2月3日(日)は、大阪天満宮で恵方巻のかぶりつきイベントの準備をしているのを見てから兵庫県の節分の豆まきをはしご。

宝塚市の中山寺では宝塚の人(実はよく知らない)が豆まき。いったん梅田に戻ってから次は尼崎市の大覚寺で尼崎を舞台にする狂言「大物の浦」の後に豆まき。両方とも豆は結構たくさんもらえた。

大阪天満宮→南森町駅→(大阪メトロ谷町線)→東梅田駅→阪急梅田駅→(阪急宝塚線)→中山観音駅→中山寺(豆まき)→中山観音駅→梅田駅→阪神スナックパーク(肉丼食べる。)→阪神梅田駅→(阪神本線)→尼崎駅→大覚寺(狂言・豆まき)→尼崎駅→梅田駅

14130歩(鉄道での移動が大半で、あまり歩いていない。)

いただいた御朱印

大覚寺

 

 

 

【大阪天満宮】

まずは大阪天満宮にお参り。ここでは豆まきはやらないのだけど、恵方巻を千人が一緒にかぶりつくという、いかにも大阪的なイベントや、のりの安売りがあるらしい。

境内では、スタッフとおぼしき、「海苔」と背中に書かれたジャンパーを来た人たちと巫女さんとかがミーティングやってる。

その向こうでは、おっちゃんやおばちゃんが行列を作っている。恵方巻かぶりつきなのか、のり安売りなのかは、わからない。

近くのカフェで卵トーストを食べてから地下鉄で梅田へ。

【中山寺に向かう。】

関西の節分にどこに行くべきか、かなり悩んでしまい、朝ドラ出演者(今年は安藤サクラと松坂慶子)が豆まきをする成田山不動尊(寝屋川市)か、鬼が踊るという廬山寺(京都市)か、と悩んだのだけど、まんぷくはえらく混むだろうし、京都には前日も吉田神社に行ったばかりだしということで、タカラジェンヌの豆まきが人気の中山寺に行くことにする。

きっとここも混むのだろうから早く行かねば。前日、吉田神社の鬼やらいを見に行って、開始時刻30分前では全然見えなかった経験があるので。

梅田から阪急に乗って中山観音駅へ。駅を出て歩くとすぐに中山寺の門前に着く。「星祭 節分会」の横断幕をくぐって境内に進む。このお寺は境内がとても広いのです。

本堂のまわりの広場が紅白の幕で飾られている。開始時刻をよく確認せずに来たのだけど、午後1時とのことで、まだ2時間ある。ちょっと早すぎたのか(笑)、まだ人はあまりいない。

まずは本堂にお参り。

すると、なんだかとてもかわいらしい、シュッとした感じの、ちょっと普通の人とは違う感じの女性の一行とすれ違う。あれ?これって、ひょっとして・・・

間違いない。

タカラジェンヌだ!

といっても、タカラヅカについてまったく知らないので、今の人たちの名前を知っているはずもない。(あとで調べたところでは、ここに出てくるのは、バリバリの人気者というわけではなく、養成学校の生徒、すなわち将来のスターらしい。)

このタカラジェンヌの三人と、こん棒を持っているのでおそらく鬼であろう三人がリハーサルを始める。なるほど、こんな感じなんですね。

まだ時間はあるので境内を回ってみましょう。本堂の後ろの石段を上っていく。本堂にいろいろな動物の絵が描かれているのがよくわかる。蟹が描かれているのが面白い。石段の上には五重塔と大師堂。この五重塔は屋根の裏が紫色で、これはなかなか面白い。この塔を遠くから見ても青く見えるのです。

本堂のところに戻ってから閻魔堂、寿老神、大黒堂を回ってさらに進むと広場になっていて、そこでお焚きあげをやっている。ここからの眺めはなかなか良い。本堂の前に戻ってここで待つことにする。

【中山寺の豆まき】

午後1時の少し前に豆が入っていると思われる箱が持ち込まれてきて、いよいよ始まる!という気分が高まる。

どう見てもピカチューのようなゆるキャラがお坊さんとともに現れる。ミウミウというらしい。

本堂にお坊さんたちが現れ、タカラジェンヌと思われる人たちが続く。もちろん、さっきと違ってそれらしい、つまり「観音」っぽい服装になっている。十一面観音と思われるゆるキャラもいる。「かんのんさま」という名前らしい。というか、そのまんまではないか。

曲が鳴り、合唱が聞こえる。タカラジェンヌ、つまり未来のスターたちの歌声なのでしょうか。

そこに鬼が登場。こん棒を振り回して暴れます。かんのんさまも両手を口に当てて怯えているようす。

この鬼と観音っぽいタカラジェンヌが会場の端の、豆まき場(と呼ぶのだろうか?)に移動。鬼がこん棒で観音を脅すそぶり。それを観音が御幣を左右に振って祓います。鬼たちは観客を向いて、反省して、胸に書いてある貧(とん)・瞋(じ)・痴(ち)の文字を外して福・禄・寿に変わります。観客も大喜び。

そして、豆まきが始まる。意外にもいくつか取れる。危ないので押し合わないで!危ないので下に落ちた豆を拾わないで!との声がかかる中、みんな一生懸命に豆に飛び付いている。入場制限をしたらしく、ぎゅうぎゅう詰めというわけではなく、そんなに危険な感じはしなかったのだけど、警備の方々はやはり大変なのでしょう。帽子で豆をキャッチする人もいて、なるほどその手があったか!と感心。

豆まきが終わり、タカラジェンヌが再び本堂に戻って音楽が流れて歌声が響く。

かんのんさまがなかなかかわいらしいというか不気味というか。

お寺の門前にある「魚安」で恵方巻を買う。

【尼崎へ】

いったん梅田に戻ってお昼を食べて、さてどうするか。特にたくさんアルイタワケデハナインダケド、なせか結構疲れた。ネットで関西の節分を調べると、尼崎で狂言をやっているらしい。梅田からだと阪神ですぐなので行ってみましょう。

【尼崎の大覚寺】

阪神の尼崎駅で降りて、寺町に向かう。このあたりは前にも来たことがあるけど、お寺が密集している。あちこちに節分ののぼりがたっているのだけど目指すのは大覚寺。

到着したらちょうど狂言の合間。山伏の護摩焚きが行われていて、なかなかの迫力。

からくり小屋があって、2階からからくり人形か出てくる仕組みになっているんだけど、1階には「芦刈」の夫婦が展示されている。

京に行って成功した妻が夫に会おうと戻ってきて、芦刈に身を落としていた夫と出会ったというお話、らしい。

からくり人形がおみくじを出すのもやっている。NHK「プロフェッショナル」の映像を流していて、ここの職人さんが取り上げられている。

狂言が始まる前にからくり小屋の2階が開いて、芦刈の人形が出てくる。

そのあと、いよいよ豆まき。前の舞台のほかに後ろの方からも豆がまかれるので、そちらの方からかなり拾えた。

駅に帰る途中には「首なし地蔵」というのがあるので寄ってみる。説明を読むと、「首なし」というより、「首だけ」なのではないかという気もする。お地蔵さまの首がなくなって、そのあとに首が見つかったもので、今は首だけここに残っているとのこと。ということは、「首なし地蔵」というよりも、「首だけ地蔵」では。

これで今日の散策はおしまい。

 

 

2月3日(日)の朝ごはんは、

大阪天満宮近くの「ウッフカフェ」の卵トースト

400円

ああ、卵のこってりまったり感がたまらなくうまい。卵を売りにしている店だけのことはある。

そういうお店でも、分煙がまったくなされていないのは、何と言うか。

 

 

 

 

2月3日(日)のお昼は、

梅田に戻って阪神スナックパークの「牛焼き みらく」で、牛たれ焼肉丼

味付けはかなり濃い。とにかく甘い。

 

 

2月3日(日)に中山寺(兵庫県宝塚市)の門前の「魚安」で恵方巻を買う。