではあるまいか。

金魚の町を引き続きたらたら歩く。金魚電話ボックスとから金魚自動販売機(本当に売っているのではない。念のため)、金魚自動改札機、金魚電子レンジがある。そういえばさきほどの旧川本家には金魚テレビがあった。

藍染めの史料館の「箱本館「紺屋」」は本日は無料で入れる。ここにはつるしびなが展示されている。

イタリアンのお店でパスタを食べてから郡山城に向かう。盆梅展をやっているけど、外に植えられている梅が満開で、それで満足。

柳沢吉保を祀る柳沢神社にお参りしてから天守台に上る。奈良の若草山がよく見える。

城跡を下りて再び街中へ。薬園八幡神社にお参り。

拝殿と本殿の向きが違っていて。かなり変わった造りになっている神社の方がおばちゃんたちに説明していて、本殿前の額の文字がかなり特徴的であるとのこと。「八」が鳩の形をしているのは普通。それに加えて「幡」も鳩の形。

本殿前にある灯籠の下の石が八角で、それは天皇家との関係を表しているもので、そのために戦時中の金属供出をまぬかれたとのこと。

郡山城の外堀を公園にした外堀緑地を散策してからJRの郡山駅へ。

奈良駅に行き、パフェを食べてから本屋で奈良本を立ち読みしてから三条通りを歩いて奈良公園を通って東大寺に向かう。

同じ方向に歩く人が結構いる。この時間帯なので、目的地は同じに違いない。これは、かなり混んでいるかも知れないと、焦るのです。

二月堂前に到着したのは、午後6時20分過ぎ。お水取りが始まるのは7時だからまだ40分くらいあるけど既におおぜい人でみっしり。

これまで2回来たことがあるけど、それより今回の方が人は多い印象。待っている間、日本語、英語、中国語での解説が流れる。7時にいよいよ松明が上り始め、歓声が上がる。やはりすごい!

20分ほどでたいまつは終わり、二月堂に上ってならの夜景を眺めてから近鉄奈良駅に戻り、ラーメンを食べてから近鉄線で大阪に戻る。

いただいた御朱印

一休寺(酬恩庵)、郡山八幡神社、源九郎稲荷神社、柳沢神社、薬園八幡神社

 

 

 

3月3日(土)の朝ごはんは、

京橋駅の北西側にある「ヴァンガード」の、ロールパンのモーニングセット。420円

これはおいしい。一つは卵、もう一つはハム・きゅうり・トマト。

ゆで卵までついてこのお値段はうれしい。

禁煙席もあるんだが、奥の方にちょこっと申し訳程度。そちらはぎゅうぎゅうなので喫煙席に座ったけど、喫煙席はすかすかなのだから、できれば、喫煙と禁煙を逆転していただきたいんだが。

 

3月3日(土)のお昼は、

大和郡山の町をふらふら歩いていて、イタリアンのお店「オステリアオルベッティオ」で、日替わりパスタ(菜の花のペペロチーノ)。900円

前菜は生ハムときのこのマリネ。

菜の花が春を感じさせる。

 

3月3日(土)のおやつは、

JR奈良駅の駅ビル2階の吉野葛のお店「天極堂」で、極めパフェ!

850円+税

いろいろ入っていて(だから「極め」)、がつがつたべてしまう。

 

 

3月3日(土)の夕ごはんは、

近鉄奈良駅近くの「天理スタミナラーメン」で、天理スタミナラーメン。700円

要は、キムチラーメンと思われる。意外にマイルドで、「スタミナ」を名乗るにはもっとパンチをきかせた方が良いのでは。