【我孫子で駅からハイキング】

 今日は、JR東日本の「駅からハイキング」で我孫子に行ったのだけれど、雨が降り始めたので途中で打ち切る。

 副題は「「物語の生まれるまち あびこ」を楽しむ散策コース」。

 「多くの文人たちを魅了した風光明媚な我孫子を、紅葉を楽しみながら散策するコースです」とのこと。

 

我孫子駅(ホームの弥生軒で、名物の唐揚げそば食べる。あまりにやばい。)→杉村楚人冠公園→嘉納治五郎別荘跡→志賀直哉邸跡→旧村川別荘→子之神大黒天→手賀大橋→水の館(カレー食べる。)→(雨が降ってきたのでここで駅ハイを打ち切る。)→我孫子駅柏駅→柏神社→かしわインフォメーションセンター(マンホールカードをいただく。)→柏駅→(東武野田線

 

 我孫子には一度来たことがあり(2020年10月)、今回のコースは前回歩いたのと重複している。我孫子は、昔の雰囲気をとどめた、落ち着いた感じの街。

 帰りに柏から東武野田線に乗ったのだが、雨が降っていないようなので柏の町をすこし歩く。ここで下車したのはたぶん初めてだと思うけど、予想外に賑やかな街。

 

(まずは弥生軒)

 常磐線の各駅停車で我孫子駅に到着。まずはこの駅の名物の弥生軒のそばを食べようと思ったのだけれど、あれ?閉まっている?

 別のホームにもお店があるようでそちらを眺めても、やはり閉まっている。

 土曜日だから閉まっている?コロナからまだ回復できていない?

 前回来た時には開いていたんだけど・・・

 

 とても当惑しつつ、まずは駅からハイキングの受付を済ませようと、改札の外に出る。

 受け付けでいろいろもらう。駅ハイのほかにも地元で何やら町歩きイベントをやっているらしくそれの案内もあるし、弥生軒を含めた駅ハイ特典があると書いてある。クーポン券を示すようにとのことなのだけれど、そのクーポン券がどれなのかわからない。できれば、簡単にわかるようにして欲しいのだが。

 ネットで調べても弥生軒は休日がないと書いてあるので、当惑をさらにしつつ再び改札内へ。

 常磐線快速のホームに行ってみると、あれ?閉まっているように見えたのは弁当の売り場だけで、その裏の方にそば店をやっているのか!これは気づかなかった。

 クーポン券がわからないので結局普通に券売機で券を買う。やはり唐揚げそばだよね。問題は1個か2個かという点だけれど、めったに来ないことを考えて2個にする。660円

 店内は左右に立ち食いスペースがあり、アクリル板で仕切ってあるので詰めて食べるというわけにもいかない。その点を見ながらそばを茹でているのだと思う。

 他のお客さんはやはり唐揚げが多いように思われるし、2個がスタンダードみたい。若い女性客も2個を注文している。わかめそばを注文する剛の者もいたけど(笑)

 ここに来ている客のひょっとしたら大半が鉄っちゃんなのだろうか?気のせいか、小太りの人が多いように感じる。

 

 それはともかく、肝心の唐揚げそば。

 やはり見た目がやばい。唐揚げにかぶりつく。1個だけでもかなりのボリューム。皮がかなり固い。最近歯の調子が良くないのでこんなにでかくて固いのは噛むのが結構大変。そばとつゆは普通の駅そば。関東なのでもちろんどっぷりと濃い茶色のつゆ。

 

 全体として、うまいのかどうかと聞かれると、それほどうまいとは思わない。でも、これ、名物ですから。やっぱり、これからも我孫子に来たらこれを食べるのだろうと思う。

 

 千葉県我孫子市本町2-4-3 JR我孫子駅 1・2番ホーム

 弥生軒 6号店 (やよいけん) - 我孫子/立ち食いそば | 食べログ (tabelog.com)

 

 
 

 そういえば、このお店が一時新京成線の新津田沼駅のホームに出店していた時期があったと思うのだけれど、すぐに撤退したはずで、あの立地ではお店は無理でしょう、ということだと思う。

 

(我孫子のハケの道を行く)

 いきなりすさまじく重いものを腹に入れてしまったわけだけれど、とにかくハイキングを始めましょう。

 どうやら明日が市議会議員選挙の投票日らしく、駅前にたすきを掛けた人がたくさん立っていていろいろ話をしている。この手の方々は今日の散歩のあちこちで見かけた。ご苦労様なことです。私はここの市民ではなく投票権がないのでなんとも。

 

 まずは駅の南の方に向かって歩き、大通りを左折するのだけれど、その交差点のところに小さな神社があるので立ち寄ってみる。八坂神社ですね。

 そこから左折した歩いて行くと、明治天皇がここで水を飲んだという井戸がある。さらに歩いて行くと右手の奥の方に神社がちらりと見えたのでそちらにお参り。こちらは香取神社。

 

 道の突き当たりを左折してから細い道のところで右折。本当にこんな細い道で良いのかな?と心配になるけれど、同じマップを手にした人が次々にやってくるのでたぶん良いのでしょう。

 歩いて行くと、案内表示がある。最初の目的地である杉村楚人冠記念館は左折するらしい。でも、次の目的地の白樺文学館は右とあるし、杉村楚人冠句碑も右の方。どうしたらよいのか悩んでまずは右の方に向かう。そうすると、杉村楚人冠句碑はこちらとの表示があり、そちらに行くと小さな公園があって、陶器製の句碑がある。

 というか、そもそも杉村楚人冠って、誰?どう読むの?説明が書かれていて、どうやら新聞記者らしい。今の新聞記者を連想するとこういう句碑やら記念館があるというのはいまいちピンと来ないのだが。

 記念館はこの公園から降りたところにあるらしい。先ほどのところで左折しても結局はこっちの方に上ってきたということか。

 特に楚人冠に関心があるというわけでもないのでここはこのくらいにする。

 

 元の道を進んでいくと、嘉納治五郎の銅像が立っている。ここに別荘があったらしい。今は見晴らしが良くないのだが、以前はここが手賀沼を見晴らせる高台になっていたということらしい。ここから趣のある狭い坂を下りていく。なかなか良い感じではないですか。

 降りきったところを左に進んでいくのだが、この道は高台の端っこにあることから、「ハケの道」と呼ぶらしい。そしてこのハケの道から上の方にいろいろな有名人というか文人というかの別荘がたくさん建ち並んでいたということ。

 

 ハケの道を歩いて行くと右側に白樺文学館があるのだが、特に関心があるわけではないのでここはスルー。

 

 そのすぐ先の左側に志賀直哉邸跡がある。

 邸のあった場所に印があるほか、書斎が復元されていて、この書斎で「暗夜行路」とかを書いたとのこと。ここから手賀沼を船で行き来していたらしい。

 志賀直哉って、高校の頃にはいくつか読んだと思うのだが、その後はたぶん読んでいないなあ。

 

 

 ハケの道を歩いて行くと左の方で湧き水がわいているところもある。昔はこれを飲料水に使っていたとのこと。

 さらに進むと旧村川別荘がある。無料で中を見られるようなのでせっかくなので入ってみる。平屋と2階建ての二つの建物が保存されている。さらに上ると駐車場に出られるのだが、この駐車場は隣接するお寺のもの。「子之神大黒天」と書いてある。そもそもどう読むのだろう?「ねのかみ」か?せっかくなのでそちらのお寺にお参りしようと行ってみる。七五三で来ている人たちが本堂の前で熱心に写真撮影をしていて、ちょっとそこに割り込んでお参りできる感じではない。また後で来ることにしてとりあえず御朱印をいただく。300円書き置き。

 

 再び旧村川別荘に戻り、二階建てになっている建物の方から入る。中にはボランティアの人がいていろいろ説明してくれる。眺めが良かったであろう部屋がある。今は木が邪魔をしたり建物があったりするので手賀沼は見えないのだけれど。この「村川」というのは西洋史学者の村川堅固とのことで、嘉納治五郎の教え子。その息子の村川堅太郎も西洋史学者で、本が並んでいるのだが、山川の教科書の他に、中公文庫の世界の歴史も並んでいる。ああ、この本なら高校生の頃に読んだ。

 平屋の方にも入ってみる。

 

 

 もう一度、子之神大黒天に上り、ちゃんとお参りする。

 

(手賀大橋)

 すこし歩くと大通りに出て、右折すると手賀大橋。右の方には高校もあるし、道路沿いにはいろいろお店がある。おそらくこのあたりは大正時代には田んぼで、だから先ほどの村川別荘からはその先の手賀沼がよく見えたわけです。

 

 手賀大橋を渡った先は柏市。そっちには天然温泉のスーパー銭湯があるらしい。大いに心引かれるけど、今日はあくまでも駅ハイ。まずはそちらを歩きましょう。ということで、橋の途中で引き返して親水公園へ。

 
 

 
 

 公園には手賀沼を五千分の一にしたというものもあったりしてなかなか面白い。

 公園では農業祭をやっていて、なかなか立派な野菜が並んでいる。すごくでかい。

 と思っていたら、ぽつんと当たった。予報では大丈夫なはずだったのだけれど。

 

 とにかく、水の館に入ってみましょう。そろそろお腹も空いてきたし。

 

(お昼はカレー)

 この「水の館」内の農家レストラン「米舞亭」には前にも来ていて、その時は海鮮フライの定食を食べた。今回は、米舞カレー 800円

 辛さ控えめのやさしい味のルーがどっさり。茹でたり揚げたりした野菜のトッピングが甘くておいしい。

 ここは食券を自動販売機で買ってそれを持って行って、呼び出しベルを渡される仕組み。気になったのは、注文したものと違うものが出てきた、という話が複数回あったこと。油淋鶏と豚肉生姜焼きを取り違えたといった話。私はカレーで問題なかったのだけれど。そんなにたくさんの人がいて混んでいるというわけではないし、毎日営業しているお店なのだから、そのような取り違えがこんなに短時間で複数起きるのはちょっとまずいような気がする。

 

 千葉県我孫子市高野山新田193 手賀沼親水広場・水の館 1F

 旬菜厨房 米舞亭 (シュンサイチュウボウ マイマイテイ) - 天王台/日本料理 | 食べログ (tabelog.com)

 

 

 この建物では農産物の直売もやっていて、せっかくなので麦味噌を買った。アド街で我孫子を取り上げたときに出てきた味噌会社とのこと。

 

(雨で中断)

 ここから北に向かう。駅でいえば天王台駅の方面です。まっすぐ行けば良さそうなものなのだけれど、途中で左にぐぐっと曲がるコースになっている。そこで、ぽつんと当たった。だんだん降ってきた。海女降りの時に散歩するのは得意ではない。残念だけれど駅ハイの完歩は断念して、このまま我孫子駅に向かって進むことにする。とは言え、歩いている人たちがあまり傘を差していないのは不思議なんですが。

 

 最初に駅から歩いてきて細い道に入り込んだ場所にまで戻ってきた。そのまま駅に向かっていくと、右手にけやきプラザというのがあるので気になってそちらに行ってみる。どうやら公的な団体とかが入居する多目的ホールみたいなもの。ここのベンチでしばらく休憩。我孫子駅はここからすぐ。

 

(柏)

 我孫子から柏に移動。駅内にベッカーズがあってそこに行列ができている。近々閉店するということで、どうやらここが最後のベッカーズらしく、それでたくさんの人が行列を作っているということ。

 

 

 

 柏にはたぶん初めて降りたのだけれど、駅の両側ともなかなかの賑わい。

 東側に降りてみてしばらく歩くと柏神社に着く。せっかくなので御朱印をいただくのだけれど、ここは御朱印の種類がとても豊富。ここまで派手にしなくても、と思うほど。今回はノーマルなのをいただく。500円書き置き。

 

 

 面白いのは、「10キロ以内で御朱印をいただける神社」という手書きのマップが貼られていたこと。これはなかなか親切と言って良いのではないでしょうか。

 

 調べると、マンホールカードもあるようなので、柏駅隣のkamonかしわインフォメーションセンター(ファミリかしわ3階)に行って、カードをいただく。 デザインは、カシワ(市の木オナガ市の鳥カタクリシバザクラ市の花。市章 は「かしわ」の文字。

 

 

 

 ここから東武野田線(アーバンパークライン)に乗って、今日の散歩はおしまい。

 

【今日の天気】晴れのち曇り

 午前中は晴れていて、冬の格好をして歩いていたら結構暑い。他に歩いている人たちはそれほど厚着でもなさそうでこれは失敗したと思っていたら昼過ぎから急に寒くなってきてちょうど良くなった。一時雨がぱらついたのだがほとんどの人は傘を差していない。

【今日の一日】6:20起床 23:30就寝  

【今日の体調】体重 74.6㎏ 体脂肪率 19.6% 内臓脂肪レベル 11 皮下脂肪率 15.8% 基礎代謝 1,591㎉ BMI 25.7 筋肉レベル 8 骨レベル 8 体組成年齢 50歳 バランス年齢 50歳

 朝の血圧 139-91     

【今日の歩数】24,268歩 17.0㎞

 

【朝ごはん】唐揚げそば

我孫子駅常磐線(快速)ホームの「弥生軒」で、唐揚げそば(2個)660円

 

【昼ごはん】カレー

【カフェ】サンマルクカフェでアメリカン

 

【夕ごはん】焼肉