「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」1月のお話会を開催しました。

 

年齢も小学生から高校生と幅広く、
お話会を開くたびに
不登校の子どもが増えていることを実感します。

今回は、「子どもがどう働きかけても動かない」ということについてです。

カウンセリングや通信制高校の見学、
医療機関など、親が心配してどんなに働きかけても
子どもが動かない、という悩みです。

何をしても動かなくて手詰まり状態……、

という親御さんの気持ち、痛いほどわかります。。。
私も、初めて長男が不登校になったとき
本当に、ジタバタしていろいろなことを提案したものです。

そして、結果として

「動かないときは動かない」

と、いうことを学びました。

身もふたもない^^;

でも、動けない、ということは
「今は、動ける状態ではない」

ということなのだと思います。

学校へ行けない自分を責めて、自信を無くしている状態。
動かないことで必死に自分を守っている状態。
親が自分をコントロールしようとすることへの反発。
そして、親の提案を受け入れられない自分をまた責めてしまう。。。


親が心配して言ってくれているのがわかるだけに
申し訳なさも半端ないのでしょう。

親がいろいろ提案することで、
子どもはその都度、本当に疲弊してしまうのです。

子どもが不登校になると、保護者は
「一生このままだったらどうしよう」
「このまま引きこもりになってしまう」
と、不安になるものです。

でも、子どもは少しずつ成長しています。
特に、不登校になる子はものごとを深く考える子が多く
自分なりに考えて解決策を見つけ出していきます。

そのペースは子どもによってさまざまですが、
確実に言えることは

「動けないときは、そっとしておく」
ということです。

子どもを焦らすようなことはせず、
ただただ一緒にいて、子どもが安心して過ごせるよう
環境を整えることです。

その方が、結果的に子どもが早く回復していくはずです。