3月2日(土)は、和歌山市に出かける。明日3日に加太の淡嶋神社でひな流しをやるのだが天気が良くなさそうなのでその前にひなを見に行ったわけ。そうしたら、加太の桜鯛まつりをやっていた。そのあとは和歌山城を散策。

南森町駅→(大阪メトロ堺筋線)→天下茶屋駅→(南海線)→和歌山大学前駅→紀ノ川駅→(南海加太おさかな線)→加太駅→淡嶋神社→桜鯛まつり→加太駅→和歌山市駅→水門吹上神社→紀ノ川大橋を往復→和歌山城→刺田比古神社→和歌山市駅→天下茶屋駅→南森町駅

34233歩

いただいた御朱印

淡島神社

 

 

和歌山市加太の淡島神社では3月3日に雛流しをやるのだけど、天気予報では良くない天気。というか、荒れそうとのこと。だとすると、その前日に見に行くかということで出かける。神社の中に雛人形がみっしりしているらしい。

 

 

 

【おさかな電車に乗る】

というわけで、天下茶屋で南海電鉄に乗り換える。路線図を見ると加太には紀ノ川駅で乗り換えるらしいのだけど、その駅には急行は止まらないので手前の和歌山大学前駅で降り、ひとつ先の紀ノ川駅へ。

ホームの先に加太線乗り場がある。

それにしても、紀ノ川駅に急行が止まらないのは乗り換えが不便だなあと思っていたら、加太行き電車が来た。どうやら、この電車は和歌山から来たらしい。ということは、大阪からは、いったん和歌山まで行きそこで加太線に乗り換えるというのが正しい行き方だったか。やはりちゃんと調べないといけませんね。

それにしても、なんだ、この電車は!いきなりお魚ではないか!赤いから、鯛か。なんといったらいいのか。とにかく、お魚だ!

と思い、車内に入ると、おお、ここもお魚だらけ!車内あちこちに魚のデザインがされている。つり革ももちろんお魚。これは楽しい。

やがて電車がすれ違う。おお、あっちは青いお魚だ!

車窓に海も見える。いやあ、やっぱり、海は良いなあ。

終点の加太駅に到着。

【加太の町】

目指す淡島神社まではここから少しばかり歩くらしい。駅に置いてある地図(てくてくマップ)をもらっててくてく歩く。

少し歩くと、白い洋館が見えてくる。旧加太警察署の中村邸。今は個人宅なので外から見学。

そこからいったん右脇にそれて進むと常行寺がある。とてもでかい木がある。天然記念物のビャクシン。

少し歩いていくと加太春日大社に着く。本殿は重要文化財とのこと。ここにビラが置いてあって、それを読んで知ったのだけど、今日は淡島神社前で桜鯛まつりをやっているらしい。せっかくなので、立ち寄ることにしよう。

さらに進むと、友ヶ島せの乗船場への道がある。この島も、「ラピュタの島」として大人気らしく、いつか行ってみたいのだけど、今日はスルーすることにしてさらに進む。

【桜鯛まつり】

おお、淡島神社に着いた。そして、神社の前の港の広場では桜鯛まつりをやっていて、たくさんの人がいる。ステージで演奏もやっているし、なんだかあやしいゆるキャラもいる。どうやら頭は桜鯛。これをかわいいと見るか、キモいと見るか。

【淡島神社】

では、神社にお参りしましょう。ここにもいくつか屋台が出ている。

境内に入って少し歩くといきなり拝殿に着く。

おお!

これは!

拝殿の中には雛人形がみっしり。

これは、怖い。

人形には魂がこもると言うではないですか。これだけたくさんの、魂がこもった人形が集まっていると、何かが起きそう。しかも、この人形は明日海に流されてしまうんですよ。天気がどうなるかわからないんだけど。そして、流した人形は、きっと後で回収するんだけど。ごみ問題があるからね。そうは言っても、やはり流されてしまうわけで、そういう運命にある人形がこれだけたくさんいると、やはり、これは・・・

拝殿は雛人形なんだけど、そのまわりにもいろいろな人形が置かれている。博多人形とか、たぬきとか、お面もたくさん飾られている。何なのだろう、この空間は。

明日の天気はどうですかねえ、ということを言っている人もいる。まあ、荒れるという予想だからなあ。

【鯛を食べる】

お腹も空いてきた。まつりの会場に戻りましょう。

今度は女性の演奏をしている。「なごり雪」とか。

小さな生け簀の中に鯛がいて、それをこの場でさばいてもらえるらしい。テレビ局の取材も来ている。鯛をさばくところを撮っている。確かに、絵になるね。

建物の中にもいくつか出店していて、そこの鯛どんぶりを食べる。今日の鯛は加太の鯛ではないということを書いている。なかなか正直。

【大波止場へ】

波止場があるのでそちらに行ってみる。

この波止場は釣り場になってるようで、たくさんの人が来ている。釣りというのはやったことがないのだけど、はまると面白いんでしょうなあ。あちこちで魚をさばいている人もいるのだけど、ここで刺身にして食べるのだろうか?この波止場は450メートルあるとのこと。結構、長い。左の方に友ヶ島が見える。

右手にはまつりのイベントで漁船に乗って港内一周というのをやっている。これはこれで面白そうではある。

波止場の突先には赤い灯台。これはなかなか派手ですね。

【なまこを食べる】

まつり会場に戻り、もう一つ何か食べよう。鯛の刺身となまこのどちらにするか悩むのだけど、なまこにする。おと、これはすばらしい歯応えだ!

【港町の散策】

海沿いの道を進んでいくと、ホテルの先が通行止めになっていて、引き返す。このホテルでは日帰り温泉入浴ができるようで、とても魅力的なのだけど、今日はまだこれから散策するつもりなので断念。

海沿いをてくてく歩いて駅に向かい、役行者堂に登る。ここからのながめはなかなか。ここまで祭の音楽が聞こえてくる。

欄干が赤い加太大橋を渡り、さらに歩いて、加太駅に戻る。

今度は青い電車がやって来て、これに乗って和歌山市駅へ。

【和歌山散策】

さて、ここから先、どうするかは特に考えていなかった。どうするか。

もっと時間があったらあちこち行くのだけど、そんなには時間がない。地図を見ると神社もあるようだからお参りをしつつお城に行くか。

駅は立て替え中。前に来たときは確か、大きなビルだったと記憶する。

この駅は基本的には南海電鉄の駅で、そこにJRのホームがちんまりと一つある、という感じ。

駅前の通りをたらたら歩いていくと、水門吹上(みなとふきあげ)神社に着いたので、お参り。

ここから近くに紀ノ川大橋があるので、せっかくだから渡ってみる。西側に渡って、そのまま引き返す。元気があったら、和歌山港駅まで歩くところだけどさすがに大変そうなのでそれはせずに和歌山城に向かう。

【和歌山城】

西の丸庭園から御橋廊下を渡る。お殿様が家臣に見られなようにしつつ移動するための廊下とのことで、これは面白い。緩い階段になっていて、その上を歩くと足がちょっと痛い。天守閣の方に上る。時間が遅いので中には入らず、休憩所で休憩。天守閣のまわりでは忍者のコスプレをした人が

案内をしている。写真の自撮りをしていたら、撮りましょうか?と言ってくれたけど、まあ、それは結構です。

天守閣近くに童謡「毬と殿様」なの碑が立っている。どうやら、和歌山と言えば毬らしい。マンホールの蓋のデザインも鞠になっている。

いったんお城の外に出て、市役所前からたらたら歩いていたら、大手門が見えてくる。

先ほど渡った御橋廊下と天守閣が上下に並んで見える。なるほど、この角度から見るのが良いんですね。

大手門が見えてくる。せっかくなのでまた城内に入りましょう。

入って進むととても大きい楠がある。これは立派。

さらに進むと、虎がお出迎え。この伏虎像は二代目で、初代は供出してしまい、戦後に二代目が作られたとのこと。なかなか格好いいのです。

このお城には動物園もあるようだけど、かなり遅い時間になってきたのでスルー。

【刺田比古神社】

調べると、この先に刺田比古(さすたひこ)神社があるようなのでそちらに向かうことにして、通りを渡って進む。左手に岡公園をながめながら進んでいくと、神社が見えてくる。「徳川吉宗拾い親」の神社とのこと。大名の子供が丈夫に育つように、わざと捨てたことにして拾ってもらうというもので、この神社の神職が吉宗を拾ったのだとのこと。御朱印をお願いしたら、「どちらからお見えか」とのことで、大阪と答えたら、十日えびすでのし飴を出すかとの質問。知らないと答えるんだけど、私に大阪のことを聞かれてもねえ・・・

元の道を戻っていく。岡公園には陸奥宗光の像がたっている。このあたりに生家があったとのこと。

やはり、陸奥宗光は日本の歴史の中でも有数のすごい人だと思う。列強が虎視眈々と東アジアを狙っているなか、どのようにして国の生き残りを図るかにつき必死に考えたのでしょう。

【ラーメンを目指して】

和歌山と言えばやはりラーメンだ。調べると、「山為食堂」というのが人気らしいのでそちらに向かう。

途中の京橋には、駕籠のオブジェとかがあり、なかなか面白い。

さて、「山為食堂」に着いた。

あれ?

もう、閉まってる?

午後5時までが開店時間で、それを過ぎていたのでした。残念!

かといって、今から引き返して別のお店に行く気力も、ない(笑)

なので、和歌山ラーメンはあきらめて帰ろう。

とぼとぼと北の方に進んでいき、たらたら歩いてたら、南海と紀勢本線の線路にぶつかり、そこで左に曲がっていったら、先ほどの和歌山市駅に戻り、これで今日の散策はおしまい。

 

 

3月2日(土)の朝ごはんは、

南森町の「円山珈琲所」のコーヒーとトースト。400円

雰囲気はよいのだが、空気が煙臭い。

 

 

3月2日(土)のおやつは、

加太の桜鯛まつりで、なまこ。400円

なまこにするか鯛にるか悩んだけど、なまこにした。

コリコリの食感がすばらしく、香りもたまらない!

 

3月2日(土)のお昼は、

加太の桜鯛まつりで、鯛どんぶり。500円

今日の鯛は加太の鯛ではありません、と「不都合な真実」をちゃんと書いていて、こういうところは信用できる。

加太のデはないにしても、鯛がすばらしくいきがよい。わさびの茎を刻んだのも入っていて、そのしゃきしゃき感がすばらしい。

ああ!満足!

 

3月2日(土)の夕ごはんは

南森町の「得得」のキャベツと鶏塩うどん。