【駅からハイキングで津田沼駅から新習志野駅へ】
JR東日本の「駅からハイキング」で、津田沼駅から新習志野駅まで歩く。
津田沼駅→菊田水鳥公園(菊田神社)→鷺沼古墳→西光寺→東福寺→谷津駅→読売巨人軍発祥の地→谷津干潟公園→秋津公園(平和祈念の碑)→鈴木大地記念碑→新習志野駅
津田沼駅は私のJR最寄り駅。これは参加しないわけにはいかない。
今回行く場所はすべて行ったことがあるところばかりだけど、途中の道は初めてのところも多かった。駅からハイキングではかなり「へ?」と思うコースもあるのだが、だからこそ知らない場所を歩けるわけで、そこが気に入っている。
今回もそれなりに光景の変化が大きいコースでなかなかよくできているのでは。
(津田沼駅から出発)
まずは津田沼駅で受付。改札口外に受付場所ができている。受付といっても、スマホを操作して、ハイキングのマップをもらうだけ。南口を降りて千葉工大に沿って東に向かう。ここでは今日は入試をやっているようだ。JRと京成の「津田沼駅」は相当離れていて、その間を歩く場合はこちらの方に来るわけだが、いつもは途中で曲がっていて、まっすぐ突き当りまで歩いたことがなかった。なので、新京成の電車をこちらからの角度で見るのは何だか新鮮。突き当りを右に曲がり、左に曲がって直進すると菊田神社の裏側に着く。
(菊田水鳥公園)
菊田神社と隣接している水鳥公園に入る。池があって、ここに水鳥が来ている。ということなのだが、どうしてわざわざ「水鳥」と公園の名前にしているのだろうか?京成電鉄の線路がすぐ脇を通っているのだけどそれは鳥にとって騒音にはならないのだろうか?前から不思議に思っている。
でっかいカメラをかかえた人たちが鳥を狙っている。残念ながら私には鴨くらいしかわからない。
(菊田神社)
公園から菊田神社の境内に入れる。
この神社は、昔は普通の小さな神社だったと思う。でも、参道の狛犬がとてもユニークな顔をしていて、志村けんさんの「アイーン」に似ているので、「アイーン狛犬」として評判になり、それがきっかけなのかどうかは知らないけど「月替わり御朱印」が人気になり、今ではこの界隈の人気スポットになっている。この月替わり御朱印は前に「アド街」の習志野特集でその舞台裏を紹介していたけど、社務所内に4人くらいのスタッフがいて作業をしているらしい。その番組はコロナ以前のものだったので今ではやり方は違うのかもしれないが。今日も御朱印を待っている人が何人かいた。
境内の奥の方に新しくトイレができている。これも御朱印収入の成果かもしれない。
(鷺沼古墳へ)
再び水鳥公園に戻りそこから通りに出て南に向かう。
左側には習志野市役所が見えてくる。甲子園で習志野商業が優勝したことの記念碑も立っている。
それにしても、「アド街」でもやっていたのだが、この「習志野」というのも不思議な場所。
習志野の地名については、諸説あるようだけど、陸軍大演習の際に篠原国幹の指揮が立派だったので明治天皇が「篠原に見習え」と言ったのが語源という話がある。習志野市役所のウェブサイトでも紹介している説であり、広く知られている話らしい。でも、私はこの話は「ほんまかいな」と思っている。篠原はこの後に西南戦争で西郷軍の幹部として活躍した人物で、少なくとも明治政府にとっては「賊軍」となった人物。そのような人物の名前を地名にするだろうか。
それはともかく、「習志野」の地名は船橋市内にもあり、というか「習志野駅」という駅が新京成線にあって、それは船橋市内にある。このほか、「習志野」と名のつく施設が習志野市の外側にかなり広範囲に存在。思うに、「習志野市」という名称はちょっと変で、本来ならば「習志野口市」なのではないかと思っている。つまり、もともと広い範囲を示す「習志野」への入り口部分が習志野市を名乗っているのではないかということ。まあ、習志野市民でもない人間がとやかく言うことではないし、どうでも良いと言えばどうでも良いのだが。
ちなみに、「津田沼」というのは習志野市の中心部分を成している地域で、谷津・菊田・鷺沼の3つの地名を一文字ずつとったという名前。そして、こちらも「どこまでが津田沼なのか」というのがどうもはっきりしないらしい。まもなく発売される「散歩の達人」3月号は船橋・津田沼特集になっていて、その目次を見ると「どこまでが津田沼なのか」という記事があるようだ。さらについでに言うと、「船橋・津田沼特集」となっていて「船橋・習志野特集」でないところが、「習志野」より「津田沼」の方が有名ということの現れなのだろう。(津田沼は総武線各駅停車の終点の一つ)
それはともかく、習志野市役所はなかなか立派な建物。
そこを過ぎるとハミングロードと書かれた散歩道がある。「ロード」とわざわざ呼ぶようなしゃれた道ではなく、単なる散歩道だが。
しばらく歩くと鷺沼古墳の入り口がある。結構高いところに登っていくと公園があり、ここに二つの古墳の跡がある。一つは石棺が展示されていて、のぞくことができる。
(京成津田沼駅へ)
公園の反対側から出て坂を下りていったん千葉街道に出て西に向かい、信号のところから右折してやや狭い道に入っててくてく歩いていく。
しばらく歩いていくと、京成津田沼駅の脇を通るワイガヤ商店街のアーケードに出る。
今日の昼ごはんの候補の一つとして、このワイガヤ商店街にある「たか丸」を考えていた。リーズナブルなお値段でいろいろな料理がついてくる人気店。ところがどうやら今日は休みらしい。
ではもう一つの候補である「きみ」の方に向かおう。こちらは京成線の踏切の反対側にあり、先ほどお参りした菊田神社の参道沿いにある。ワンコインすなわち500円で充実した定食を食べられるということで人気店。
その前に駅ビルの手洗いに立ち寄るのだが、入り口の表示を見て「あれ?」と思った。ここの3階すなわち京成電鉄への入り口階なのだがそこに「タケちゃん」という人気の町中華があって、先日閉店したと聞いていた。ところが表示を見るとタケちゃんがまだ消されていない。ひょっとしたら営業を再開したのだろうか?と思って念のためのぞいてみたけどやはり閉まっている。ビル入り口の表示は消して欲しいと思った。
踏切を渡って「きみ」に行ったら、ここも休日だった。残念。
(あけぼの)
では、その次の候補にするか。「きみ」から少し北側にあるのだが、「あけぼの」という洋食のお店がある。オムライスとカレーが人気、とアド街でも紹介していて、私も前に食べたことがある。
行ってみたら、お店の前に10人近くが待っている。11時開店の店で、今は11時半。それでこれだけの人が待っているというのはやはり人気店ということではないか。お客を整理する係のおっちゃんもいて、1列に並ぶよう誘導している。
せっかくなので待つことにし、40分待ちで入店。
やはりオムライスは外せない。オムライスと他の品をセットにしたオムライスプレートが良さそうで(コーンスープがつく)、ハンバーグにする。デミグラスにすると値段が追加になるけどせっかくなのでそうする。サラダはコールスローに変更。オムライスプレートが1800円(税抜き)で、デミグラスが150円追加。さらにコールスロー変更で100円。合計で2,050円(税抜き)で、税込みだと2,255円。私にしてはかなりの贅沢。
オムライスプレートだとオムライスは巻タイプ。チキンライスを包む薄い卵がトロリとした食感。ソースは意外にあっさりしていて全体としてとても上品なお料理という印象。
あけぼの - 京成津田沼/洋食/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)
(習志野七福神)
再び京成津田沼駅の南側に戻り、西に向かう。JR津田沼駅から続いているマロニエ通りを過ぎて階段を下っていき、少し歩くと西光寺。こちらは習志野七福神の毘沙門天が祀られている。といっても、正月に来たことがあるけど特にイベントっぽいことをやるわけでもなく、あっさりしたもの。
ここから少し歩くと東福寺があり、こちらは恵比寿。こちらの入り口の六地蔵のところに面白いことが書かれていて、要はみんなに嫌われないようにしよう、お金は大事にしよう、といったことが書かれている。
(谷津商店街)
ここから千葉街道に出てしばらく西に向かってたらたら歩く。京成の谷津駅が見えてきた。ここから横断歩道を渡っても良さそうなのだけれど、今回のハイキングマップにはわざわざ階段を上ると書いてある。せっかくなのでそうしてみると、谷津駅がある。この駅の北側と南側とではかなりの高低差があるのだが、北側すなわち高い方に駅舎があり、北口から出るといくつかお店がある。マップを見せるとアイスクリームが値引きになるお店が駅前にあるのだが、今日は休みだった。駅前の広場に昔の写真が貼ってあって、谷津遊園の写真も貼ってあり、「懐かしいねえ」と言って眺めている人たちがいる。昭和57年に閉園したのだけど、昭和57年なんて、つい最近だよね、というものすごい会話が聞こえた。すみません、それって40年前なんですが。
後でウィキで調べたら、谷津遊園は京成電鉄が経営していて、同社がTDLの経営に参画するのを契機に閉園したもので、谷津遊園の従業員からTDLに移った人もいたとのこと。なるほどいろいろな歴史があるものだ。
先ほどとは別の階段を下ると谷津商店街に出る。ここからバラ園の方面に商店街が続いていて、小さい商店街にしては結構賑わっている印象。
前から入りたかった喫茶店がここにあり、せっかくなので入ってみる。「蛍明舎」。メニューを見ると、ブレンドにもロアブレンドとケアブレンドがあるようだ。それって、何?と思うが、メニューの説明を読んでもよくわからない。どうやらロアの方がすっきり飲めるようなのでそれにする。650円
店内は暗く、落ち着いた雰囲気。ロアブレンドは軽い味わいで読みやすい。
cafe 螢明舎 谷津店 (ケイメイシャ) - 谷津/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)
(巨人軍)
ここから南に進むと公園があり、その一角にバラ園がある。このバラ園は谷津遊園の名残らしい。そしてバラ園の前に読売巨人軍発祥の地碑がある。文字は正力松太郎。巨人の監督や選手の手形がある。
(干潟)
ここからぐるりとバラ園の外側を歩いていくと干潟に出る。
この周辺にはこのような干潟がたくさんあったのだろうけど、高度経済成長期にみんな埋め立てられてしまい、たまたま国有地だったために開発を免れた一角があって、それがラムサール条約に登録されることになったという、なかなか興味深い場所。
正直言って野鳥のことはさっぱりなのだが、鴨や鷺はなんとなくわかる。そういえば、ここではないけど「鷺沼」という地名があるくらいだからこのあたりに鷺が飛んでくるのはおかしくないか。
歩いているとほんわりと潮の香りがする。水が干潟から出ている流れがわかる。引き潮に向かっているのだろうか。
カメラで鷺(かな?)を狙っている人もいる。
春の潟 カメラのハンター かぶりつき
ぐるりと歩いて自然観察センターまで行く。ここは有料施設なので売店を眺める程度で退散。
(秋津公園)
公園の中を通って道路に出て少し歩くと高速道路との緩衝公園である秋津公園がある。公害防止事業団がせいびしたと書いてある。別の場所には環境事業団という文字も見えた。「公害防止」から「環境」に変わり、今は「環境再生保全」の名前になっているはず。こういう歴史の変遷も面白い。
この公園は結構広い、というか高速道路に沿っているので長い。野球場もある。
東側の出口には広島原爆投下地近くの煉瓦で作られたモニュメントがある。
(新習志野駅)
ここから歩道橋で高速道を越えていくと新習志野駅に出る。
その駅前に国際水泳場があって、鈴木大地記念碑が立っている。ソウルオリンピックでの金メダルを記念したもの。
新習志野駅で今日のハイキングはゴール。オプションとしてここから茜浜に行くというのもあるようだけど既に力はなくなっていた(笑)。
【今日の天気】晴れ
【今日の一日】6:10起床 23:30就寝
【今日の体調】体重 73.1㎏ 体脂肪率 17.3% 内臓脂肪レベル 10 皮下脂肪13.7% 基礎代謝 1,602㎉ BMI 25.1 筋肉レベル 8 骨レベル 8 体組成年齢 48歳 バランス年齢 51歳
朝の血圧 133-84 夜の血圧 135-83
【今日の歩数】23,737歩 16.6㎞
【今日行った場所】習志野市
【朝ごはん】惣菜パン
【昼ごはん】オムライス
【夕ごはん】・ムール貝とあさりといかのアヒージョ ・鰤のバター焼き ・ロメインレタスとわかめのサラダ ・もやしのナムル ・フランスパン
【今日見たテレビ】
・光る君へ 第七回「おかしきことこそ」
身分の低い女は単なる遊びの相手。身分の高い家の姫に婿入し、生まれた子供を入内させることで家を守るのが我らの務め。藤原公任(町田啓太)、きれいな顔立ちをしながらズバリと本音を言う。と言うか、この時代の常識か。
そして、斉信(金田哲)はさっそくききょう(後の清少納言、ファーストサマーウイカ)に目をつけたけど、まひろ(吉高由里子)のような地味な子はお呼びでないのでした。
う〜む。
やっぱり、陽キャラききょうと陰キャラまひろか。それはすなわち、ひたすら楽しいことばかり書いてある(現実からは敢えて目を背ける)枕草子と、因果応報の苦悩が続く源氏物語の差か。
こういった男子の話をまひろに立ち聞きさせるというのはあまりに残酷な筋書き。番組全体の予告の時から視聴者をワクワクさせた打球の場面にはこのようなまひろにとって辛い話がついていたのか。道長(柄本佑)があそこで何かガツン!と言えばよかったのに、と視聴者みんなが思った。あれ?これ、「雨夜」ではないけど、「雨の品定め」?
そして、良い人に見える藤原道隆(井浦新)が道兼(玉置玲央)にかけるねぎらいの言葉も、どうもうさん臭い。何せ道家(段田安則)の息子ですからね。
次週予告ではまひろと道兼が会話をしているではないですか!母の仇とですよ。何があったのだろう?
◆◇#光る君へ 次回予告◇◆
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) February 11, 2024
第七回「おかしきことこそ」
2月18日(日)
[総合] 夜8時00分
[BS・BSP4K] 午後6時00分
[BSP4K] 午後0時15分
▼あらすじhttps://t.co/mS8j50ZQXl
▼相関図https://t.co/KjYd7zCERa pic.twitter.com/v9oExiF4xE
【私の光る君へ紀行】
あくどいことばかりしている道家だけど、陰陽師にはかなわない。なにせ夢を操っているからね。そんな底知れぬ力を持っている安倍晴明を祀る神社と言えば京都の晴明神社が人気だけど、安倍晴明は大阪・阿倍野が出身地で、そこにも安倍晴明神社がある。安倍晴明と狐の銅像があるのだけど、狐の精から生まれたとの伝承によるものだそうな。ほんまかいな。知らんけど。