「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」

9月のお話会を行いました。

 

参加は12名、

今回は、チャレンジスクールに通っている生徒さんに

経験者として参加してもらいました。

 

前半は、全体での懇談会、

後半は、チャレンジスクールの生徒さんに

受験のことや学校のことなどをお話していただきました。

 

そのあとは、保護者のみなさんのさまざまな質問に

答えてもらいました。

 

勉強はしていなくても大丈夫なこと、

チャレンジスクールでも友達は普通にできること、

ときどきサボっても許される雰囲気なこと……

など、話してくれて、

 

今、不登校に悩む方も少し安心できたのではないかと

思います。

 

経験者として参加してくれる生徒さんたちは

本当にしっかりしていていつも感心させられます。

 

今不登校のお子さんにも、

それだけのポテンシャルがあることを

理解してもらえるといいな、と思います。

 

 

子どもが不登校になってから

どのくらい時間が経っているかどうかで保護者の苦しみは

変わってきます。

 

親のメンタルがやられる……という話を聞くと

初めて長男が不登校になったばかりのころの

自分の気持ちが思い出されます。

 

徐々に、学校へ行かないことに慣れてきて

イライラすることもなくなり

子どもが幸せな気持ちで過ごしてくれればそれでいい、

と思うようになっていくのですが

 

そういう気持ちになるには

やっぱり長い年月がかかるのだと思います。

 

繰り返し、同じことで悩む人が後を絶たないのが

やるせないなあ、と思います。

今の状態がずっと続くことはなく、

必ず何らかの動きが出てくるのですが

一方で、

動かない子どもにイライラするのも理解できます。

 

 

家に帰ってきて長男にもちょっと聞いてみました。

 

「夜は行くって言うのに、朝になると不機嫌になって

行かないと言う。

『行く行く詐欺」だ」

 

という、保護者がいた、という話をしたら

 

「そりゃ、お母さんの言うことが正論だ」

と笑っていました 笑

 

そして、

「夜は行けそうな気がするし行くつもりなんだけど

朝、目が覚めると行きたくない気持ちでいっぱいに

なるんだよね」

と。

 

それが本当のところだと思います。

 

「行けないときに、何も言わないでいてくれると

助かった」

とも、言っていました。

 

「助かる」という気持ちが

子どもの元気を引き出してくれると思います。

 

親が変わらないと、子どもの元気が出てこないことが

少しずつでも理解できるようになるといいな、と思います。