「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」

7月のお話会を行いました。

 

参加人数は9名でした。

 

実は、スタッフが都合により一名参加できなくなったため、

これからは経験者の高校生や大学生に協力してもらおうかと

考えています。

 

手始めに(?)、今回はうちの次男に協力をお願いしました。

 

次男は、小学校・中学校の不登校を経て

通信制高校webコースを卒業し、

現在は通信制大学1年生です。

 

小学生のころから家にいるせいか、

基本的に家から出ないのですが、

ミモザの花のイベントなどはよく手伝ってくれます。

 

最近は、自分がお世話になったフリースクールのお手伝いに

時々行くようになり、外出する回数が増えてきました。

 

保護者の方からの質問に、

 

「お友達の影響で外に出るようになったんですか?」

「ずっと家なんで、友達なんかいないっすよ」

 

「親にしてほしいことはなんでしたか?」

「ほっといてほしいっすね」

 

笑 淡々と答えていました。

 

それでも、中学時代はすべてに絶望していたこと、

焦りが強いけどどうしていいかわからなかったこと、

何かしないといけないけど何も手につかなかったこと……

など、不登校のときの気持ちをいろいろ話してくれました。

 

少し先を行くお兄さんとして

今、苦しんでいる子どもたちの参考になるのではないかと

思います。

 

本当は、保護者ではなく

子どもたち本人が、こういう不登校経験者の話に

触れられるとよいな、と思っています。

 

参加者の中にも

「親が言ってもダメなので、

次男さんのような人と話ができれば

子どもも救われるような気がする」

と言ってくださる方がいました。

 

生きていくことは本当に苦しいことだと思います。

うちの次男だって、実はまだまだ苦しんでいるところです。

 

それでも、学校だけがすべてじゃないことを知っていれば

救われることもあると思います。

 

今苦しんでいる子どもたちに、

いろいろな道があることを知ってほしいと願います。