12月2日(土)は、紅葉を見に、京都の東山へ。

大阪駅→(新快速)→京都駅(第一旭でチャーシュー麺食べる。)→(市バス)→五条坂→清水寺→イノダコーヒ→八坂の塔→新日吉神宮→(手造りの洋食屋さん里でランチ。)→妙法院→智積院→八坂神社→フランソワ→京都駅→大阪駅

39309歩。これは、今の歩数計にしてから(1年くらい前からか?)の最大値で、大阪に来てからもちろん最大。これまでの最大は11月3日の吉野山散策の38845歩。2位は11月26日の京都洛北(曼殊院門跡、赤山禅院など)の34474歩。

まあ、落ち着いて考えれば、五条(清水寺)→七条(智積院)→四条(八坂神社)→八条(京都駅南側)という歩き方をするやつはいないなあ(笑)。

まずは京都の朝ごはん。といっても、今回はイノダコーヒとかではなく、朝5時開店の人気ラーメン店「第一旭」。いやあ、朝7時なのにこんなにラーメンを食うやつがいるとは(お前が言うな。)

 

京都駅近くの大人気ラーメン店「第一旭」で、チャーシュー麺。750円

京都府京都市下京区東塩小路向畑町845

朝5時開店のお店で、7時に着いたらすぐには入れず少し待つ。そして、出たときには、もう、6人もの行列が(笑)。

この店に来たら、特製ラーメンを注文する人が多いけど、あれって、要は単なる大盛りなのでは、と聞いたような気がするので、少し外してチャーシュー麺にする。でも、「ミニラーメン」を注文した人もいるなあ。それ、いいかも。

やはり、スープがおいしい。麺をぐびぐびすすりこむのを止められない。九条ねぎのせいか、スープの臭みを感じさせない。でも、朝からチャーシュー麺は無謀だったか。やや腹にこたえたのでした(笑)。

朝から餃子やキムチでビールをやっている人たちも結構いるけど(爆)。

 

バスで清水寺へ。ここは朝6時から開いているんだが、そんなに早くは行ったことがない。まあ、今回も紅葉を見に行くのだから8時くらいで良いでしょう。バスの中で、三十三間堂のところで「キイなんとかテンプルはここで降りるのか」と聞いている人がいるので、「キヨミズテンプルのことなら、ここではない。私も同じところに行くのだ。」とおそるおそる言ってみると、「オオ、アイルフォローユー」ってなことに。五条坂バス停で一緒に降りてから清水寺への坂を上っていくと、後ろにいない。ううむ、コミュニケーションに間違いが起きたか、と心配していたら、いつの間にやらだいぶ後ろの方を歩いている。大谷御廟にでも立ち寄っていたのだろうか。まあ、日本の評判を落とすようなことはしでかしてはいないようだと、勝手に日本代表になっていたのでした。

清水寺への参道はいつもは観光客、最近では特に中国からのお客でものすごい混雑になっているのだが、さすがに8時にはそんなこともなく、お店は開店の準備をしている。

清水寺境内もかなり空いている。おお、紅葉がやはりみごと。

そして、人が少ないためか、京都の街のながめがとても気持ち良い。

拝観料400円。前は300円だったのが最近値上げ(というのだろうか?)したのが記事になっていたのでした。とはいえ、400円というのは他と比べるとかなり安いと思う。

本堂いわゆる清水の舞台修復工事中で覆いがかかっているんだが、それでも舞台には出られるようになっている。まあ、清水寺に行ったのに舞台には出られませんでした、ということになったらまずいということなんでしょうか。とにかく、お客さんはここで写真を撮るわけです。ここから眺めることができるのが阿弥陀堂と奥の院。この二つのお堂は、私が以前京都にいたときにはずっと修復工事中だったのが今はきれいになっているのです。なるほど、こんな感じだったんだね。

本堂を出ると地主神社の入り口がある。まあ、今さら縁結びでもないけど、せっかくなのでお参りしましょう。大国主命(おおくにぬしのみこと)と立ったうさぎが出迎えてくれます。上っていくと、縁結びの石というのが二つある。まあ、ガイドブックに出ているやつで、一方の石から目をつぶったまま歩いていってもう一方の石にたどり着いたら結ばれるのだとか。そんなこと本当にやるやつ、いるのかしらと思うけど、まあ、いるんでしょうなあ。

ここの神社で見落としてはいけないのは拝殿、実際にはお守り販売所になっている建物の天井に描かれている龍(狩野派の誰かの作品のはず。)と、奥の方にある呪詛の跡。丑の時参りというやつで、藁人形に五寸釘を打ち付けた跡が残っているんです。縁結びということで華やかな境内の奥に実はそのような呪いの跡があるというのが、魔界京都の本質を象徴してきて、面白いではありませんか。

清水寺境内に戻ってさらに進むと阿弥陀堂と奥の院。先ほど書いたように、前は修復中だっので、お参りできたのはうれしい。今さら気づいたんだが、奥の院にも舞台があるんですね。

さらに進んで子安塔に。ここから本堂や三重の塔がよく見える。

音羽の滝に行ったけど、誰も滝に並んでいない。前のお守り販売所(というのだろうか。)の人に確認してから滝の水をひしゃくで汲んでいただく。ひしゃくがかなり長いので、結構力が要るのです。私が飲んでいたら、それを見ていた修学旅行のグループが続々と並んできた。そうです。いつもこの光景ですよ、ここは。

紅葉を眺めつつ進むと、舌切茶屋と忠僕茶屋。どちらも開店準備中。舌切茶屋の方が、近藤正臣さんの縁者の経営です。幕末史のいわれがあるお店。

参道を降り、三年坂を降りるとイノダコーヒがある。せっかくなのでここでくつろぐ。

 

京都東山・三年坂の下にある「イノダコーヒ」で、オリジナルブレンドの「アラビアの真珠」。

京都府京都市東山区清水3-334

ミルクと砂糖を入れて飲むのが正しい。確かにおいしい。

 

さらに進んで二年坂を降りてから高台寺の入り口へ上る。ここの霊山観音にはまだ入ったことがないのです。ここはここで興味深いんだが、まあ、またのことにしましょう。駐車場脇に新しい建物ができていて、入ってみたら、お釈迦様の涅槃図を360度で見られるようにした(と書いても、わからんなあ。)、なかなか面白い建物になっている。お葬式もできるそうです。壁と天井だけでなくクーラーにまで描かれているというのがなかなか凝っている。

八坂の塔に向かってみると、おお!その手前にある八坂庚申堂がすごいにぎわい。前にはそんなに人がいなかったと思うんだが、最近、インスタ映えするということで人気になっているというのは知っていたんだが、本当にすごいことになっているのです。みんな、吊るし猿(猿に見立てた赤い飾り)と自撮りしている。私もやってみるけど、まわりはみんな若い女子ばかりなので、不審おっちゃんですな。

八坂の塔の中には入ったことがなかったので、せっかくなので入ってみる。拝観料400円

2階まで上がれるんだが、階段がすごく狭くて急。ほとんどはしご。2階の小窓からは外が見える。これはなかなかスリリングで面白い。後から上ってきた外国の方も「interesting!」と喜んでいる。こらはなかなか良いですよ。

さて、買い物を頼まれているので七条の甘春堂に行くんだが、バスや京阪電車に乗るのもかったるいので歩いていく。大谷御廟の前に来たのでせっかくなのでお参り。ここも紅葉がなかなか。親鸞上人の御廟前には多くの人がお参りしているのです。

さらに進んでいき、豊国神社前を通って甘春堂へ。買い物を済ませてから、せっかくなのでこのあたりを回りましょう。

まずは今日吉(いまひえ)神宮へ。あれ、どうして「神宮」なんだっけ?と思ったら、後白河天皇を合祀してからそう名乗っているのだそうです。ちょっとわかりにくい。こちらは狛犬ならぬ狛猿がパワースポットということになっています。江戸時代には豊臣秀吉を「樹下神社」として祀っていたとのこと。

パワーがあればさらに進んで豊国廟に上るんだが、ちょっとしんどいのでここから引き返す。途中、洋食店でお昼をいただく。

 

12月2日(土)の昼ごはんは、

京都東山の今日吉(いまひえ)神宮の手前の、京都女子大学に向かう坂道の、ホテルフォーシーズンの向かいにある「手造りの洋食屋さん 里」で、チキンステーキ。 790円

京都府京都市東山区妙法院前側町451-1

チキンはこってりしてなかなかおいしい。スープと書いてあるんだが実はたまねぎのみそ汁だといういうのも、なかなか。

オーダーをタブレットでやるというのは、チェーン店でないところ(たぶんそうだと思う。)としては、まだ珍しいのでなかろうか。

 

妙法院は建物には入れないけど、境内の一部を歩くことができ、ここの紅葉がなかなかすごい。

智積院へ。こちらが知られざる紅葉の名所というのはネット情報で知っていたんだが(その時点で、知られざる名所ではなくなっているんだが。)、確かにみごとです。拝観料を納めなくてもこれだけ楽しめるというのがすごい。ちなみに、今回は入らなかったけど、拝観料を納めて入ると、長谷川等伯のすごい襖絵(国宝)を見ることができます。

次は四条に向かう。途中、文化庁の事務所がある。文化庁の京都移転とかを担当しているのでしょうか。

八坂神社の正門(よくテレビに出てくるのは西門)から入り、お参り。やはり混んでいますね。

神社の近くに新しく祇園祭の展示施設ができたので立ち寄ってみる。漢字博物館と同じ建物。山鉾は、巡幸が終わるとすぐに壊されてしまうものなので、本来はこういう形でじっくり見ることができないんだが、これはうれしい。迫力ある紹介映像もあって、これは新たなおすすめスポットですね。無料だし(笑)。目疾(めやみ)地蔵(仲源寺)に立ち寄る。

今回、わざわざ四条に来たのは、前に行かなかった喫茶店「フランソワ」に行ってみようと思ってのこと。

なるほど、こういうお店ですか。静かじゃなくて、というか騒々しいんだが、クラシック音楽があまり意味ないんだが、そらでも落ち着けてしまうのが面白い。

部屋の中は、いかにも昭和。クラシックというか、レトロというか。

 

12月2日(土)のおやつは、

前に京都にいたときに行ってなかった有名喫茶店(建物が登録文化財)「フランソア」で、ケーキセット。ケーキはレアチーズ。1150円

京都府京都市下京区西木屋町通四条下ル

なんだ、いつも歩いていた場所(四条通り)からこんなに近くにあったんだ。

この店はケーキがおいしいということらしいのでケーキセットにしたんだが、まあ確かにレアチーズケーキもコーヒーも、まあ、おいしい。

それはともかく、いいですねえ、この、「昭和」な雰囲気。客はおっちゃんとおばちゃん。結構にぎやかにおしゃべりして、かかっているクラシック音楽なんか、みんな聞いていないんじゃないの?という感じ。このざわざわ感がなかなか良いではないですか。

前に新聞で読んだ情報では、文化財になっているなのは喫煙席の方とのことだったんだが今は全面禁煙になっているようだ。

 

 

ここの近くにある喫茶店「ソワレ」がインスタ映えするということで人気らしいんだが、そこはそのうち行こう。

火除天満宮や京都大神宮に立ち寄る。京都大神宮、前から怪しい雰囲気がただよっていると思っていたんだが、なんだかパワーアップしているような気がする。萌えキャラな巫女さんの絵馬やお守りを売っているのだけど、御朱印帳まである。ううむ、これは欲しい。でも、こんな御朱印帳、恥ずかしくて使えないぞ(笑)。

綾小路通りをたらたら歩いていき烏丸通りに出てから南に進む。因幡薬師(平等寺)にお参り。

前から思ってるんだが、この因幡薬師から南って、東西本願寺まで観光スポットが皆無なんですよね。それって、下京区は観光不毛地帯ということになるわけで、不思議なのです。

東本願寺は既に門がしまっていたけど、その前ではいちょうの葉のじゅうたん状態。こらはなかなかすばらしい。

ヨドバシカメラの上の大垣書店へ。やはり、大垣書店はいいなあ。京都本が山のようにある。また買ってしまった。

何か食べようと思ったんだが、どこも行列。結局、大阪行きのホームの立食いうどんで済ませて大阪に戻るのでした。

 

12月2日(土)の夕ごはんは、

京都駅大阪方面行きホームの立食いうどん店「麺家」(下り線ホームなので、「下がも店」と呼ばれているらしい。)で、鶏天うどん。490円

京都府京都市下京区東塩小路町657

とにかく、駅周辺に手ごろなお店がないんです。なので、最後の手段として、駅ホームに。まあ、うどんは、関西風にやわくて食べやすくい。コシは全くない。

 

 

いただいた御朱印

高台寺天満宮、青龍寺、法観寺(八坂の塔)