1月24日は、奈良の若草山で山焼きが行われる。

昨年見に行って、とても面白かったので、今年も出かけることにして、昼間は奈良市内を散策することに。歩数が遂に初の五千歩(実は一度記録したことがあるにはあるんだが、リセットしたかどうかがはっきりしないところがあり、非公認記録ということで(笑))に到達するかと思ったんたが結局は49,004歩に留まる。

 

7時半に宿舎を出て桂川駅からJR京都線(東海道本線)で京都駅へ。近鉄近鉄線に乗り換えて大和西大寺駅へ。

称徳天皇(=孝謙天皇)陵や神功皇后陵に立ち寄ってから秋篠寺へ。ところで、2度即位した(重祚)天皇は2人いて(孝謙•称徳、皇極•斉明)、いずれも女帝なのだが、そもそもどうして諡が2つあるのだろう?という疑問を突然感じたのでした。それにしても、このお二人がともに悲惨な最期となったというのは、非常に示唆に富むのではあるまいか。

秋篠寺でびっくりしたのは、重要文化財の御本尊が本当に手が届きそうな所にあること。私はそんなことしませんが。御本尊は非常に素朴な、どっしりした印象。このお寺の一番人気は、伎芸天。でも、申し訳ないけど私はがっかりしました。傷みがかなり激しいんですもの。確かに優雅な感じはするけど。

このあたりで一万歩。

西大寺へ。こちらは先ほど陵に行った称徳天皇の勅願寺。各お堂と宝物館の共通拝観券は千円。四王堂の十一面観音像はかなり大きくてびっくり。周りの四天王の下に踏まれている邪鬼のみが当初のものとのこと。

愛染堂の愛染はかなり小さい。

本堂には以前一度拝観したことがあるのだが、あまりよく覚えていなかった(笑)。御本尊の釈迦如来は京都の嵯峨釈迦堂(せ清涼寺のとよく似ているように思うんだけど、どうでしょう。こちらのお堂の普賢菩薩の脇に立つ善財童子は、灰原健次郎の「兎の眼」で有名。確かに、兎の眼だ。

近鉄大和西大寺駅前のショッピングセンターならファミリーのうどん屋みやこや亭で大和野菜のねぎ入りうどんを食べてから平城宮跡へ。

朱雀門、第一次大極殿、遺構展示館を見物。無料というのはうれしい。広いなあ。

やはり、遺構の実物を見られるというのは迫力がある。しかし、苔が生えてきていてそれが原因不明というのは、いかがなものか。高松塚古墳壁画のカビを連想した。

ここで二万歩突破。

法華寺へ。正式名称は法華滅罪之寺。光明皇后創建の寺なのだが、秘仏の十一面観音像で有名。秘仏なので本物は見られず、江戸時代の模刻を拝観。この観音像の後背はかなり変わっていて、蓮の葉と蕾が刺さっているような感じ。驚いたのは、御本尊がこの十一面観音像ではなく、仏頭だということ。これはなかなか衝撃的。

すぐ近くの海龍王寺へ。こちらの御本尊も人気らしいのだが、実はよく見えないのだ。お寺の仏さまは暗かったり遠かったりしてよくわからないことが多くて、こちらもそう。ミニチュアの五重塔が面白い。門の周りの塀が崩れているのが何とも味わい深い。

コナベ、ウワナベ古墳の脇を歩いて市街地に入り、若草山に向かう。

古墳のあたりで三万歩。

午後6時15分から花火、6時半から山焼き。やはり、すごい迫力。

その後のダンスパフォーマンスも、なかなかすばらしい。せんとくんも登場して、平城京はみんな名前は知っているけどそれ以外知らない、といった衝撃的な歌詞の曲で踊る。すばらしい。

若草山にて四万歩。

JR奈良駅前で平宗の柿の葉ずしを買い、駅の改札内であんぱんを買い、JR奈良線で京都に戻る。

夕食は京都駅の麺串屋で牛丼とそばのセット。

いたいただいた御朱印

西大寺(四王堂、愛染堂、本堂)

法華寺

海龍王寺

49,004歩。